2009年7月 6日 (月)

いつまでも強く元気で!

男性はいつまでも強く、女性はいつまでも美しくありたいのは世の常で、高齢の方が若々しく過ごされる秘訣かと思います。

以前からお越しの84歳の男性Hさん、年齢的には言いにくいのですがと言いながら「もっと強くなるため、何かありませんか」というご要望に応えて<霊鹿参>をお勧めしました。

最初の頃はあまり効果がないようでしたが、根気よく1年以上使われていたので、その後の状況をお伺いしたところ、効果はあったとのこと。

この薬は身体全体が元気になったと喜んでいただきました。<霊鹿参>は補腎+補陽薬の<鹿茸>と、補気薬の<紅参>が組み合わされたお薬で、特に鹿茸は昔から強壮剤として用いられています。

なお、いずれも温めるお薬ですので、高血圧の方にはお勧めできません。

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2009年6月27日 (土)

不眠の漢方

寝つかれない、寝ても短時間で目が覚めてしまい、その後眠れず困る、夢をよく見て眠った気がしないなど、不眠も様々なケースがあります。

また、比較的若い方の不眠は改善しやすいのですが、高齢者の不眠はなかなか改善しません。というか、睡眠時間自体短くても足りるようで、さらに早い時間に就寝されるため早朝に目覚めるケースもあります。

42歳の女性Sさんは3年前から不眠で、特に最近酷くなってきたと相談に来られました。

普段は11時半ころに寝つき、3時半に目が覚めるという、いわゆる<中途覚醒>で、その後考え事をして、寝つかれないとのこと。

冷え症で、胃弱、神経質な面があるようでしたので<桂枝加竜骨牡蠣湯>をお使いいただきました。

飲み始めて1週間過ぎた頃から少し変化が出始め、目覚めたあとも再び眠れるようになったと報告をいただきましが、長い間の症状ですので、薬はしばらく続けていただくことにしました。

不眠症は短期間で改善することが少なく、このケースは良い例となりました。

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2009年6月24日 (水)

パニック障害が改善

10年前に家庭のトラブルでパニック障害になられた女性Yさん、その後海外でお過ごしでしたが、日本に帰ってこられたついでに当店にお越しになりました。

そのときの症状は、外出すると気分が悪くなり、息苦しくなり、ゲップがたまり苦しくなるとともに、動悸が始まります。電車やバスには一人では乗れないとのこと。また咽の違和感があり、食道が引きつるような感じもあります。当然、安定剤をお使いになっているのですが、それでも改善せず、困っておられました。

そこで漢方薬は、<甘麦大棗湯>や<抑肝散>などをお使いいただきました。

そして海外に帰られて1ヵ月、胃や咽の違和感が楽になり、緊張感も軽減してきました。

2ヵ月後には不安感が軽減し、一人で20分間地下鉄に乗れたとのこと。

『10 年間も辛い生活をしていたので普通にお買い物に行ける事や電車に乗れて人に会いに行けたりできた事がとても幸せに感じます』と喜びのメールをいただきました。

まだ服薬2ヶ月ですが、これだけ効果を実感していただき、本当に良かったです。

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2009年6月18日 (木)

再び便秘の話

10年来の頑固な便秘でお困りの女性Kさん、いろいろな便秘薬をお使いになり、最終はセンナの葉をお使いになったのですが、それも効かなくなって相談に来られました。

最初は<桃核承気湯>をお使いいただき、血流が良くなったのか便通も良くなりました。

その後、動悸や頻脈があり、おなかも冷えているとのことでしたので、さらに<婦宝当帰膠>を併用していただきました。結果、おなかが温まるとともに、便通はさらに良くなり、動悸も軽減して喜んでいただきました。

婦宝当帰膠>には動悸に対する効能はありませんが、身体が温まることで全身の状態が良くなり、様々な症状に効果を現したようですね。

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2009年6月10日 (水)

便秘薬が要らない便秘

便秘の原因は様々ですが、ついその原因を探らずに便秘薬を使ってしまうことがあります。

24歳の女性Nさんは長い間便秘がちで、冷え症があり、お肌も乾燥気味とのことで、お母さんが代りにこられました。冷え症や乾燥肌などがあり、まずは<婦宝当帰膠>をお勧めし、合わせて便秘薬の<大甘丸>をお使いいただきました。

その2週間後ご本人が来られ、便秘薬は少量でも軟便になるとのこと。そこで、<婦宝当帰膠>でお腹も温まり、腸の働きも良くなって、便通も改善されたようなので、便秘薬は使わないようにしていただきました。

このように、<婦宝当帰膠>をお使いいただいた方の多くが、便秘薬を使わなくても便通がよくなるとの話をよく聞きます。

便秘は便秘薬を使うだけでなく、体質改善によって根本治療することが大事なのです。

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2009年6月 8日 (月)

若い方の飛蚊症

飛蚊症は比較的中高年の方によく見られます。でも年齢に限ったものでなく、若い方でも目を酷使する方に時々見られます。

35歳のSさんは、1年前から疲れると目の中に黒点が現れるので相談に来られました。特に他の疾患はなく、パソコンを使われていて、目が疲れてくると出てくるようだとのこと。

そこで疲れ目のファーストチョイス<杞菊地黄丸>をお使いいただきました。

1ヵ月後の今日来られ、状態をお聞きすると、目が疲れにくくなり、飛蚊症も軽減してきたようでした。若い方の症状には比較的早く効果が見られるようです。

なお、飛蚊症に使う漢方薬は他にもあり、体質により選択することが大切なのです。

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2009年5月23日 (土)

高齢者の頻尿

年齢とともに夜間にトイレに行く回数は増えるものですですが、それも3回を超えると睡眠に影響します。そうでなくても高齢者は不眠がちで、早く目が覚めたり、途中で何度も目が覚めることが多いものです。

83歳の女性Hさん、夜は2時間ごとにトイレに行きたくなるのですが、1回の尿量は少ししか出ず、最近は昼間も回数が多くなってきたので、相談に来られました。

詳しくお聞きすると、冷え症はなく、便秘気味、残尿感もないとのこと。

そこで漢方薬は、補腎と利水効果のある<牛車腎気丸>と補気升提効果の<補中益気湯>をお使いいただきました。 2週間程度で効果が見られるものと思われます。

高齢の方にはよく<八味丸>が使われますが、時々胃もたれや下痢などの胃腸症状が見られますので、その予防のためにも<補中益気湯>などの胃腸の漢方薬を併用することがよくあります。

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2009年5月22日 (金)

麻黄湯とインフルエンザ

最近インフルエンザが急激に広がり、マスクの問い合わせが集中しています。当店は 漢方専門ですのでマスクの取扱いはありませんが、それでも聞いてこられるのです。

さて、インフルエンザの漢方薬としては<麻黄湯>がよく知られます。

2005年の東洋 医学会での、自衛隊仙台病院の窪先生の発表によりますと、麻黄湯は小児インフルエ ンザの発熱時間短縮に有意な効果を示したとのこと。

治療開始してから解熱するまで の時間は、タミフル投与群では平均31.9時間、

麻黄湯+タミフル併用群では平均21.9 時間、

麻黄湯単独群では17.7時間

で解熱効果が得られたという結果です。

麻黄湯は発汗による解熱作用があるだけでなく、麻黄がA型インフルエンザウイルス の発育を阻止するとの報告もあります。

先日新聞に紹介されたようで、お問い合わせや購入に来られる方も増えています。

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2009年5月12日 (火)

久しぶりのご来店

昨日は、ずっと以前にお越しいただいた方が再び来られるという嬉しい日でした。

1人目は女性のJさん、9年前にめまいの相談で来られ、短期間に改善して、それ以来年に何回か来られていたのですが、2年ぶりに少しめまいが再発し、<真武湯>を求めてこられました。

2人目の方は、8年前に子供さんのニキビで来られていたTさん、<荊芥連翹湯>を続けておられたのですが、今回はダイエット相談で4年ぶりにお越しいただきました。

そして3人目のTさんもお肌のトラブルで来られていたのですが、今回は2年ぶりにご主人の相談で来ていただきました。脂質肌のトラブルとのことで、体質から判断し、胃腸機能が関連していると捉え<香砂六君子湯>をお使いいただきました。

当店のことを覚えていただき、記録も残っているので、安心してお越しいただけることは嬉しいものです。

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2009年5月 3日 (日)

強い疲労倦怠感

疲労倦怠感は誰にでもあり、病気としては扱われないものですが、それも酷くなると日常生活に支障を来たします。

45歳のSさんは昨年の秋から育児や家事や仕事など忙しく、疲れが酷くなり、休んでも改善の兆しがないので相談に来られました。

詳しくお聞きすると、めまいや下痢、食欲の低下、まぶたが落ちてくる感じなどがあるとのこと。また食後は2時間は横にならないと動けないほど疲れきっていて、体重はこの間6kgも減少したとのことでした。

そこでまずは食欲を増し、美味しく食べて元気をつけること、そして身体のエネルギーを高めるように、<補中益気丸>と<参馬補腎丸>をお使いいただきました。2週間後、身体がとても楽になったと報告を受け、さらに継続していただきました。1ヵ月後には食欲も増し、食後に寝なくても身体が動くようになり、喜んでいただきました。

疲労の回復には、まずは胃腸機能を高めることでエネルギーを高めることが大切なことを実感しました。

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2009年5月 1日 (金)

前立腺肥大による頻尿

65歳のTさんは前立腺肥大のためスッキリと排尿できず、5年程前から夜間のトイレ回数が3~4回で、冬はそれ以上になることもあって困っておられました。

病院では尿道を広げる手術を勧められたが気が乗らないので相談に来られました。

そこで漢方薬は<牛車腎気丸>をお勧めし、1ヶ月使っていただいたところ、夜間のトイレ回数が2回ほどに減少し、さらに1ヵ月後には夜間に1回だけのときもあるようになって、良く眠れると喜んでいただきました。

牛車腎気丸>は身体を温めるとともに、排尿をスムースにする効果があり、このようなケースにはよく使う漢方薬です。

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2009年4月14日 (火)

脇の痛み

70歳のOさんは昨年9月ごろより、脇の部分が痛み始めその痛みが身体の前後に広がり、寝返りすると痛みで目がさめるほどでした。

病院で血液検査やCTを受けても異常なく、鍼灸院や整骨院など8箇所も行ったが、改善の兆しがないので、最後の望みをかけて当店に来られました。

話し始めてすぐに『胸脇苦満』だなと思い、何かストレスを受けることはありますかと言うと、昨年から家族の方の病気ですごく悩んでいるとのこと。そこでこの痛みはストレスによる筋肉の緊張しかないと考え、柴胡剤を使っていただきました。

1週間後再来され、薬を飲み始めて3日でほとんどの痛みは無くなり、よく効いたと驚かれました。すでにストレスとの関係である事が説明してありましたので、納得していただきました。

胸脇部の痛みは西洋医学では不明なものが多いのですが、漢方ではすぐに『胸脇苦満』が判別できます。Oさんももっと早く来ておられたら、長い間辛い思いをすることが無かったのですが・・同じお悩みの方は、ぜひ漢方をお試しください。

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2009年4月10日 (金)

気分が不安定になる春

43歳のTさんは元々ストレスを受けやすい性質で、気分が不安定になりやすく、以前にもパニック障害になったことがありました。

特に春先はイライラしたり、過緊張になったりするとのことで、以前から<抑肝散加半夏陳皮>をお使いになっていました。不調なときだけ使っても、気分が安定すると言われています。

そういえば当店にお越しの男性のSさんも<抑肝散加半夏陳皮>を使われてから3年が経過しています。お2人ともご自分に合う薬を上手に使われています。

なおこの<抑肝散加半夏陳皮>は、最近認知症の漢方薬としてよく知られるようになりましたが、以前から使われている優れた処方なのです。

http://www.kanpou.info/blog/ichizen/2009/03/post-795.html

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2009年4月 8日 (水)

蕁麻疹が出なくなりました!

蕁麻疹の話は何度か書きましたが、今回は1日で症状が改善してお客様も当店も驚いた事例です。

27歳の女性Uさんは昨年後半の4ヶ月間、蕁麻疹に悩まされたのですが、1月に自然とでなくなりそのままにされていました。そして3月中旬から蕁麻疹が再発し、相談にこられました。

蕁麻疹の発生は、手首や肘、膝、肩などの関節部分と、フェイスラインなどで、毎日夕方から朝にかけて大きく脹れる膨疹とのことでした。痒みはなく、温まっても悪化することなく、生理周期にも関係ないとの事でした。

そこでまずは関節部位に発症するので、血流と関連していると考えて<桂枝茯苓丸>を、さらに夕方から発症するとのことで<柴胡剤>をお使いいただきました。

驚いたことに服用した日から蕁麻疹は出なくなり、1週間後に少しだけ発生したもののすぐに消えたとの報告を受けました。その後もしばらく続けていただくことで完治するものと思われます。

漢方薬もお薬が合えば即効性であることを確信する症例でした。

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2009年3月25日 (水)

喘息の咳と痰

64歳の男性のTさんは8年来の喘息で、ステロイド吸入剤などを続けてこられました。しかし痰がからんで出にくく、そのために突然に咳き込むことがあり、一度咳き込むと15分ほど続いて苦しいとの相談を受けました。

以前に同様の症状で<麦門冬湯>を4ヶ月間使われたが効果が無かったとのことで、今回は<清肺湯>をお使いいただきました。3ヵ月後、痰も咳も減少し、楽になって来たと喜んでいただきました。

清肺湯には粘る痰を潤す<麦門冬>も含まれますので、痰を伴う、長期に渡る咳にはお勧めの漢方薬です。症状によっては他の薬を併用することも多く、詳しくはご相談ください。

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2009年3月21日 (土)

蕁麻疹が短期に改善

蕁麻疹の原因は様々で、わからないケースもよくあります。

44歳の女性Fさんは3年間蕁麻疹があり、温度が急に変わると大きな蕁麻疹が出て赤くなり、痒みを伴うと相談に来られました。話を聞くと、肌が敏感で温度や環境に影響を受けやすい、漢方で言うところの<衛気虚>と考えられました。

そこで漢方薬は<衛益顆粒>と<桂枝湯>をお使いいただきました。2週間後に報告に来られ、薬を飲んだあくる日から蕁麻疹が消えて、それ以降でないとのことでした。あまりの早さに驚きでしたが、変わったことは何もしていないとのことでしたので、漢方薬が効いたとしか考えられません。

いずれにしても喜んでいただいたのですがこんなに早く効果が出るとは思っていないだけに、不思議な事例でした。

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2009年3月18日 (水)

緊張と頻尿

今年は景気が悪く、就職活動されている方は大変なことと思います。試験や面接というだけでも緊張するものですが、この時期は特に厳しいことと思います。

22歳の学生Yさんは元々神経性の頻尿があり、<清心蓮子飲>などの漢方薬をお使いいただいていましたが、さらに好きだったコーヒーを止めていただいたところ酷い頻尿はなくなりました。

年が明けてからは就職活動を始められ、そのための緊張によってまた頻尿が酷くなりました。そこで冷え症もあったので、今回は<真武湯>や<抑肝散>をお使いいただきました。

結果、服薬している時は楽になるとのこと。就職が決まるまで、この調子でいけたらいいのになと思っています。

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2009年3月10日 (火)

中年以降の乾燥肌

乾燥肌の相談は女性に多く見られますが、男性でも特に中年以降の方の相談があります。

58歳の男性Uさんは5年ほど前から乾燥肌が気になりだし、特に11月頃から悪化し、痒みがが出て困るとの相談を受けました。

既にご自分で<当帰飲子>という、乾燥肌に使う漢方薬を服用しておられましたがあまり改善しないとのことでした。そこで漢方薬は滋陰効果のある<八仙丸>などをお使いいただいたところ、3日目から痒みが軽減し始めました。

痒みに対する漢方薬は、血液不足のために皮膚に充分な血液が補われず乾燥する場合は<当帰飲子>を使いますが、高齢者などで肌に充分な水分が行き届かない場合は<八仙丸>を使います。またこれ以外には、血液の流れが悪い場合などでも痒みが生じますが、いずれも体質に合わせて漢方薬を選ぶことが大切なのです。

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2009年3月 5日 (木)

アルツハイマーと漢方薬

昨年の秋にアルツハイマーに<抑肝散>が効果があるとテレビ放映された時、何人かの方が求めて来られました。その作用を大阪大学の先生が研究された結果が発表されていました。

それによりますと、抑肝散がアルツハイマーの原因とされる脳の神経細胞の変異や細胞死を抑制する効果があるとのこと。

漢方では認知症に対していくつかの薬があり、学会でもたくさん発表されていますが、興奮や妄想や暴力的な方には<抑肝散>を用い、貧血傾向や物忘れ、不眠傾向の方には<帰脾湯>を、その他<当帰芍薬散>や<釣藤散>なども使われています。

いくら認知症に使われるといっても、その方の症状と体質に合う必要があります。ご相談ください。

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2009年3月 2日 (月)

花粉症の漢方薬

先週から花粉の飛散が多くなってきました。例年この時期だけ相談に来られるお客様もあり、いつも同じパターンで漢方薬を求めて行かれます。

Sさんは2年前に花粉症で相談に来られ、くしゃみと鼻水でお困りでしたので、<衛益顆粒>をお使いいただきました。それだけでほとんど治まっていたのですが、症状が強いときだけ<小青竜湯>を少し加えて服用されていました。また、咽が痛むときは<涼解楽>を頓服として使われると、すぐに楽になるとのことでした。

そして今年も今日お越しいただき、同じパターンで漢方薬を求めていかれました。

花粉症が適応症になっている漢方薬は無いのですが、その様々な症状改善を目的として使う漢方薬はたくさんあります。お気軽にご相談ください。

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2009年2月25日 (水)

耳鳴りとめまい

耳鳴りやめまいは漢方薬がよく効を奏します。

41歳の女性Jさんは耳でゴロゴロという音がしたり、ブーンという音が1週間以上続き、病院に行かれたものの改善せず相談に来られました。

耳鳴り以外にはあちこち頭痛がし、フラーとして倒れそうになるようなめまいがあり、また朝起きはボーとするなどの症状がありました。

そこでこの耳鳴りは<痰湿>に関連していると思われたので、<温胆湯>をお使いいただきました。その後しばらく来られなったのですが、2ヵ月後に他の相談に来られた時、先の耳鳴りは3日目に音がしなくなり、すっかり改善したことを告げられました。

耳鳴りは音の質や体質から捉えて漢方薬を考えると、若い方の場合は改善するケースが多くあります。

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2009年2月24日 (火)

膀胱炎と残尿感

女性に多い相談のひとつが膀胱炎です。

82歳の女性Hさんは以前から時々膀胱炎を起こされ、病院でも薬をもらっておられましたが残尿感がとれないので相談に来られました。

高齢であり、小柄で冷えやすいので、膀胱炎を起こさないような漢方が必要かと思われましたが、まずは症状の改善からということで、<五淋散>をお使いいただきました。

1週間後に再び来られ、残尿感はほとんどなくなったのですが、少し尿量が少ないように感じるとのことでしたので<猪苓湯>を少量併用していただくことにしました。症状がすっかりなくなれば、次は冷えをとる薬に変えることにしています。

膀胱炎の漢方薬は短期間で効果がはっきりし、喜ばれるケースが多々あります。

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2009年2月19日 (木)

貧血と疲労倦怠感

女性には貧血の方が多く見られます。

37歳の女性Mさん、貧血でHBが9.5しかなく、また疲れやすく、脱毛が多いので相談に来られました。

冷え症で、胃腸が弱く、立ちくらみがあり、生理の時は鎮痛剤を使っておられました。漢方で<気血両虚>の状態でしたが、まずは疲労倦怠感を改善したいとのことで、<ケイギョク>をお使いいただきました。

2週間後来られたときは、朝起きが楽になり、睡眠が良くなり、生理痛も楽になって鎮痛剤を使わなくても良かったとのことでした。短期間にこれだけ改善すると、本当に嬉しいものです。

今回お使いいただいたケイギョクは、人参と地黄を主成分とする製剤で、漢方では主に<肺腎陰虚>に使うのですが、その他、朝が起きられない方の漢方薬として喜ばれています。

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2009年2月18日 (水)

瞼の痙攣

眼瞼痙攣はストレスを受けやすい方によく見られ、西洋医学では筋弛緩作用を目的にボトックス注射などが行われますが、漢方でも同様に緊張を緩和するような漢方薬を用います。

以前からお越しの46歳の女性Mさん、昨年末は忙しく、疲れ目とともに瞼が痙攣するとの相談を受けました。その他、寝つきが悪い、足が痙攣を起こす、イライラする、などの症状もありましたので、<四物湯>や<抑肝散>をお使いいただきました。

その2週間後には少し楽になり、4週間後には症状は改善され薬は要らなくなりました。

症状の軽い時期は改善することが多いのですが、ボトックス注射を繰り返されている方の場合は、なかなか改善しないケースもあります。

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2009年2月12日 (木)

若い女性の耳鳴り

耳鳴りは老若男女にかかわらず、誰にでも発症するものですが、年代や体質的特長があり、それを手がかりに漢方薬を考えるケースがよくあります。

たとえば若い女性ですと貧血が原因かなとか、高齢者では年齢が関連しているかなどを考えます。あるいは仕事が忙しい方はストレスが原因の場合もあります。

41歳の女性Kさんは色白で、声が小さく、睡眠がよくなく、神経質な感じの方でした。耳鳴りは仕事に就いた頃から発症し、朝起きと夜にピーという音がする、生理の前に悪化するとの事でした。また、こめかみに頭痛がする、イライラが強いなど、ストレスと関連しているように思われましたので、漢方薬は<加味逍遥散>など、柴胡剤をお使いいただきました。

しばらくして、耳鳴りは小さくなり、昼はすっかり消えたとの事でした。

高齢者の耳鳴りは簡単には改善しませんが、若い方の耳鳴りは比較的早い変化が見られるケースが多いようです。早い時期に相談されることをお勧めします。

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2009年2月 6日 (金)

緑内障のご相談

昨年9月に視野狭窄が発症し、緑内障と診断を受けられた55歳の女性Sさん。

眼圧は高くないのですが、視野に雲状のものが見えたり、瞼が重く感じたり、こめかみの痛みがあり、肩や首に常に緊張感があるなど、頭部に様々な症状が見受けられました。

そこで、緑内障を直接改善するというのでなく、不快な症状改善に<釣藤散>をお使いいただきました。結果、飲み始めてすぐに肩や首のつまりが消え、緊張感もなくなりました。以前は首の後ろを押すと視野が明るくなるということでしたので、緊張と視野とが関連していると思われたのです。

お薬を使い始めてからは首の後ろを押すことも無く、不快感すべてが消えたと喜んでいただきました。

緑内障による視野狭窄には変化がありませんが、<杞菊地黄丸>を併用いただき、目の力をつけることで改善してくれればと期待しています。

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2009年2月 3日 (火)

打撲による内出血の改善

打撲にも使える漢方薬があります。

26歳の女性Kさんはダンスをしておられ、その中で身体を強く打つような振り付けがあり、その部位が内出血をおこしたので相談に来られました。

そこで打撲による脹れや痛みに使う<治打撲一方>をお使いいただきましたところ、10日間で内出血もきれいに消えたとのこと。さらにこれを飲んだためか、不順で来ていなかった生理がすぐに来たとの報告を受けました。直接効いたのかは定かではありませんが、成分の中には血のめぐりや気のめぐりを良くするものがあり、この薬が作用した可能性もあります。

漢方薬は全身の症状改善に繋がることを現す事例かとも思います。

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2009年1月30日 (金)

続・ニキビの改善

先日に続き、ニキビの話です。

24歳の女性Sさんは中学生の頃からニキビが出始め、最近は顔だけでなく全身に散在するようになりました。特に額には膿をもった大きな丘疹ができ、口周囲にも化膿性の丘疹がありました。皮膚科やエステなどいろいろやってきたがあまり改善しないとのことでした。

そこで、化膿性や、赤み、便秘気味などを考え、清熱解毒通便の作用を目的に、<涼血清営顆粒> <五涼華> <黄連解毒湯>などをお使いいただきました。

2週間後に再来された時には、大きな丘疹はなく、赤みの有った部分も黒くなって、改善の様子がみられました。長年のことですので全て消えるとは考えていませんが、短期間によくなったひとつの事例です。

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2009年1月29日 (木)

短期間でニキビが改善

ニキビの話はたくさん書いていますが、今回は短期間で改善したという、稀な話です。

23歳の女性Kさん、元々アレルギー体質で季節の変わり目や生理の前にニキビが悪化し、特に額の部分に赤みや痒みがよく出るといって相談に来られました。

お聞きしてみると、ストレスを受け易いタイプで、熱が身体にこもり易いという体質を考慮し、<柴胡清肝湯:サイセイン>をお使いいただきました。

その1ヵ月後には、生理の前でも悪化せず、綺麗なお肌を保ち続けられるようになったと、喜んでいただきました。

ニキビは簡単なようで難しく、また難しいようで簡単に改善するという、私にとっては独特の疾患で、毎回お客様から勉強させていただいています。

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2009年1月27日 (火)

気虚による頭痛

24歳のMさんは、頭痛や生理痛で困って相談にこられました。

貧血傾向があり、頭痛は頭頂部や前 頭部などに、朝起きた時と疲れた時に発症するとのこと。そこで冷え症や貧血の改善のため<婦宝当帰膠>をお使いいただき、さらに<補中益気湯>を併用していただきました。

元々<補中益気湯>は体力低下や胃腸機能低下などに使われるものですが、漢方では<気虚頭痛>といって 、疲れると生じる頭痛にはよく使われます。

Mさんはその後頭痛の頻度が減少し、悩まされる ことがなくなったようです。漢方薬は特定の効能だけでなく、全身の様々な症状に効果を発揮 することが特徴なのです。

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2009年1月24日 (土)

新薬副作用による便秘

67歳のKさんは、家庭の事情もあって自律神経失調症が長い間続いています。

当初は便秘で相談にこられ、長い間の<お血>による便秘とみて<桃核承気湯:トーガック>をお使いいただきました。それまでは様々な便秘薬を使われましたが、すべてお腹が渋ったり、下痢になったり、不快な状況が続いていましたが、桃核承気湯を使いだしてから毎日便通があり、気分的にも楽になったと喜んでいただきました。

その後状況が変わり、抗うつ剤が変化したため、再び酷い便秘になり、<トーガック>が全く効かなくなりました。そこで漢方薬は<大甘丸>に変更し、再び便通は改善さました。

便秘薬でも、漢方は様々な状況によって変わりますので直接ご相談下さい。

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2009年1月23日 (金)

緊張と不安感の改善に!

23歳の大学生Kさん、元々緊張しやすいタイプで、のぼせがあり、緊張すると吐き気がしたり、目が充血するなどの症状がありました。漢方でいうところの<肝気が高ぶる>ようでした。

以前にもメイラックスやデパスを使っておられたようですが、今年は就職のための大事な時期でもあり、また長距離バスに乗ったときや、映画館では特に不安になるので相談にこられました。

すでに医師からは抗不安薬を処方されていたのですが、頓服として使う程度で、根本治療薬を考えたいとのご相談でした。

そこで<抑肝散加陳皮半夏>を基本にして、しばらく漢方薬を使っていただいたところ気分が安定してきたとのこと、良かったです。すぐにすべて改善するとは思われませんが、少しずつでも良くなればと思っています。

Kさん、安心して取り組んでくださいね。

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2009年1月21日 (水)

女性に多い貧血

女性は生理があるために血液が失われ、貧血症状の方が多く見られます。

36歳の女性Oさん、貧血と低血圧で立ちくらみがあり、いつも軟便気味などの不調を訴えられていました。そこで<婦宝当帰膠>や<香砂六君子湯>をお使いいただき、身体を温め、胃腸の働きを強める漢方薬をお使いいただきました。

その1ヵ月後にご来店いただいたときは、身体は温まり、お腹の調子もよくなり、元気が出てきたとのこと。漢方薬は長期間飲まないと効かないと思っておられる方がほとんどですが、1ヶ月程度の短期間でも、症状が改善することはよく見られます。

症状や体質によって異なりますので、お気軽にご相談ください。

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2009年1月20日 (火)

耳で音が響く!

以前にも紹介した41歳の女性Oさん、耳鳴りや不安感などでご相談をいただいていましたが、その後音が耳で響くのが辛いとのことでした。

そこで、目がぼやける、瞼が重い、眠いなど、漢方で言う<気虚>の症状が見受けられましたので、<補中益気湯>お使いいただきました。その後、これらの症状はずいぶん楽になったのですが、お正月が明けてまた体調が変化し、様々な症状がでてきました。

このような自律神経にトラブルをもつ方の場合は、気分を安定させるような漢方薬以外に、<補中益気湯>などの補気剤や、<八味丸>などの補腎剤を併用することで改善するケースがみられます。

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2008年12月23日 (火)

ニキビのご相談

ニキビの相談はたくさんありますが、食生活の乱れや生理不順、睡眠不足、ストレスなどが関連しているケースがたくさんあります。

22歳の女性Kさんは、髪が触れる額部分に発赤、発疹、痒みがあり、特に季節の変わり目や生理の前に悪化するようでした。症状から、漢方でいう<風熱>や<肝鬱気滞>と捉えて、<柴胡清肝湯>を使いいただきました。2週間後、赤みや痒みはなくなり、1ヵ月後にはお肌の乾燥も改善し、喜んでいただきました。

女性にとって顔のニキビはとても気になるもので早く治して!と言われますが、今回はうまく行った事例でした。いつもこうだと良いのですが! なかなか改善しないケースもよくあります。

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2008年12月20日 (土)

男性にも更年期があります

45歳の男性Tさんは、身体が疲れやすく、精力も減退気味。また気分がイライラしたり、不眠傾向があり、朝方早く目が覚めて、その後は寝られない、時々動悸がするなど、様々な症状を訴えられました。また、のぼせやほてりもあり、舌は肝気の上昇を現すような紅舌でした。

これらの症状は女性の更年期の症状と同じとみて、<加味逍遥散>や<参馬補腎丸>をお使いいただきました。

1ヵ月後、イライラやほてり、乾燥感は少し改善してきましたが、睡眠は改善しないので今回は<柴胡加竜骨牡蛎湯>をお使いいただきましたが、すっかり改善するにはまだまだ時間がかかりそうです。

男性更年期はストレスを受けやすい方によく見られ、気長な対応が必要のように思われます。

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2008年12月18日 (木)

ビック病とは?

最近、病気の分類も細分化され、新しい病名が作られたり、呼称が変更されたりするケースが増えています。先日NHKの番組では、ビック病のことが放映されましたが、私も実はこの病名を初めて聞いたのです。

ビック病は第三の認知症ともいわれ、最近増加しているとのことです。
原因は脳の前頭葉の一部に萎縮がみられ、感情や行動に影響するもので、同じことを繰り返したり、暴力的になったり、反社会的行動をするようです。ただし物忘れの症状がないので認知症とは異なります。発症は働き盛りに多いようで、潜在患者数は2~3万人という説もあるそうです。

漢方では病名によらず、症状や体質で考えますので、想定できる漢方薬はあるのですが、果たしてその効果は? 相談があったときに検証したいと思います。

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2008年12月17日 (水)

目の奥の痛み

頭痛にもいろいろなケースがありますが、目の奥の痛みから始まって偏頭痛に繋がることもよく見られます。

37歳のIさんも、慢性的に頭痛があり、週のうち半分ほど頭痛に悩まされているとのことでした。肩こりからくる頭痛や、目の奥から来る頭痛などがあるとのことでした。

そこで<逍遥丸>と<杞菊地黄丸>を併用いただきましたところ、1ヶ月で眼の奥の痛みもほぼ無くなり、偏頭痛の日数も減り、鎮痛剤の服用回数も激減しました。

結果から考えますと、ストレスや疲れなどで<肝陰虚>や<気滞血お>が原因となっていたようです。漢方の頭痛薬もたくさんありますので、原因を探って、ぴったし合わせる事が肝心ですね。

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2008年11月28日 (金)

疲れやすい方に

36歳の女性Mさんは、貧血、冷え症、生理痛に加え脱毛が気になり、相談にこられました。

特に疲れやすいのも気になるとのことでしたので、人参地黄製剤の<ケイギョク>をお使いいただきました。

2週間後再び来られ、朝起きが楽になった、睡眠が良くなった、生理痛が鎮痛剤を飲まなくてもよい程度に軽減されたなど、様々な効果が見られ、喜んでいただきました。

この薬は私自身が5年以上飲んで、風邪を引かなくなり、疲れを知らなくなった実績があり、疲れやすい方のファーストチョイスとしています。

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2008年11月26日 (水)

よくある更年期の症状

52歳のNさんは、肩や背中のコリ、冷えのぼせ、ホットフラッシュ、イライラなど、いわゆる更年期に見られる代表的な症状を訴えられました。

そこで最も知れた<加味逍遥散>と<冠元顆粒>をお使いいただきましたところ、1ヶ月でのぼせ以外の症状は軽減され、かなり楽になりました。そこでのぼせの改善にと<杞菊地黄丸>に変更し継続していただいています。

杞菊地黄丸は疲れ目やかすみ目によく使いますが、漢方では<肝陽上亢>というのぼせ症状にもよく使います。1ヶ月後が楽しみです。

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2008年11月25日 (火)

朝方の頭痛

24歳の女性Mさんは、毎日朝起きに前頭部と頭頂部がジワーッと痛むと、相談に来られました。

舌苔はやや白苔で、少し水毒の傾向があるタイプでした。血圧も低く、冷え症、貧血とのことで、<婦宝当帰膠>と<半夏白朮天麻湯>をお使いいただきました。

その後、少しづつ楽になり、1ヶ月過ぎた頃には頭痛もなくなりました。Mさんの頭痛は比較的軽微なほうで、改善も早かったようですが、偏頭痛のような強い頭痛は漢方でも改善しないケースもあります。

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2008年11月21日 (金)

大きなニキビ

ニキビのご相談は、ホルモン変化の関連もあるためか女性に多いようです。

31歳の女性Oさんは額と頬に大きく赤いニキビができ、色白の肌だけに目立っていました。

生理の前に大きくなり、便秘気味のときはさらに悪化するとのことで、便秘に伴うニキビに使う<涼血清営顆粒>や、生理の周期に影響するため<加味逍遥散>、そして<五涼華>をお使いいただきました。

1ヶ月後から少しずつ改善し始め、背中のニキビはすっかりなくなり、顔のニキビは赤みが少なくなり、数も減少してきました。長い間の症状ですので、まだしばらくは時間がかかりそうですが、しっかりと治したいと取り組んでおられます。

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2008年11月19日 (水)

マラソンのための漢方

先日行われた「東京国際女子マラソン」に、当店のお客様Kさんが参加されました。

Kさんは子供さんもいる50歳のお母さんですが、見た目は40歳代で若々しく、さすがスポーツをやっている人は違うなあと思っていました。

Kさんは坐骨神経痛との診断を受け、腰や下肢が痛むのですが、このマラソンには出たいという目標をもっておられて、漢方で少しでも緩和できないかと8月に相談に来られました。

そこで痛みを緩和し、筋肉の緊張を緩和するため<芍薬甘草湯>や<芍薬甘草附子湯>などをお使いいただきました。そしてマラソン当日もスタート前に服薬して臨まれ、結果大きなトラブルも無く完走されました。この痛みは練習を重ねた結果の筋肉疲労によるものと思われますので、しばらく休養されると回復するものと思います。

昨日Kさんから「夏の初めに寄せてもらったときは、もうどうなることやら状態で真っ青でしたが、いろいろとお話させてもらったり、漢方を処方していただいたり、心がやすらぎました。」とのお礼のメールをいただき、自分のことのように嬉しい気持ちになりました。

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2008年11月12日 (水)

便秘は女性の大敵!

便秘は多くの女性に見られますが、「便秘はありませんか?」の質問に対し、2~3日に1回の場合は「ありません」と答えられるケースがあります。毎日便通があるのが普通という意識がないようです。

27歳のOさん、肌荒れ、冷え症、肩こり、額のニキビなどでご相談いただきましたが、便通を聞いてみると5日に1回位で、5日目になるとお腹が張って苦しくなるとのことでした。その結果血流が悪くなり、冷えを生じ、肌荒れやニキビを発症していることは明らかで、身体を温める<婦宝当帰膠>や、血流と便通を良くする<桂枝茯苓丸加大黄>をお使いいただきました。

ニキビのご相談は多くが便秘と関連しているケースがあり、まずは毎日排便からスタートです。Oさんも1週間もすれば身体がスッキリ軽くなることと思われます。

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2008年11月11日 (火)

アトピーは季節とともに

25歳のNさん、子供の頃からアトピーで、5年ほど前から悪化し始め、病院で治療を受けておられましたがあまり変化無く、当店に相談に来られました。

顔や首周りに赤みがあり、乾燥が強く、粉を吹くような状態でした。便秘気味でもあったので、まずは<涼血清営顆粒> と<荊芥連翹湯>をお使いいただき、2ヶ月で赤みも痒みも無くなりました。

その後乾燥だけは改善しないので今度は<当帰飲子>などに変更したところ、乾燥も徐々に改善しきれいな肌になってきました。

アトピーに限らず、症状の変化や季節の変化に応じて漢方薬を変えていくのが通常ですので、自己判断で購入せず、専門薬局にご相談されることが大切です。

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2008年11月10日 (月)

子供の風邪の季節

朝夕寒くなってくると子供の風邪の相談が増えます。特に幼稚園などで風邪をもらってきて、家族まで風邪が広がったというケースはよくあります。

子供の風邪は、咳や咽にからむ痰、ダラダラ流れる鼻水などが長引くというのが特徴ですが、漢方薬は長期に渡る風邪にも使えます。症状にによって薬は変わりますが、その前に風邪を引かない身体つくりとしてよく<黄耆建中湯>をお使いいただいています。

飲みだして2ヶ月ほどすると、今までよく風邪を引き、中耳炎を起こしていたのが無くなったと聞きます。

またハーブティの<板藍茶>も子供には強い味方!ご家族で移しあうことの無い様に、今から準備してください。

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2008年10月31日 (金)

皮膚の痒み

10月に入って皮膚の痒みを訴える方が増えてきました。原因は単なる乾燥による場合や、それ以外の皮膚トラブル、アトピーの方などです。

40歳の女性Fさんは2年前から首の後部や脇、口の周囲などが乾燥し、赤みを伴い痒みが増していました。痒みは季節や生理周期には関係なく、汗をかいた時や、身体が温まった時に悪化するとのこと。アレルギーの検査でも問題なく、原因不明で困っておられました。

そこでまずは口の周囲に出るとのことでしたので、胃腸機能を高める<香砂六君子湯>と痒み改善に<消風散>を使っていただきましたところ、2週間で痒みが出る回数が減ってきました。

その後は、根本は胃腸にあるとみて<香砂六君子湯>を基本にし、症状に応じてお薬を使っていただいていましたが、秋になり乾燥が酷くなってきましたので<当帰飲子>と<八仙丸>をお使いいただき、ほとんどの赤みと痒みがなくなりました。

元々の原因は明らかではありませんが、胃腸の弱いことや乾燥肌が関連していたのではと思われるます。

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2008年10月24日 (金)

更年期の症状には漢方!

50歳の女性Kさんは最近肩こりがひどく、のぼせやホットフラッシュも出始めたので相談に来られました。

Kさんは以前からお越しいただいていて漢方には親しんでおられたので、Kさんにあわせて<逍遥丸>と<杞菊地黄丸>をお使いいただきました。そして1ヵ月後、それらの症状はかなり改善し、楽になったと報告をいただきました。

漢方薬をお使いの方は、その効果を良く知っておられるので、すぐにお使いいただけるのですが、知らない方で困っておられる方もあると思われます。漢方の良さを知っていただきたいものです。

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2008年10月23日 (木)

クーラー冷えによる痛み

なぜか不思議なことに! 

暑がりの男性にはクーラーが当たらず、寒がりの女性にはまともにクーラーが当たるという職場環境が多いのは皮肉なものです。

32才の女性Hさんも、職場のクーラーが左腕に当たり、その部位が冷え切って8月頃から痛みが出始めました。当然冷えないように気をつけておられるのですが、それでも痛みは増すばかりで相談に来られました。

そこで漢方薬は、<桂枝加朮附湯>や<当帰四逆加呉茱萸生姜湯> <疎経活血湯>などをお使いいただきましたが、痛みは改善せず、ついにクーラーを使わない季節に入り、痛みがなくなりました。

この方は以前から低血圧で、冷え症があり、そのため血流が悪く痛みとなっていたようです。これからは身体全体を温める根本治療に変え、<婦宝当帰膠>を中心にお使いいただくようにしました。体質改善ができて、来年は痛みが出ないことを期待しています。

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2008年10月22日 (水)

風邪をひきやすい体質

朝夕寒くなってくると風邪をひきやすくなりますが、年間通して風邪をひきやすい方もよくあります。

40代の男性Hさんは、1ヶ月に2~3回風邪をひくことがあり、体質改善をしなくてはと相談を受けました。漢方薬よりも健康食品で気長に続けたいとのお考えで、<エスタフレッシュ>というプロポリスをお使いいただきました。

そして1ヵ月後には早速効果があったのか、風邪は1回だけ、さらに2ヶ月目は引かなかったとのことでした。その後<ケイギョク>を併用され、ますます調子が良い様子、本当に早い効果で驚きでした。

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2008年10月11日 (土)

婦宝当帰膠の事例を紹介します

当店のお客様が綴られているブログ<ど35生活>は、京都の美味しい店や美味しいもの、特にパンについてはダントツの種類が写真とともにアップされているという、食通+パン通には欠かせないものです。

そしていずれの写真も美味しさが溢れんばかり、アングルもプロ級の写真で構成されています。

以前にもこのブログに当店を紹介いただきましたが、

http://sanko35san.exblog.jp/9747902/

今回は婦宝当帰膠の効果を紹介いただきました。

http://sanko35san.exblog.jp/9886290/

さんこさんは以前から貧血気味でヘモグロビンの値が低かったのですが、2週間前から婦宝当帰膠の服用を再開され、検査を受けられたところ、数値が11.0まで改善したとのことでした。そしてさらに値を高めるべく、<胆煮>を作って頑張っておられます。元気の源はやはり食事ですね。

さんこさんは、元々飲食系のお仕事なので料理はお得意なのでしょうが、ブログからその香りが漂ってくるような迫力ある写真で、一挙に食欲がわいてくる<胃薬>のような?作品です。ぜひご覧ください。

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2008年10月10日 (金)

副鼻腔炎症状が短期に改善

34歳の女性Oさん、以前から副鼻腔炎で2箇所の病院で診察を受け、いずれも手術を勧められました。しかし時間的なこともあり、手術を受けなくてすめばと相談にこられました。

症状は右副鼻腔あたりが熱っぽく、頭痛を伴う、粘る後鼻漏もあり、病院では鎮痛剤や抗生物質をもらっていたが改善はしていないとのことでした。このようなケースはたくさんあり、Oさんには<荊芥連翹湯>をはじめ3種類の漢方薬をお使いいただきました。

そして14日後、早々にに効果有り、頭痛がなくなり、鼻も通ったとの報告でした。まだこれから時間をかけていくことになりますが、一つでも改善するとうれしいものと喜んでいただきました。

副鼻腔炎はこれまでもたくさんの方が短期間で楽になった例が有り、漢方が適する疾患と思います。

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2008年10月 8日 (水)

頭痛・頭重感

頭痛の漢方薬はたくさんあり、その使い分けも簡単なようで難しいものです。

44歳のYさんは、頭全体がボワーンと痛み、眉毛あたりを押すと気持ちが良いとのこと。また時には肩こりから後頭部にかけての頭痛もあるということでした。これは肩こりだけでは解決しないと思い、全体的な体質から考えることとし、冷え症、のぼせ、むくみ、舌が淡舌などの特徴から<当帰芍薬散>をお使いいただきました。

1週間ほどで冷えが少し楽になり、むくみも改善するとともに、頭痛も改善してきました。

ついつい頭痛という病名にとらわれて考えてしまうのですが、漢方はその方の全体を見て体質を判断することが重要であることを(当然のことなのですが)、この方を通じて再認識させていただきました。

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2008年10月 6日 (月)

老人性うつ病

認知症によく似た症状を現す老人性のうつ病は、外に出たくない、1日中ぼうっと過ごしている、居眠りをして夜は眠れない、物忘れが激しい、何もかも自分が悪いなどといって悔やむ、などの症状が見られます。

70歳の女性Kさんも、医師から抗うつ剤や安定剤を処方されていましたが、笑顔がない、外に出たくない、心臓の圧迫感、胸苦しいなどの症状が改善せず、相談を受けました。

そこで漢方薬は認知症にもよく使われる<加味帰脾湯>や、リラックスティの<シベリア人参茶>をお使いいただきました。加味帰脾湯は本来、貧血や不眠に用いられるものですが、このような使い方も一般的です。

1ヶ月ほど経過した後、Kさんの顔色はよくなり、悔やむことも少なくなり、そして外出するようになったと家族の方から報告を受けました。お薬が合ったようで、よかった事例となりました。

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2008年9月29日 (月)

副鼻腔炎で息苦しい

副鼻腔炎(蓄膿)の話は以前にも書きましたが、

http://www.kanpou.info/ichizen/index.php?id=07120012

同じような例を紹介します。

52歳の男性Wさんは1年ほど前から鼻が詰まり息苦しく、蓄膿のため鼻上部(副鼻腔)に違和感がありました。舌診では紅舌、黄膩苔の典型的な<湿熱体質>でしたので、このような方によく使う<鼻淵丸> <排膿散及湯> などをお使いいただきました。

2週間後、予想通り鼻の通りは良くなり、時に飲み忘れても息苦しさがでることがなくなりました。当然完治までは時間がかかりますが、鼻が通ると気分は良いようで、1日2回の服用で続けていくことになりました。

同じようなケースはたくさんあり、漢方薬はこの種のトラブルには即効性が期待できます。

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2008年9月27日 (土)

胃が重い

秋になって胃の不調を訴えられるケースが増えています。夏の間に冷たいものでお腹を冷やしたとか、夏と同じペースで水分を摂り、水分がオーバーするために軟便になるなどです。

33歳の女性Nさんは、胃が重くて動いていない感じがする、口内炎が長引いている、食後に胃が痛む、時にフラッとするなどを訴えられました。暑い時期に水分を摂りすぎ、胃腸の機能が低下していると思われたので、食滞や水滞に使う<平胃散>を使っていただいたところ、10日ほどでスッキリし、口内炎も治ってきました。その後1ヶ月使っていただきこの薬は終了し、今後の予防のために<香砂六君子湯>をお使いいただきました。

平胃散は漢方では「湿困脾胃」、すなわち胃腸に水分が滞留していて動きが悪いときに使うもので、早い効果が期待できる漢方薬です。

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2008年9月25日 (木)

なんとなく倦怠感

38歳のHさん、頭がボーとする、朝起きられない、集中力がない、食後眠くなる、などよく聞かれる症状を訴えられます。つい気分の問題でしょと言いたくなるような相談ではありますが、当のご本人はそれが辛くて、わざわざ相談に来られているわけで、気分だけではないのです。

Hさんの場合は胃腸機能が低下しているようでしたので、<平胃散>や<補中益気湯>をお使いいただきました。

2週間後、寝起きが良くなり、食後の眠気も無くなり、お薬がぴったし合ったようです。まだ完全とは言えませんので、しばらく続けて胃腸をしっかりとすることで、疲れない身体になると思います。

漢方薬はこのような漠然とした訴えにも対応できるのが特徴です。

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2008年9月19日 (金)

偏頭痛のご相談

62歳のMさん、10年以上偏頭痛に悩まされ相談に来られました。

元々考え込み、落ち込みやすい性格のため、ストレスで頭痛が悪化することから、医師もストレス性頭痛と言うだけで特に治療はされていないとのこと。頭痛は目の奥から痛くなったり、側頭部が痛くなるようです。

そこでまずは目の奥の痛みをとるため<仁寿>をお使いいただきました。2ヵ月後、目からくる痛みはなくなり、少し楽になったのですが、側頭部の痛みは変わりませんでした。

偏頭痛は西洋医学でも漢方でも難しく、10年来の痛みですのでまだまだ時間が必要なようです。また、薬だけでなく、生活環境や運動、ストレス解消なども重要なポイントとなりますので、様々なアドバイスを行っていく必要がありそうです。

またその後を、報告したいと思います。

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2008年9月18日 (木)

自律神経失調の漢方

以前に耳鳴りと耳閉感が改善した例を書きましたが
http://www.kanpou-ichizen.com/2008/06/post_4538.html

このTさん、その後様々な症状を訴えられ、自律神経失調の様子が伺えました。

その中で、頭がボーとしたり、急に身の置き所がなくなるような倦怠感などがありましたので、従来の漢方薬に加え<日水清心丸>を少しの期間併用いただきました。そうすると、短時間で気分がよくなり、身体が楽になったとのことでしたので、今回は<日水清心丸>を中心にした処方に変更しました。

このような変化の多い症状には良く使う漢方薬ですので、次回が楽しみです。

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2008年9月17日 (水)

蕁麻疹が短期に改善

55歳のUさん、2年前に蕁麻疹が出るようになり、皮膚科に通院しておられましたが、良くならず漢方相談に来られました。

蕁麻疹は紅く、全身に出て痒みが酷くなるが、時には引くときもあるとのこと。また暑がりで流れるような汗をかき、少し肥満気味、血圧が高く降圧剤を使われているような状況でした。顔も赤ら顔で、身体に熱がこもっている状況を現していました。

そこで、便秘もあるのでまずは<涼血清営顆粒>をお使いいただきました。1週間後、蕁麻疹の発生頻度は低下し、痒みはほとんど無くなったと喜んで来られました。2年間悩んだことが1週間で改善の傾向が明らかに見られたのです。

まだまだ熱が身体にこもっていますので完治までは時間がかかりますが、これによって血圧も少し改善するのではと期待しています。

漢方薬はひとつの症状に効くだけでなく、他の症状まで併せて改善できるのが特徴です。

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2008年9月12日 (金)

繰り返す腰痛

61歳のKさんは以前から慢性腰痛があり、7月下旬にはギックリ腰を起こされ、相談に来られました。

まずはギックリ腰によく使う<散痛楽楽丸>と<イーパオ>をお使いいただき、2週間程度で楽になったのですが、まだ股関節に痛みがあるので、<散痛楽楽丸>を継続いただきました。

その後旅行に行くことがあり、心配しながら行かれたのですが、幸いにも途中で痛くなることも無く、元気に帰ってきたとお電話をいただきました。この薬がぴったり合ったようで、これからも継続してしっかり治したいとのことでした。

この<散痛楽楽丸>は<疎経活血湯>の類似処方で、特に坐骨神経痛や股関節痛に使っていただき喜ばれます。漢方でも痛みの疾患には適するものもたくさんあり、体質や症状で異なりますので、ご相談ください。

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2008年9月 8日 (月)

不整脈が改善

66歳のTさん、20年前から時々脈が飛び、最近その頻度が増してきたので病院で検査を受けられたところ期外収縮との診断で服薬しておられました。しかし改善の傾向がないため漢方を求めてこられました。

Tさんは血圧100/60程度で脈拍は50回程度。自分でも脈が飛んでいるのがわかると言われていました。そこで体質に合わせて<生脈散(麦味参)>と<牛龍黄>をお使いいただきました。

そして40日後、病院で再検査を受けられた結果、不整脈もなく、心電図も正常、医師も全く問題ないとの判断をされたとのことでした。こんなに早く効くとは! と驚き、喜んでいただきました。また、最近は脈拍も70近くに上がってきて、血圧も安定しているとのことです。

牛黄製剤は、比較的即効性があり、よく使う漢方薬のひとつです。

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2008年9月 5日 (金)

抑肝散の話

先日のNHK番組「ためしてガッテン」では「アルツハイマー病制圧3原則」というテーマで放映されました。

その概要は、

1、有酸素運動をすること、

2、話し相手を持つこと 

3、生活習慣病にならない食生活 

が予防の3原則ということです。

さらに漢方薬が紹介され、「抑肝散(よくかんさん)」に、妄想や興奮などの周辺症状を抑える効果が確認され、2週間~1ヶ月飲み続けると効果が出てくると言われていました。そのため、放映直後からお問い合わせが入ってきましたが、テレビの内容は説明不足を感じましたので、少し補足します。

まず紹介されていました<抑肝散>は、主に興奮や妄想や暴力的な方に用いられますが、その他<帰脾湯>は貧血傾向の方や虚弱な方で、物忘れや不眠傾向の方に用いられます。

その他東洋医学会の発表などでも様々な処方が発表されています。例えば、<当帰芍薬散>、<人参養栄湯>、<釣藤散>なども認知症に使われています。いくら認知症に使われるといっても、その方の症状と体質に合う必要があります。ご相談ください。

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2008年8月29日 (金)

慢性的なむくみ

2年前からお越しのKさん、顔や脚のむくみが酷く、時には膀胱炎のような症状もありました。最初のころは利尿効果の<猪苓湯>などを使っていただいたのですが、あまり改善しないので<越婢加朮湯>に変えたところ顔のむくみが楽になりました。

その後保険が使える漢方薬を求めて病院に行かれたのですが、<五苓散>や<防已黄耆湯>などをもらわれてもむくみは改善せず、再びお越しいただきました。

睡眠状態を聞いてみますと、夢を見ない日がない、それもはっきりと見えるというので、今回は<星火温胆湯>を使っていただきました。このような水分代謝が悪く、且つ夢をよくみる方のファーストチョイスとして<温胆湯>をよく使います。Kさんはこれでむくみも睡眠も楽になったとご報告いただきました。

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2008年8月28日 (木)

首がつまり苦しい

首から後頭部にかけて詰まった感じがし、ときには頭痛や頭重感がするケースはよくあります。同じような相談が連続してありましたので紹介します。

58歳の男性Yさん、後頭部が詰まって重苦しく頭重感がすると相談に来られました。実は以前にも同じ症状で来られ、<釣藤散>を5日分お渡ししたのですがそれが良く効いたのでまた同じものが欲しいとこられました。釣藤散の効能は「慢性に続く頭痛で中年以降、または高血圧の傾向にあるもの」ですが、作用部位は後頭部を目標に使います。今回は3分でよいとのこと、効く事がわかっておられるようでした。

43歳の女性Kさん、肩こりから首がつまり、頭痛になる、背中も痛くて・・・という相談でした。舌診や望診では<お血タイプ>で、<冠元顆粒>と<葛根湯>をお使いいただきました。1週間ほどで楽になりましたが、止めるとまた詰まるので、当面<冠元顆粒>だけを続けることにしました。血流を良くすることが根本治療になるかと考えられます。

肩こりでも人によって、体質によって薬は変わりますので、かならずご相談ください。

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2008年8月23日 (土)

頭重感の漢方

今日は京都は雨です。このようなときに頭が重くなり、あるいはずしんとした痛みが出る方があります。原因は外部の湿気や気圧が影響しているようで、漢方では水分の代謝をはかるものを使います。

40歳の女性Cさんは、以前からめまいや耳鳴り、耳閉感などで相談を受け、その都度改善していました。先日、上記のような雨天の時に頭が痛くなり、ムカムカするとのことでしたので<温胆湯>を1週間お使いいただきましたところ、その後の大雨のときも大丈夫だったと報告いただきました。

そこで薬をやめられたのですが、今日は再び重くなったと相談に来られました。漢方を飲んでいるときは良いのですが、1週間では当然根本的な解決にはなっていませんので、しばらく継続していただくことになりました。体質が変わるには時間がかかることを理解いただきました。

頭重感に使う漢方薬は、これ以外にもいくつかあります。体質によっても異なりますのでご相談ください

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2008年8月15日 (金)

倦怠感が続く

38歳の女性Hさんは数年前から倦怠感があり、頭がボーとする、朝起きが不調、集中力がない、食後眠くなるなどの症状があり、特に病気でもないので漢方薬を求めて来られました。

このような症状は漢方で<気虚>といい、これに対応する代表的な処方<補中益気湯>などを使っていただきました。補中益気湯については先日のブログにも書きましたが 

http://www.kanpou-ichizen.com/2008/07/post_f331.html 

様々な方に使える有名なお薬です。

Hさんにはまず2週間お使いいただきましたが、短期間で身体が楽になり、朝起きもよく、眠気も軽減したと喜んでいただきました。

補中益気湯は主として<補気健脾・升提>に使いますが、このほか低血圧や自律神経障害、脱肛、アトピー、男性不妊、慢性疾患など書ききれないほどのたくさんの症状に応用される優れたお薬です。

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2008年8月14日 (木)

極度のイライラで血が昇る

イライラ感は誰にでも生じるものですが、それが極度になると様々な症状を生みます。

30歳の男性Hさんは、イライラが強く血が頭に昇って顔が赤くなったり、逆にうつ傾向になるなど、気分が不安定で集中力も低下し、睡眠も不調と相談に来られました。この症状はかなり以前からあったようで、抗うつ剤を服用されていたのですがあまり改善していませんでした。

そこで漢方では<肝火上炎>と捉え、薬は<瀉火利湿顆粒>や<温胆湯>などをお使いいただきました。そして1ヶ月後、イライラ感はかなり改善され、睡眠はよく眠れるようになって身体も楽になったとのことでした。また西洋薬は減量したが、問題ないとのことでした。

赤ら顔の改善はまだまだ時間がかかりそうですが、徐々に改善するものと思われます。

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2008年8月12日 (火)

頭がスッキリしない

症状を表現するのに、痛いとか痒いというのはわかりやすいですが、「スッキリしない」とか「ぼんやりする」と言うのは理解しがたいもので、手探り状態で処方を決めることもあります。

以前からお越しのCさんは、めまいや耳鳴りで相談を受け、漢方薬でうまく改善したのですが、その後『頭がぼんやりする』ことや『急に暗くなるときがある』など、わかりにくい症状を訴えられていました。

そこで急に暗くなるのは貧血か脳内のトラブルと考え、緊張性頭痛や脳血管性痴呆症によく使われる<釣藤散>をお使いいただきました。その結果は1週間で現れ、頭がスッキリして以前のような眠気も取れたとのことでした。

ぼんやりする症状には、これ以外では<脳活精>や<冠元顆粒>を使うこともありますが、Cさんの場合はストレスも多く、雨天に頭が重くなるという症状もあったので、釣藤散をお勧めしました。薬が適応すると1週間でもその効果が充分得られることを実感しました。

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2008年8月11日 (月)

長年の肩こり

肩こりは多くの方にみられますが、症状が酷くなると他人にはわかってもらえない辛さがあります。

25歳の女性Kさん、子供の頃から肩こりがあったのですが、最近は酷くなったため相談に来られました。お聞きすると、気分的に落ち込みやすく、ストレスをためやすい性質で、身体は痩せ気味、色白、冷え症タイプでしたので、<婦宝当帰膠> と <逍遥丸>をお使いいただきました。

1ヶ月ほど経過して、肩こりは楽になり、体調も良くなったと喜んでいただきました。Kさんは以前にも<婦宝当帰膠>は使われたのですが、その時は良くならず、今回<逍遥丸>と併用したことで効果が現れたようです。

一般的に肩こりの原因は<気の滞り> <血の滞り> <水の滞り>がありますが、どれが一番の原因かを知り、処方を決めることが大切なのです。

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2008年8月 7日 (木)

胆嚢腺筋症

あまり聞くことのない疾患ですが、胆嚢壁の肥厚を特徴とする良性の病変で、悪性の場合は胆嚢ガンと診断されます。自覚症状は少なく、エコーやMRI検査で見つかるようです。

48歳の男性Fさんは精密検査で胆嚢腺筋症と診断され相談に来られました。自覚的には食後に右腹部の違和感があり、時に下痢になるとのこと。これらは胆汁の流れが悪いためと思われ、<茵陳蒿湯>や<柴胡剤>を使っていただきました。

そして1ヵ月後、食後の痛みや違和感もなく、お腹の調子はとても良好とのこと。これで治ったわけではありませんが、胆嚢に負担がかからなくなることで、長期的には効果が見られるものと思われます。

6ヶ月後の再検査の結果が楽しみですが、それ以上に、体調が良くなりQOLが高まることは大切なことと思います。

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2008年8月 5日 (火)

背骨の骨折による痺れ

73歳の女性Tさんは4年前に背骨を骨折して以来右手右足の痺れがあり、朝方は比較的調子が良いのですが、夕方になると痺れや痛みが強くなり、また慢性腰痛もあって当店に相談に来られました。

この痛みは中医学で<不通即痛>といい、気血の流れが通じないために痛みが出ていると考えます。そこで体質をお聞きした上で、<独歩丸>と<冠元顆粒>をお使いいただきました。

1ヵ月後、脚の痺れはかなり改善し、足指先付近の痺れが残る程度にまで回復しました。長期間の疾患ですのでかなり時間がかかると思われたのですが、薬が適合して予想外の短期間で改善した例となりました。

独歩丸>は比較的高齢の方の足腰の痛みによく使いますが、いつも期待に応えてくれる優れた漢方薬です。

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2008年8月 2日 (土)

喘息の改善は根気よく!

喘息は季節に関係なく年間通じて相談に来られます。ほとんどの方はステロイドの吸入をされ、発作は抑えられているのですが、根本的な改善は見られないようです。

30歳の女性Mさんも4ヶ月前からステロイドを吸入されていました。時々咳き込みが酷く、痰がからみ、息苦しいので相談に来られました。

最初は咳を改善することを中心に<麻杏甘石湯>をお使いいただきました。これで咳の頻度は軽減し、ステロイドの使用も少し減りました。そこで咳が治まっている間は<双料参茸丸>を使っていただいて根本治療とし、咳が強い時は<麻杏甘石湯>を使うというように継続していただきました。

この先、気候の変化などで悪化する急性期と、比較的安定する<緩解期>を繰り返すことと思われますが、根気よく取り組んで完治を目指しています。途中で止めず、根気よく取り組まれるようサポートしていきたいと思います。

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2008年8月 1日 (金)

汗による肌トラブル

暑くなったせいか、汗による湿疹や汗疹(あせも)の相談がでてきました。あせもの場合はほとんど<モモノハ>をお勧めしていますが、赤みを帯びた丘疹の場合はモモノハで改善しないため漢方薬をお勧めしています。

28歳の女性Mさんは、以前から生理トラブルでお越しいただいていましたが、7月になってから首の周りや肘に赤い発疹が出始め、痒みも伴ってきたため相談を受けました。そこで<消風散>をお使いいただいたところ1週間で痒みも治まったのですが、薬を止めると再び発症し、再度服用していただきました。汗によるものかは明らかではありませんが、頓服のように使っていただくことで、赤みも痒みも治まるようです。

暑い間は様子を見ながら続けてもらうことになりました。

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2008年7月30日 (水)

補中益気湯は医王湯

補中益気湯は、食欲がない方、病後の体力低下や、男性不妊で精子問題がある方、あるいはガンの方もよく使われ、比較的知られた漢方薬です。

この薬、元々は中国の金代に李東垣という人が考えた処方で、それ以来750年間使われてきた<名処方>です。それゆえ、脾胃を補う医の中の王道の妙剤として<医王湯>とも言われます。

ところがこの薬は弱ったところを補う薬で、元気な人が服用してもあまり実感がないものだと思っていたのですが、これが間違いであることに最近気づきました。それはお客様から教えてもらったのです。

不妊症で奥様が漢方相談にこられていた方、<夫婦同治>の意味でご主人の精子も良い状態にしておきたいと奥様が買っていかれたのですが、それを飲んだご主人が疲れなくなってとても調子がよいとのことでした。

50歳代の会計士さん、最初は知人から聞いて補中益気湯をお使いいただいたのですが、ちょっと疲れている時にこれを飲むとすぐに回復するとのこと。特にこの時期は夏ばてになりがちですが、この薬で毎年元気に過ごせるようです。

つまり、元々元気なタイプ、漢方では実証タイプの方でも、疲れが酷くなると補中益気湯が適応するのです。人間の元気の源は脾胃(胃腸の働き)にありますので、それを元気にする<補中益気湯>は薬の王様ともいえますね。

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2008年7月28日 (月)

西洋薬副作用軽減には漢方薬!

漢方薬で西洋薬の副作用を軽減するという使い方は、あらゆる疾患に適応でき、少し漢方を知る医師なら日常的に使われています。

いつも<勝湿顆粒>を指名買いされている女性、何に使われているのか気になっていたのですが、今日お越しになったので尋ねてみました。すると彼女は抗うつ剤のデプロメールを使われていて、その副作用の胃腸障害である 吐き気、悪心、腹部膨満感を改善するためとのこと。

勝湿顆粒>を使うと全く副作用が無くなり、食欲もあり、おいしく食べられるようです。そして、『デプロメールを使っている方があれば、ぜひ教えてあげて下さい』と逆にお客様から教えていただきました。実際にお使いになっている方の言葉は一番確かで、ありがたい情報でした。

この他にも抗精神薬による口渇に<白虎加人参湯>や抗うつ薬の便秘に<乙字湯>を使ったり、様々な使い方があります。漢方と西洋薬をうまく使い分けし、併用することで、患者さんのQOLを高めることができます。うまくご活用ください。

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2008年7月25日 (金)

原因不明のこわばり・痛み

23歳の男性Sさん、6年前から膝関節や指関節の痛みが発症し、病院で様々な検査を受けられましたが、リウマチや膠原病ではなく、原因不明で鎮痛剤しか処方されませんでした。

その後も状態は変わりなく、特定部位を酷使したときにその部分の関節が腫れ、痛みが強くなるというので、相談にこられました。

外見上は全く症状がないため、リウマチの前駆症状のようなものと捉え、<桂枝加朮附湯>などをお使いいただきましたが変化はありませんでした。

そこで、自己免疫に係わる疾患の可能性を考え、シイタケ菌糸体エキスの<瑞芝>をお使いいただきました。使い始めてからは強い痛みがなくなりましたが、それほど顕著な改善ではなく、しばらく継続することにしました。痛みをとる漢方薬はたくさんありますが、原因不明の疾患にはこのような健康食品を使うケースもあります。

しばらく後に、その後の経過もアップしたいと思います。

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2008年7月23日 (水)

下腹部の張り

病院で検査を受けて特に重篤な疾患がないのに、下腹部が張って酷いときには痛みを伴うという方があります。通常は便秘薬や整腸剤が処方されますが、それでも改善しないため漢方相談にこられます。

34歳のOLのFさんは、下腹部が痛くなり、病院では鎮痛剤を処方されましたが、これでは改善しないので相談にこられました。お腹がゴロゴロしたり、ガスが溜まりやすく、冷えているとのこと。以前に<大建中湯>を服用したら少しましにはなったが、スッキリ改善しなかったとのことです。

そこで『会社にいるときと家にいるときではどちらが酷いですか』と尋ねますと、『会社にいるときに痛くなり、休日は起こらない』とのこと。これは明らかにストレスによる腹部の緊張が関連していると思われました。

西洋医学ではストレスで下腹部が痛くなるなんて考えられないのですが、漢方では<気滞>がこのような症状を生むことはよくあります。当然冷えもいけませんので、Fさんには<半夏厚朴湯>と<人参湯>を併用いただきました。

比較的若い女性によく見られる症状で、ストレスが無くなるわけではありませんのですぐに治るわけではありませんが、少しづつ楽になるケースがほとんどです。

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2008年7月21日 (月)

左下腹部痛の原因は

左の下腹部に痛みがあり、病院で検査を受けても特に異常がないという相談が時々あります。これは漢方では<お血>による圧痛点ととらえ、血流の悪い方の特徴を現しています。このときは便通と血流をよくする漢方薬を用います。

45歳の女性Mさんは、この痛みを感じたため、病院で大腸ファイバーによる検査などを受けられましたが全く異常がありませんでした。ところが、この検査のために下剤で腸内を洗浄された時に痛みが消えたので、原因は便秘と関係があることがわかったと言われます。

そこでご相談の結果、食物繊維食品の<イサゴールプラス>と便秘薬<ハーベルシー>を併用いただきました。その後毎日便通があり、痛みも全く無くなり、とても順調になったと報告をいただきました。そこでしばらく続けていただき、便秘体質を改善することとしました。

便秘は様々な疾患の元にもなりますので、最初は便秘薬を使ってでも毎日の排便を習慣つけることが大切であると思います。思わぬ結果でしたが、Mさんに喜んでいただきました。

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2008年7月19日 (土)

リウマチの症状が改善

以前からお越しのHさん、4月に突然リウマチが悪化し、手や膝が腫れ、検査値もCRPが2.8リウマチ因子も230と高くなり、相談に来られました。

以前から少し症状はあったのですが、薬はあまり使われていませんでした。そこでとにかく早くよい状態にしたいと考え、症状にあわせ<よく苡仁湯>や<瑞芝>を併用いただきました。当然病院の薬も併用です。

そして1ヵ月後、炎症は治まり、2ヵ月後にはCRPも0.5まで下がり、痛みも腫れも改善しました。現在は以前の状態まで戻り、漢方薬も減薬の段階です。そして今回のことを教訓に、『今後は予防的に少しでも使っておきたい』と言われています。

漢方薬は治療薬でもありますが、予防薬としても使えますので、症状の軽いときも量を加減して使っていただくことで悪化を予防することが可能となります。この予防としての使用は漢方の大きな特徴なのです。

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2008年7月18日 (金)

慢性の貧血

貧血は女性によく見られる症状ですが、一過性で無く慢性的な鉄欠乏性貧血もよく見られます。

30歳の女性Kさんは色白で、見るからに貧血という感じを受けます。今年2月に吹き出物で相談に来られたのでしたが、そのとき<鉄欠乏性貧血>で病院から薬をもらっているとのことでしたので、吹出物の原因である胃腸機能の低下を改善するべく<香砂六君子湯>をお使いいただきました。また冷え症もあり<婦宝当帰膠>を併用いただきました。

その後しばらく空いて先日来店され、最近は週1回鉄剤の注射を受けておられ、注射を受けなければすぐにヘモグロビンの値が下がってしまうとのことでした。そして、このままいつまでも注射を受け続けることも出来ないので相談に来られました。

そこで今回は貧血を中心に考え、<婦宝当帰膠>と<帰脾錠>をお使いいただきました。

漢方薬は鉄成分ではありませんが、身体全体を整えることで鉄欠乏性貧血にも効果を発揮するものと考えます。1ヶ月後の検査結果をお聞きするのが楽しみです。

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2008年7月16日 (水)

口中の泡

口に泡状のものが溜まるという症状があります。原因はお腹の冷えやストレスなどが良く見られます。

53歳の女性Sさんは3年ほど前からストレスを受けることがあり、昨年には身内に不幸があり、それ以来口中に異常を感じるようになりました。胃が不調、口渇があり、お腹が冷え、疲れやすいとのこと。舌は厚白苔で、明らかに水分がおなかに滞留しているような状態でした。

そこで <人参湯>や<半夏瀉心湯>を用いて、お腹を温め、水分代謝を改善すると、泡は少なくなり、食欲も出てきてすっかり楽になりました。

口中の泡にはこれ以外に神経性のもの、過敏で緊張しやすい方の場合の泡はなかなか簡単には改善せず、苦労するケースがあります。

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2008年7月14日 (月)

耳鳴り、耳閉感、その後

以前40歳の女性のストレスによる耳鳴り・耳閉感の症例を書きましたが、

http://www.kanpou-ichizen.com/2008/06/post_4538.html

その後、<温胆湯>や<瀉火利湿顆粒>などもお使いいただき、1ヵ月半経過した頃にすっかり改善し楽になったとのことでした。さらにこれとともに鼻炎や鼻水、目の下の痙攣や聴力低下も改善し、驚かれました。漢方はひとつの症状だけでなく、関連して発生している様々な症状までが治っていきます。

結局Tさんの場合はストレスが引き金となり、気滞が水分や血流を悪化して生じたものと思われます。このような症状は40代~50代の女性によく見られます。

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2008年7月11日 (金)

子供の水いぼには

プールが始まるこの時期、子供の水いぼの相談が増えます。水いぼがあるとプールに入れないので早く何とかして欲しいと言われます。

水いぼはウイルス性で次々と増えていきますが、病院で取ってもらってもまた出てきます。それより子供にはピンセットで取られる時の痛さは我慢できるものでないようです。そこで漢方の出番です。

先日も2歳の男の子の相談があり、病院で<ヨクイニン>をもらい2ヶ月飲んだが治らないとのこと。もちろんピンセットで取ってもらったが次々とでるので、プールがはじまるまでに改善できないかとの相談を受けました。

そこでヨクイニンで効かない時に使う漢方薬と、<板藍茶>を使っていただいたところ『1ヶ月余りですっかり消えて今年のプールに間に合いました』とお礼のメールをいただきました。子供さんも痛い思いをするより、少し苦い漢方を飲む方が良かったようです。

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2008年7月10日 (木)

体臭相談の多くは過敏症?

口臭や体臭のご相談は若い女性から受けることが多く、周囲の目やしぐさが、自分を避けているように感じられるというものです。

27歳の女性Aさんは、口臭が気になるといって相談に来られました。口臭の原因は胃腸の働きの低下や便秘などが関連することなど説明していても、口臭はほとんど感じられませんでした。

しかしご本人は真剣に悩んでおられましたので、ご本人の理解が得られやすいように、効能効果に口臭・体臭が記載されている<ササヘルス>をお勧めしました。本来なら口臭はしないのでお薬は不要なのですが、それでは解決しないので、ササヘルスで改善しますよと安心していただくことで気にならなくケースがあります。

実際に口臭や体臭が強い方もおられますが、そのような方のほうが気にされていないというのは皮肉なものです。

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2008年7月 2日 (水)

不定愁訴と漢方薬

様々な症状が次々と現れる不定愁訴は更年期の症状として知られますが、必ずしも更年期だけでなくストレスを受けやすい女性にもよく見られます。

以前からお越しの32歳のAさん、最初は全身倦怠感で相談に来られ、<婦宝当帰膠>をお使いいただきました。その後、頭痛、肩こり、背中の痛み、などを訴えられ、<加味逍遥散>や<香砂六君子湯>などをお使いいただきました。

そして今回は、クーラーで冷え、夕方になると脇痛が出るとのことで、<柴胡桂枝湯>をお使いいただきました。1週間もしないうちに楽になり、飲んでいると痛みは取れるとのことでした。ストレスを受けやすい方に良く見られ、柴胡剤が適応する症状です。

病院へ行くほどの状態でもないこのような変化する症状は漢方が得意とする分野で、Aさんにはうまく活用していただいています。

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2008年7月 1日 (火)

梅雨時期のめまい

お腹がゴロゴロ鳴る、微熱が取れないなどで以前から漢方薬をお使いいただいていた69歳のKさん、7月になって急にめまいが発症、外に出られないので電話で相談をいただきました。

症状は、下向いたり横になるなど、姿勢を変えるとめまいがするとのこと。Kさんは昨年5月~6月にも同様のめまいがあり、その時は<冒眩散>や<苓桂朮甘湯>などをお使いいただきました。いわゆる水毒が原因のめまいです。梅雨時期は湿度が高く、体内でも水分が滞ってむくみやめまいを生じやすいものです。

Kさんは幸いにも昨年の薬が手元に少し残っているようでしたので、早速服用していただきました。めまいを起こす方は、自分に合った薬を持っておかれると早く対処でき、改善も早くなりますので、常備薬を持たれることをお勧めしています。

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2008年6月22日 (日)

のぼせ症状と体質

以前より慢性鼻炎でお越しいただいているMさん、最近のぼせの症状が気になるとのことで相談を受けました。

体格は細身で、比較的寒がり、舌診ではやや紅舌で薄い苔があり、疲れやすいとのことでしたので<陰虚>によるほてりと捉え、気軽に<瀉火補腎丸>をお勧めしました。

そして1ヵ月後来店され、結果をお聞きしたところ、全く変化はないとのことでした。これは間違ったかと思い今度は詳しくお聞きしたところ、会社でのストレスがあり、また以前から慢性前立腺炎が時々発症し、尿が出にくくなるときがあると初めて聞きました。そこで体質判断が間違っていることに気づき、舌診から判断して、今回は<肝胆湿熱>による赤ら顔と前立腺炎とわかり<瀉火利湿顆粒>をお勧めしました。

初めての方の場合は、詳しくお聞きして体質判断をするのですが、いつも来られている方の場合は先入観があり、状況が変わっていることを聞かずに対応してしまったようです。環境や時間とともに体質が変わるので、その都度確認する必要があるということを忘れていました。反省する機会をくれたMさん、ありがとうございます。

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2008年6月20日 (金)

突発性難聴の改善

難病と言われるこの疾患は、漢方ではその多くがストレスに関連していると考えます。西洋医学ではまずはステロイド治療がなされますが、これでうまく改善しないケースもあります。

28歳の女性Sさんは仕事がハードで睡眠時間も少なく、心身疲労が原因と思われる突発性難聴を発症しました。早速に病院でステロイド治療を受けられるとともに、以前から漢方に興味があったので、早期に相談に来られました。

詳しくお聞きすると、最初に回転性めまいが起き、それが治まった時には難聴になっていて、ボーという耳鳴りや耳閉感もあるとのこと。体質は、冷え症で、少し水太り傾向があり、神経も過敏なタイプの方でしたので<当帰芍薬散>と<温胆湯>をお使いいただきました。あわせて突発性難聴には定評の<板藍茶>を併用いただきました。

1週間後、耳閉感は消え、身体は温かくなり調子よくなったのですが、難聴は変わらずでした。そこで今回は<柴胡加竜骨牡蛎湯>を加えて服用いただきました。そして2週間経過後、聴力は改善しはじめ、耳鳴りも耳閉感もなくなりました。

短期間でこれだけ改善し、私もSさんもとても嬉しい思いでした。今回早期に改善したのは、発症から1週間後に来られたことがよかったのかと思われます。とにかく早く対応すること、これがポイントです!

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2008年6月19日 (木)

光がまぶしい!

特に病気でもないのに光がまぶしいと言う方の相談が時々あります。

西洋医学では屈折異常や神経過敏などと考えられるようですが、決め手になる治療法はないようです。

52歳の男性、Fさんは8年前から光をまぶしく感じるときがあり、最近は続けてまぶしいため相談にこられました。詳しくお聞きすると、ストレスを受けやすいタイプで、イライラがあり、寝つきが悪く、中途覚醒し、熟睡できない、明るいと頭痛がするといってサングラスを常時かけておられました。また、『音に対しても過敏で驚きやすいですか?』とお尋ねすると、そのとおりですとのこと。

そこで、過去にも事例のあることで、中医学での<調和胆胃・安神>の<温胆湯>をお使いいただきました。その後1ヶ月余りで光による頭痛がしなくなり、まぶしさも少しだけ改善しました。8年間の症状だけに時間はかかると思いますが、ひとまずは安心していただきました。

不安症や神経症状が強いときは<柴胡加竜骨牡蛎湯>などを使うこともありますが、今回は<温胆湯>だけで改善傾向がみられました。このような原因不明の症状にも漢方が適することを知っていただいて良かったと思います。

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2008年6月14日 (土)

原因不明の痛みが改善!

病院の確定診断がつかない疾患でも、漢方では症状や体質によって判断し、改善する例もあります。

60歳のSさん、2年前からあちこちが痛み、こわばりが生じるので病院で検査を受けられましたが、<線維筋痛症>の疑いがあると言われたものの、鎮痛剤しか治療方法がなく、相談にこられました。

詳しくお聞きすると、湿気が多い日や暖かい日に痛みが強くなるとのこと。また、熱がこもる感じがするが汗は出ないようです。そこで漢方薬は発汗して体内の水毒を改善する<麻杏苡甘湯>と健康食品の<瑞芝>を併用いただきました。その後2週間して再来され、痛みが半減し、またのぼせは全くなくなったとの報告を受けました。こんなに早い効き目が出るとは思われなかったので私たちも驚きでした。

このような原因不明の痛みや発熱などに対しては、症状と体質から決めていく漢方の考え方が適応するケースが多々あります。

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2008年6月 9日 (月)

うんちの話

昨日は大阪での研修会に参加してきました。テーマは『うんちが語る腸の老化』で、理化学研究所の辨野先生の講演でした。その一部を紹介しますと・・・

一般的に腸内細菌の10%は悪玉菌、20%が善玉菌、残りが日和見菌といわれ、加齢に伴い善玉菌が減少し、腸の運動も低下しますので、便臭が増え、出る量も少なくなり、残便感がありスッキリしないのが腸の老化現象です。そして腸内腐敗によって作られた有害物資が原因で様々な病気につながるとのことでした。

そして腸年齢を若く保つには、善玉菌を増やすこと、そのためには善玉菌のえさとなる食物繊維をしっかり摂る、魚や野菜をしっかり摂ることです。

また、漢方薬をより効かせるためには腸内細菌が良い状態であることが必要なのです。うんちが健康のバロメータであることがよくわかりました。

ちょうど日曜日の朝日新聞・別刷に『腸内環境』と題して、この先生の話が掲載されていました。いちどご覧ください。本も紹介しておきます。http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html/ref=aw_mp_1/?a=4827202788&uid=NULLGWDOCOMO

それでもなお食物繊維やビフィズス菌が不足しがちな方には、この考え方を商品にした<イサゴール・プラス>があります。毎日のうんちがスッキリ出て『快腸』な日がすごせます。ぜひお試しください。

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2008年6月 7日 (土)

皮膚掻痒症のご相談

皮膚がかゆくなる原因はたくさんあります。

全身にかゆみが出るものと、特定部位に出るもの、高齢者で乾燥によるもの、妊婦にみられるものなどと、内臓疾患が原因となる場合もあります。漢方ではいずれにしても体質と症状をあわせて考えます。

40歳の女性Fさんは2年前から口の周囲や首の後ろ側、耳の後などが痒くなりはじめ、汗をかくと痒みは増しました。医院で検査を受けましたが、特に問題はなく、アレルギー反応もありませんでした。また花粉の季節や乾燥時期でも症状は変わらず、いつになっても治らないので漢方相談にこられました。

詳しくお聞きすると、冷え症で胃腸が弱く、時に下痢する時もあるとのことでしたので<脾気虚>も考慮し、<消風散>と<六君子湯>をお使いいただきました。

2週間後には、痒みが出てもすぐに引くようになり、4週間後には痒くなる頻度が週1回程度までになりました。また、お腹の状態、便の状態も良くなりました。

当初は<消風散>を中心に使いましたが、根本治療はやはり<六君子湯>などの胃腸を丈夫にするお薬がポイントになると思われます。

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2008年6月 3日 (火)

耳鳴りと耳閉感

若い方の耳鳴りや耳閉感はほとんどがストレスに関連しています。このストレスを緩和し、気分を安定することで比較的短期間で改善します。

40歳の女性Tさん、2ヶ月前にブーとかボーというような音の耳鳴りが始まりました。また、耳に水が入っているような感じや、涙が出やすい状態がありました。体格はやや水太りの感じで、水毒がうかがわれますした。

Tさんの話ではこの時期にストレスがあり、それが原因と思われるとのことでしたので、<柴胡加竜骨牡蛎湯>と<温胆湯>をお使いいただきました。そして3週間で改善の様子が見られ、耳鳴りも少なくなってきましたので、現在そのまま継続していただいています。

Tさんの場合は比較的早く相談に来られ、ストレス性であることも明らかでしたので、このまま改善するものと思われます。

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2008年6月 2日 (月)

アトピーは根気良く?

アトピーの症状は千差万別ですが、改善に要する期間もかなり個人差があります。早い方は2週間で改善し始めて驚くこともありました。

http://www.kanpou-ichizen.com/2006/06/post_aa25.html

しかし、すべてがうまくいくわけでもなく、長期間漢方薬を続けておられる方もあります。

27歳の女性Mさんは小児アトピーでステロイドを使い始め、高校生の頃まで長い間使われましたが、治らないので思い切ってやめられました。その後春先は特に悪化し、顔や目の周囲、首周りが赤く熱感があり、痒みも夜になると酷くなる状態が続いていました。また関節部位にも発疹がでていました。

ご相談に来られて早速漢方薬を始められ、<涼血顆粒>や<温清飲>などをお使いいただきましたところ、赤みや痒みは軽減されて順調に改善していたのですが、昨年の春は再び悪化してしまいました。

そこで乾燥肌や舌の状態から考え直し、<三物黄ごん湯>などの滋陰剤に処方をに変更したところ乾燥も改善され、今年の春は悪化することなく過ごされました。

まもなく2年を迎えようとしていますが、根気良く続けられた結果と思います。

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2008年5月29日 (木)

外国人のご相談もあります

当店は交通の便も良いせいか、外国人がよく来られます。

昨日は中国人の男性が、日本に在住する娘さんとともに来られました。この方、日本に来て少し滞在されているのですが、最近身体が熱く感じ、耳鳴りがして、イライラし、不眠が続くとのことでした。そして中国の牛黄解毒丸のようなものが欲しいが、中国語で症状を説明したいとのことでした。

残念ながらカタコトの中国語では聞いても理解できないので、しかたなく娘さんに翻訳してもらいながらの問診の結果、陽気が増してきて身体に熱がこもり、これらの症状を引き起こしているようでしたので、<牛黄>と<黄連解毒湯>などをお使いいただきました。

外国語での相談は、正確に症状を把握するのが難しいものですが、舌診や望診などでも判断ができるのは漢方の長所かもしれません。この方、その後良く成ってきたか心配です。

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2008年5月28日 (水)

腰椎すべり症

腹痛を伴う便秘で相談を受けてすっかり改善したKさん、今度は腰椎すべり症と坐骨神経痛があり、腰を曲げたときに痛みが出るとの相談を受けました。当然整形外科で週1回の注射を受けておられ、シップ薬を貼ったりしておられましたが、それもあまり芳しくないとのことでした。

そこで、漢方薬は<独歩丸>だけを使ってみることにしました。3ヶ月ほど経過した頃、腰の痛みはほとんどなくなり、注射もシップも不要にまで改善しました。Kさんは先に<桃核承気湯:トーガック>をお使いいただいていたので、多くの種類の漢方薬は使えず独歩丸だけでしたが、ピッタリ合ったようでした。

腰椎すべり症は完治しないといわれますが、治らなくも痛みがとれて生活が楽になる、QOLを高めることができるのは漢方薬の特徴でもあります。

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2008年5月27日 (火)

爪が自然にはがれる?

爪甲の裏側が自然と剥離し、白くなって空洞ができるという症状があります。爪甲剥離症といわれ、化学薬品説やカンジタ菌説などあるようですが、正確な原因は不明とも言われます。

外傷や薬品などの原因が明らかな場合を除き、漢方ではこの原因を主に<肝血虚・営血虚損>などと捉えます。つまり血液が爪の下の細胞まで充分に補われず、乾燥してはがれていくという捉え方です。

65歳のTさんは、鼻炎や後鼻漏で相談に来られましたが、あわせて爪もよく剥離しやすく気になるとのことでした。またストレスを感じやすく、いわゆる<気の流れ>も改善したいとのことでした。

そこで後鼻漏の薬にあわせて、<加味逍遥散>を長期に渡ってお使いいただきましたところ、以前のようにひどい剥離はなくなりました。少し剥離し始めると<四物湯>や<加味逍遥散>を増やして使い、調子の良いときは鼻炎の薬を使うというようにしています。

陰陽五行説では爪は肝の精気の色沢を現すところとされていて、爪と肝臓とストレスが関連していると考えますが、まさにこのとおりなのです。

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2008年5月23日 (金)

長期間続くめまい

めまいの症例はたくさん書いてきましたが、いずれも引き金になったことや原因を探ることで、改善の方向が見えてきます。

37歳の男性Tさん、昨年8月以来8ヶ月間、朝起きて動き出すとフワフワし、足がよろける感じが毎日のように続いていました。もちろん、脳検査や耳鼻科での検査などすべて受けてきましたが特に異常は認められず、漢方薬での改善を訪ねてこられました。

そこでまず発症した時のことやきっかけを訪ねましたが、特に何も変わったことなく突然に生じたとのことでした。体質判断や、頭冒感、動いて悪くなるなどから水毒によるめまいと考え、<冒眩散>などをお使いいただきました。

2週間後、ふらつきの回数は軽減し、頭が重い感じもなくなりました。そこで改めて発症時期の話をお聞きしたところ、健康のために毎日歩き始めたので、アイスコーヒーを毎日たくさん飲んでいたことを思い出したとのことでした。やはりここに原因があったようです。まだ寛解まではいきませんが、改善の方針が決まり安心されていました。

相談の中で原因を早く捉えることの必要性を痛感しました。

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2008年5月20日 (火)

糖尿病は夫婦で改善!

糖尿病相談の特徴は、来られた時はしっかり改善しなければと思われるのですが、1度来られた方が2回目は来られないというケースが多く見られます。自覚症状がなく、当然費用もかかるので、自分で運動や食事療法で改善しようと思われるのかも知れません。

72歳の男性Kさんは8年来のおつきあいで、最初は血糖値に良いお茶のようなものがないかと来られました。そこで昔から使われる民間薬の<タラ木皮>や<連銭草>などをお使いいただきましたが、食事のコントロールも出来てなくて、血糖値は上り気味の時は<若蘇源>などもお使いいただきました。

その後HBA1cが9を超えたので一念発起され、徹底した食事療法をされつつ、病院の薬と漢方薬も併用し、HBA1cを6,5まで下げることができました。また、日常的には<冠元顆粒>をお使いいただき、眼底出血が起きた時は<田七人参>に変更したり、状況に応じて根気よく改善に取り組んでこられました。結果、HBA1cは少し高い程度で維持されています。

考えてみれば、それが出来たのもKさんの努力以上に、奥様の努力と管理が大きかったものと思われます。糖尿病の改善には夫婦の協力が不可欠であることを学びました。

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2008年5月10日 (土)

寒冷蕁麻疹の相談

気候が暖かくなり、多汗の相談が増えてきました。しかしこの時期でも、風邪に当たったり、冷えると蕁麻疹が出るという<寒冷蕁麻疹>のご相談がありました。

大学生の男性Aさんは中学生の頃から蕁麻疹を発症、寒い時期に手や顔などの露出部分が痒くなるという状況でした。当然、冷えが慢性的にあり、お風呂を出た後もすぐに冷えて発症するようです。

医院では抗アレルギー薬をもらわれていたのですが、長い間飲んでいても治らないのでもうやめて、漢方薬で根本治療をしたいとのことです。

そこで、体質もあわせて判断し、<真武湯>をお使いいただきました。女性で貧血傾向があるような方には<当帰四逆加呉茱萸生姜湯>を使うこともありますが、いずれにしても身体の中からしっかり温めることで改善でき、根本治療になるのも漢方の特徴です。

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2008年5月 9日 (金)

鼻炎と小青竜湯

花粉症の時期には、鼻水やくしゃみなどに対し<小青竜湯>が良く使われます。また、風邪のファーストチョイスとして<葛根湯>も一般的に知られています。

しかし、これらの漢方薬の中には<麻黄>という生薬が含まれ、これによって脈が速くなり、動悸のする方がまれにあります。中国の医師の話では、子供に小青竜湯など麻黄の含まれる漢方薬はほとんど使わないとのことです。

先日後鼻漏でご相談にこられた35歳のMさん、医院で小青竜湯が出されたが、これを飲むとひどくドキドキするとのこと。そこで半分の量にしているが、それでも動悸がして困るといって相談にこられました。すぐに麻黄の影響とわかりましたので、<衛益顆粒>などの麻黄の含まれない漢方薬に切り替えていただきました。

なぜか日本ではよく使われる漢方薬ですが、注意が必要であることを改めて考える機会となりました。

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2008年4月23日 (水)

美声の相談

音楽をされている方から、風邪気味で歌うときに咳が出そうで心配とか、練習で声がつぶれたなどのご相談をよく受けます。

音楽家・ボーカリスト・音楽教室主宰などで活躍中のUさん、風邪や咳の漢方薬で何年も前からご愛用いただいていますが、その音楽塾の生徒さんも美声のための漢方薬をお使いいただいています。

今日お越しのAさんは、以前に風邪の後の粘った鼻汁と痰が取れないとのことで、<辛夷清肺湯>をお使いいただきましたが、3日で改善したとのことでした。そして、今回は昨日からのハードな練習で咽が腫れ気味で、痛みもすこしあるのですが、明日はコンサートに出演するので早く治したいとのことでしたので<響声破笛丸>をお使いいただきました。

『美声の漢方薬』はいくつかあり、UさんやAさんをはじめとして、音楽教室の皆さんには活用いただいています。

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2008年4月17日 (木)

長期の生理不順 2

生理不順が高じて生理が止まってしまうケースもあります。

Aさんは高校、大学受験などのストレスや、ダイエットをしたことなどで不順が続き、24歳で生理が完全に止まってしまいました。その後婦人科でホルモン剤を投与され、7年間服用されていました。この間、服用すると生理は来るのですが、止めるとこないという状況でした。

そして今年、ホルモン剤をやめようと考え、相談に来られました。

タイプは冷え症、低血圧、血流が悪い体質で、<婦宝当帰膠> <参茸補血丸> <冠元顆粒>をお使いいただきましたところ、1ヶ月余り経過した時点で、自力で生理が来ました。身体も温かくなり、体調も良好とのこと。それよりも、自力で生理がくるのは7年ぶりで、効果の早さに双方驚きでした。

Aさんの場合はホルモン剤を使ってでも生理が来ていたので、まだ卵巣機能は働いていたのでしょうが、全く来ない状態が長期に渡っていたなら、こんなに早く解決することはなかったと考えられます。

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2008年4月16日 (水)

長期の生理不順 1

生理のトラブル相談は日常的にありますが、ほとんどの方が短期間で改善します。面白いほど漢方薬が効く疾患です。 

36歳のYさん、冷え症で、便秘気味、ストレスを受けやすく、咽に違和感がある、そして生理が不順との相談を受けました。Yさんの症状はよくあるケースですので、<婦宝当帰膠> <加味逍遥散> <桃核承気湯> をお使いいただきました。

薬をのみ始めるとすぐに生理が来て、その後は30日後に、そして32日後にと、毎月来るようになりました。今で3ヶ月過ぎ、体調も良くなりましたが、さらに口の周りに頻繁にできていた吹き出物が全くなくなり、思わぬ効果に大変喜んでいただきました。

そして今日は『これなら、もっと早い時期に来たらよかった』と言われて、婦宝当帰膠を求めていかれました。

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2008年4月11日 (金)

幻覚や幻聴

頻度は少ないですが、統合失調症や認知症の方で<幻覚や幻聴>の相談にこられるケースがあります。

当然病院にて診断され、治療を受けておられるのですが、服薬によって眠くなることを改善したいとか、さらに良くなりたいと思われて来られます。

2年前に来られた30歳のMさん、周囲の声が気になる、イライラするなどの症状で病院からの薬を飲まれていましたが、漢方薬も併用したいと来られました。最初は<抑肝散加陳皮半夏>や<シベリア人参茶>をお使いいただいたところイライラは改善してきたのですが、プレッシャーがかかると幻覚が出るというので<加味帰脾湯>に変法し、継続していただきました。そして10ヶ月でほとんど改善し、その後は1日1回の服用でも悪化することなく過ごしておられました。

ところがこの春、仕事の状況が大きく変化し、ストレスが増えるとともに再発したため、再びしっかり漢方薬を服用していただくことになりました。あわせて、ストレス源を軽減するように進めていただいています。

ストレスの多い社会だけに、再発を避けることが難しいものと感じています。

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2008年4月 2日 (水)

子供の花粉症が増加!

日本テレビの番組によりますと、東京都内の小学校で4年生クラスを調査したところ、39人中14人が花粉症を発症していたとのことです。確かに近年、子供のアレルギー性鼻炎や花粉症が増えていることは実感します。

番組では都内の教師や医師の話でも、増加してきているとのコメントがありました。子供の発症数増加は、単に花粉飛散量の増加だけでは説明しきれず、明確な原因は不明とされていますが、漢方的な捉え方では、生活の変化や体質の変化、それに伴う免疫異常が関連しているのではと考えます。

加工食品や添加物の問題などが健康にどのように影響しているかが明らかになるのは、子供が成人になる以上の時間、例えば20~30年の検証が必要かと思います。便利な生活の裏側には危険なものが付きものかと思わざるを得ませんでした。

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2008年3月26日 (水)

いつの間にか血糖値が!

高血圧の相談で長い間お越しいただいている64歳のMさんは、季節や状況によって<冠元顆粒>や<防風通聖散>などをお使いいただいていましたが、最近当店で血糖測定器を取り扱い始めたので、ご自分で血糖を測定していただきました。

結果は食後2時間で、300を超える値で少し驚きました。

以前は年に1回健診を受けておられたので心配はしていなかったのですが、お聞きしてみると最近は検査をしていないとのこと。早速検査を受けるようにお勧めしました。

高血圧ばかり気になっていたため、他の健康管理ができていなかったのが残念です。

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2008年3月22日 (土)

鼻水とくしゃみに

花粉が飛散し始め、花粉症の方にはつらい日々のことと思います。

34歳の女性Kさんは、アレルギー性鼻炎で昨年10月に初めて相談に来られました。鼻水、くしゃみ、のどの痒みなどがあったので、<衛益顆粒>をお使いいただきました。

その後来られなかったのですが、今年2月に再来されたとき「うそのように鼻水とくしゃみがなくなりました」といわれ、今年の花粉症の予防に再び求めていかれました。

そして昨日、やはり<衛益顆粒>を飲んでいるとほとんど症状が出ないと言われていました。個人差はあるものですが、Kさんにはピッタシだったようです。

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2008年3月21日 (金)

冠元顆粒の効果

83歳のKさん、10年前に脳梗塞を起こされ、それ以来再発予防に<冠元顆粒>を1日1包使っておられたとのことでした。

そして<冠元顆粒>を眠前に1/2包飲むと良く寝られるとも言われています。一時は睡眠剤も使われていたのですが、朝まで薬の作用が残ってボーっとするので、冠元顆粒を眠剤代わりに使ってみたところ調子が良かったので、それ以来続いているとのことでした。

すべての人にこのような効果があるわけではないのですが、時々同じケースがあります。いわゆる<お血体質>の方には、<効能外の様々な効果>が出るのも漢方薬の特徴です。

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2008年3月20日 (木)

産後の貧血

子育てや授乳によって産後は貧血になりがちです。元々母乳はお母さんの血液が変化してでき、お母さんの栄養分が母乳になるのです。そのため立ちくらみやめまい、疲労、不眠などの症状は良く見られます。

Sさんも産後の貧血があり、とてもしんどい状態が続いていたのですが、たまたまお母さんが来店されていたのでSさんのために<婦宝当帰膠>を買っていかれました。

そして1ヶ月過ぎ、ご本人がこられ、「立ちくらみもなくなり、身体も楽になって、ものすごく効いた。もう止められなくなった!」と喜んでいただきました。不妊症や冷え症などでお越しの方は<婦宝当帰膠>の効果をご存知なのですが、全く初めての方でしたのでとても効果がはっきり感じられたものと思います。

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2008年3月19日 (水)

突発性難聴

3年前に耳鳴りが始まり、その後突発性難聴を発症された男性Iさん、すぐに入院され一旦は治まったのですが、3ヵ月後に難聴を再発し、疲れたときにはめまいも生じると相談に来られました。

最初は<冠元顆粒>などをお使いいただきましたが、ネットでいろいろ調べられていて、<板藍茶>を併用されることになりました。

その後4年間<板藍茶>を継続され、一度も再発することなく元気に過ごされています。海外での仕事やストレスの多い仕事で、それに対応する漢方薬を併用されたらと思いつつも、板藍茶だけでとても順調と言われています。

突発性難聴の原因はヘルペス・ウイルスという説があり、ヘルペスの薬で治ったという症例もあるようです。今回<板藍茶>がどのように作用したかは不明ですが、結果が良かったのは確かでした。

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2008年3月17日 (月)

ストレスによる様々な症状

最近若い女性の相談で多く見受けられるものに、ストレスによる様々な症状です。

本人はストレスが原因と気づいていないので、いくつかの診療科を巡られるのですが、どこも「異常なし」の診断で、漢方しかないと思い来られるのです。

そこで、よく見られる症状を列記してみました。

下痢と便秘が交互にくる 

胃酸が上がる

右腹部がつっぱる

みぞおちに違和感がある

咽が詰まる感じや塞がる感覚

胃痛や嘔吐

食べてないのに下腹部が張る

舌が痛む

まぶたがピクピクする

額部が痛む

耳閉感がある

いずれも<診察で異常なし>と診断された場合は、ストレスが原因のケースが多く、漢方が良く効く症状でもあります。 あなたにはどれが該当しますか?

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2008年3月13日 (木)

花粉の飛散が始まりました

昨日は春の陽気でポカポカ。

花粉が初めて多く飛散したようで、一挙に花粉症の相談が増えました。とはいっても、昨年も、一昨年も来られているお客様が、思い出したようにこの時期に来店されます。

花粉症に使う漢方薬は眠くならないのが特徴で、且つ、様々な症状に対応したものがあるのも特徴です。ですので、毎年お越しいただく方は、上手に使い分け、あるいは併用されています。

まず3月の初期の段階は、やはり<衛益顆粒>からのスタートです。

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2008年3月12日 (水)

漢方はやっぱり煎じ薬で

小児からのアトピーで長い間ステロイドを使ってこられたMさん、改善することなく繰り返すのでステロイド軟膏を止め漢方だけで取り組んでみようと相談に来られました。

お肌は乾燥気味で、仕事をしているときは痒みはないのですが、家にいてリラックスしているときは急に痒くなるとのことでした。そこで、乾燥を改善するため補血潤燥の<当帰飲子>や<三物黄芩湯>などの滋陰剤を使ったものの、あまり改善見られませんでした。

しかし滋陰剤が必要なことは明らかなので、エキス剤に代わり<煎じ薬>を使っていただきました。そうすると、今までになく調子がよいとのことでした。アトピーに限らず、エキス剤で余り改善されないときに煎じ薬に変えると良くなるケースがあります。

やはり漢方は煎じ薬が一番と思います。

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2008年3月 7日 (金)

背中のこわばり・痛み

肩や首のこりについて先日事例を書きましたが
http://www.kanpou-ichizen.com/2008/01/post_dfde.html

さらにひどくなると背中がこわばり、腕がしびれたり、痛みが生じる時もあります。

原因の多くはストレスによって筋肉の緊張状態が生じていると思われます。特に中年の女性に多く見られるようです。

57歳の女性Hさん、3年前からご家庭の関係でストレスが多く、その頃から、頭がしびれる、背中がこわばる、肩や首がつまる、胃の上部がつまる感じ、わき腹が痛むなど、様々な症状が出現しました。当然、病院に行ってCTやMRIなど、あらゆる検査を受けられたのですが全く異常は無く、精神的なものであろうと<デパス>を処方されました。その後、服用していたものの症状は完治しないので、漢方相談にこられました。

このような症状はすべてストレスによる<気滞>によって生じていると考えられ、漢方薬は、気のめぐりを改善し、血流をよくし、緊張を緩和するような、<加味逍遥散> や <釣藤散>をお使いいただきました。このほか<冠元顆粒>なども使うケースがあります。

2週間ほどで少し変化が感じられるものと思われます。

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2008年3月 5日 (水)

蓄膿症のその後

以前に蓄膿症の方の話を書きましたが

http://www.kanpou.info/ichizen/07120012.html

寒い時期になって少し悪化し、再び炎症がのため痛みが出てきました。

そこで以前からのお薬に<涼解楽>を加えてお使いいただいたところ、1ヶ月で痛みもなくなり、また良い状態に復帰しました。鼻や咽は季節変化の影響を受けやすいのですが、その時々の対応方法がありますので、細かくご相談いただくようにしています。

最近は漢方もドラッグストアで安くて手軽に買えるようになりましたが、やはり症状と体質を見極めて使わないと効果が無いものになりますので、専門店でご相談することが肝心です。

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2008年3月 3日 (月)

ストレスによる不眠

52歳のMさん、事業をされていてストレスが多く、睡眠が良くないとのご相談でした。寝つかれない、熟睡ができない、途中で目が覚める、怖い夢をみるなど、様々な訴えでした。

体質は小太りで、痰湿タイプでしたので、<温胆湯>と<シベリア人参茶>を眠前に飲んでいたところ、とてもよく効いて熟睡できたとの結果をご報告いただきました。

<温胆湯>だけを使うこともありますが、ストレスの強い方の場合は<シベリア人参茶>を併用していただくと良い結果が出るようです。

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2008年3月 1日 (土)

動悸と不眠

更年期障害による不定愁訴は様々ですが、そのうちの不眠の例です。

55歳のHさんは、5年ほど前から動悸、不眠、梅核気、胃の不調など様々な症状があり、ドラッグストアで<半夏厚朴湯>を買って飲んでみたところ、頭痛がひどくなり、気分も悪くなったと相談に来られました。

そこで、舌を見た所赤くて舌苔が無い<陰虚>の状態でしたので、<天王補心丹>をお使いいただきました。しばらくして「薬を飲むと冷える感じがし、便がゆるくなる」とのことでしたので<婦宝当帰膠>を併用していただきました。その後2ヶ月ぐらい使われた結果、動悸や不眠は改善され喜んでいただきました。

更年期障害に使う漢方薬はとてもたくさんの種類がありますが、症状をしっかり聞いて選択すると短期間で効果が見られるものです。まずはご相談ください。

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2008年2月28日 (木)

胃に力をつける方法

胃腸のトラブルは日常的に多くの方に見られます。

70歳の女性Mさんは、漢方や自然食に関心が深く、風邪なども煎じ薬で治すという漢方愛好家です。しかし胃腸は弱く、口内炎がおきやすかったり、胃の上部が張ってきて違和感がいつもあるとのことでした。

そこで1年前より<香砂六君子湯>を飲んでいただいていた結果、最近は胃の存在感や不快感が全く無くなって調子が良いと喜んでいただきました。

この薬は長期間続けている方が多く、みなさん調子が良いので止められない?と言われます。食欲の無い方や痩せている方、ストレスを受けやすい方には最適の胃気を高めるものです。

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2008年2月26日 (火)

花粉症の相談が増えてきました

まだ雪がチラホラする京都ですが、花粉も少し飛び始めているようで、相談が増えてきました。

初期の段階の症状はくしゃみや鼻水で、多くは<衛益顆粒>をお使いいただいています。保険調剤による花粉症の漢方薬は、小青竜湯などわずかの種類しかありませんが、保険外の漢方薬の中には様々な症状に対応するものがあります。

メルマガに詳しく書いていますので、是非ご覧ください。

http://kanpou.cocolog-nifty.com/kanpou/2008/02/20080221_b64c.html

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2008年2月25日 (月)

猪苓湯の威力

先日結石の方の話を書きましたが、

http://www.kanpou-ichizen.com/2008/02/post_934c.html

漢方薬を服用後5日ほどで石が自然に排出されたとのことで、喜んでいただきました。石は小さなものだったのですが、出てしまうと痛みもすぐに消えました。

猪苓湯>を使ったことは以前にも何度もありますが、ほとんどが1週間以内に効果が見られました。漢方薬の中でも即効性があり、期待を裏切らないものの一つです。

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2008年2月22日 (金)

子供の夜尿症

子供の夜尿症は、かっては自然経過を見守る考えが主流で、幼児への積極的な治療は行われなかったのですが、最近は本人の心理的負担の大きさなどを考え、西洋薬による治療が行われるケースが増え、<日本夜尿症学会>で診療のガイドラインが作られています。

その中には、効果が国際的に確立されている「夜尿アラーム療法」,「三環系抗うつ剤」,「抗利尿ホルモン剤」と過活動膀胱に効果が期待される「抗コリン剤」が含まれているようです。

こんなことを書くきっかけは、先日ご相談に来られたKさんの子供さんが、幼児の時期から抗コリン剤を使われていたのですが、あまり改善しないので漢方薬を試してみたいとのことでした。その時、小さい時期からこんなに薬を使っていいのかと疑問に思ったため調べてみました。その結果は、効果がはっきりしないケースもあり、また副作用に対する注意も必要とのことでした。

漢方ではいくつもの処方があり、子供でも安心して使えることを以前のブログに書きましたが、多くの方には知られていないようです。

http://www.kanpou-ichizen.com/2007/03/post_95cd.html

そしてこの分野では漢方がまだ優位性を保っていることを実感しました。

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2008年2月19日 (火)

尿路結石は繰り返す

尿路結石は中年の男性によく見られます。原因は体質的なものなのか、食生活と関連しているのか様々あると思いますが、ほとんどの方が繰り返し溜るようです。

2年前に尿路結石で相談に来られたKさん、お薬は病院でもらっているので、手軽に使えるようなお茶がないかと相談にこられました。その時は、<キササゲ>や<裏白樫>をお使いいただきましたが、大きかったので病院で超音波破砕されたとのことでした。

そして2年ぶりに来店され、再び結石ができて、痛みも少しあるとの相談を受けました。今回はお茶では排出が無理と思われ、まずは漢方薬の<猪苓湯>をお使いいただきました。合わせて今後溜らないように<南蛮毛>と<裏白樫>をお茶としてお使いいただきました。

でも痛みがなくなるとまた飲まれなくなるのでは・・・。だれも同じように『のど元過ぎれば熱さ忘れる』ものですね。

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2008年2月18日 (月)

生理不順とニキビ

ニキビのご相談は男女とも日常的に受けていますが、若い女性の場合は必ず生理の状態を聞くことにしています。生理の前に悪化するか、あるいは後に悪化するかで対応は変わります。また生理周期が不順な方の場合は根本治療として、生理を整えることも合わせて処方します。

不思議なもので、同じような相談が続くことがありますが、先日ニキビの相談に来られた女性21歳のFさん、フェイスラインから頬のあたりにニキビがあり相談にこられました。詳しく聞くと生理周期が短く、生理の後に悪化するとのことで、ニキビ薬の<清上防風湯>に加え、<婦宝当帰膠>をお使いいただきました。

同日に来られたOさん、同様のニキビでしたが、生理周期が40日以上で遅く、血流が悪いタイプでしたので<婦宝当帰膠>に加え<桂枝茯苓丸加よく苡仁>をお使いいただきました。

フェイスラインのニキビはホルモンバランスが悪い方に多くみられますので、生理周期を整える漢方薬を併用し、根本治療をしていただいています。

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2008年2月 9日 (土)

中耳炎が多い季節?

最近子供の中耳炎のご相談が増えています。寒くなり、風邪や鼻水などが引き金となって中耳炎が発症しやすいようです。もともと胃腸が弱く、虚弱体質の子供さんや、水分を多く摂取し、水毒の子供さんに見られるようです。

漢方では体質改善薬として<黄耆建中湯>を使いますが、風邪や中耳炎の症状が出ているときは症状改善薬を優先して使います。<小青竜湯>や<五苓散>などいくつかありますが、症状改善したと思えばまた風邪をひくという繰り返しで、なかなか体質改善薬にたどりつけないのが実情です。

風邪をひかなくなる時期の春が待ち遠しいですね。

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2008年2月 8日 (金)

アトピーの赤みには

アトピーの相談もたくさんありますが、いずれも赤みや痒みを伴い、辛いものです。

27歳の男性Mさん、昔からアトピーはあったのですが、大学入試後に悪化し、乾燥時期やストレスの増加によって悪化を繰り返していました。いくつかのお薬をお使いいただきましたが、実感としては<涼血清営顆粒>で赤みが軽減し、楽になった事を後日報告いただきました。

この薬は便通を良くするとともに、体内にこもった熱を取り去る生薬が含まれ、比較的早く効果が見られるのが特徴です。たくさんの方にお使いいただいています。

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2008年2月 7日 (木)

髪が薄い Ⅱ

昨日の話では薄毛は血液不足と書きましたが、これ以外にも遺伝性や、血流不良なども関係があります。

56歳のSさんは母親が薄毛だったので今から気をつけて行きたいとの相談でした。現在は特に問題が無いようですので、予防的に使うならお茶として<何首烏>をお勧めしました。この生薬はツルドクダミの塊根を乾燥したもので、中国の何公という王が飲んだところ、白髪が烏の羽のように黒くなったといういわれがあるようです。漢方では、補陰、強壮の作用があり、髪の生薬として昔から使われています。

飲みやすい商品になった<首烏片>はさらに使い易いものです。

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2008年2月 6日 (水)

髪の毛が薄くて細い

女性にとって髪は大切なもの、男性の薄毛より深刻なトラブルです。原因は様々で、対応方法もたくさんあります。

26歳のYさん、産後より抜け毛がひどいと相談を受けました。冷え症でヤセていて、子育ても忙しくストレスが多いタイプでした。

そこで血虚の方に必須の<婦宝当帰膠>とストレスを緩和するため<逍遥丸>をお使いいただきました。その後根気よく続けられ、1年余りで抜け毛はとまり、少しずつ髪は増えてきました。

漢方で髪は<血余>ともいい、血液の余りが髪になるというような意味合いですので、血液を充分に頭皮に送ることを考えます。しかし髪の成長は時間がかかりますので、根気よく続けることが肝心です。今回はYさんの根気がちでしたね。

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2008年2月 2日 (土)

花粉症のご相談が急増

京都では例年2月中旬から花粉症が始まりますが、その相談が今日から増えてきました。

昨年秋にアレルギー性鼻炎でご相談にこられたKさん、<衛益顆粒>をお使いいただいてから、くしゃみ、鼻水、咽のかゆみが改善したと今日報告をいただきました。そして今年も花粉症が心配なので、少し早めに飲んでおきたいと<衛益顆粒>を求めていかれました。

スギ花粉症の方は渡り鳥のように毎年この時期だけ来られますが、通年性のアレルギーの方には、継続して飲まれることで完治することも考えられますので、「ティッシュの箱を持ち歩くより、漢方薬を持ち歩くほうが楽ですよ!」とお伝えしています。

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2008年1月31日 (木)

低体温と冷え症

最近若い方に低体温が多く見られますが、かならずしも年令には関係ないようです。

57歳の女性Oさん、冷え症と低体温で寝付きにくく、ホルモンバランスにの影響があるようだと相談にこられました。特に下半身が冷えが強いとのことでしたので、冷え症のファーストチョイス<婦宝当帰膠>と<苓姜朮甘湯>をお使いいただきました。

2ヶ月して来店され、結果をお聞きしたところ、体温も従来はいつも35度台だったのが、最近36度を越えることが多くなり、冷えも改善してきたと喜んでいただきました。体温はそう簡単に変わらないと思っていたのですが、冷えの強い方のほうが意外と効果が早いのかと思われました。

これからまだまだ冷える時期、冷え症の方にはぜひお使いいただき漢方薬です。

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2008年1月30日 (水)

首・肩・腰のこわばり

肩こりは多くの人に見られますが、酷くなると首がつまる感じや、背中がこわばり、腰まで及ぶことがあります。

28歳のYさん、最初は首がつまって重苦しく、酷いときには嘔吐すると相談にこられました。そこでまずは筋肉の緊張をとるため<釣藤散>などをお使いいただきましたところ、2週間程度で楽になって、嘔吐することも無くなりました。

しかし、背中の緊張がまだ取れないため腰に及んで、腰が重く痛いとのことでした。これには<疎経活血湯>を加えることで改善されましたが、仕事の疲れなどで痛みは移動するため、これらのお薬を調子によって使い分けていただいています。

長い間の症状ですので、まだまだ時間がかかりそうです。

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2008年1月25日 (金)

そろそろ花粉症の季節

昨日、環境省から平成20年春の花粉総飛散量等の予測(確定版)が発表されました。

これによりますと昨年春に比較し、東日本で1.5倍から3倍と予測され、西日本はほぼ昨年並みになると予測されます。また、スギの飛散開始日は例年に比較して5~10日程度早くなるものと予測されます。

すでに当店には例年花粉症でお越しの方が、今から少しでも予防が出来たら・・・と相談に来られています。例年のことで、個々の方の症状はわかっていますが、今の時点では<衛益顆粒>をお使いいただいています。

2年前から来られていた男性は、花粉の季節以外も<衛益顆粒>を1日1包継続されていて、昨年は花粉症が全く出なかったと報告をいただきました。すべての方が治るわけではないですが、かなり改善することは実感しています。

漢方はまさに予防の医学です。

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2008年1月24日 (木)

おなかゴロゴロ

空腹でもないのにお腹がゴロゴロと音がするのでお困りの方があります。漢方では<雷鳴>といい、この場合によく使われるのが<半夏瀉心湯>で、お腹のなかの水分滞留を改善してゴロゴロをなくします。

71歳の女性Kさん、以前から頚椎症や食欲不振、おなかゴロゴロなどがあり、<補中益気湯>や<六君子湯>など、状況により使い分けていただいていましたが、最近お腹のゴロゴロが再び強くなったとのこと。そこで、冬でお腹の冷えもあるようでしたので<大建中湯>をお使いいただきました。1週間ほどして、胃のもたれる感じやゴロゴロも少し改善してきましたので、更に継続していただいています。

大建中湯>は温中散寒といい、お腹を温め、胃腸の動きをよくする薬で、術後の癒着予防に良く使われるものですが、このようなゴロゴロ音にも短期間で効くケースもあります。

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2008年1月22日 (火)

冷えのぼせ

先週から少し寒くなり、ようやく冬を迎えたという感じです。そして寒くなってくると、冷えのぼせの相談が増えます。

27歳の女性Tさん、毎年この時期になると顔が赤くなるとのことで、以前に医師から<黄連解毒湯>をもらって短期間で改善したということでした。冷えのぼせは本来は下半身を温めることでのぼせを取るものですが、3日ほど服用すると良くなるとのことでしたのでお使いいただきました。

冷えを改善するものとしては、<婦宝当帰膠>や<当帰四逆加呉茱萸生姜湯>などを使っていただきますが、赤ら顔がひどい時は<葛根黄連黄ごん湯>を短期間使うこともあります。いずれにしても冷え症を改善することが優先します。体質によって薬も異なりますので、ご相談ください。

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2008年1月19日 (土)

男性の冷え症 Ⅱ

冷え症は女性だけのトラブルでなく、男性も最近増えているようです。

以前にも男性の冷え症について書きましたが、
http://www.kanpou-ichizen.com/2006/01/post_4483.html
今回は他の方の例です。

28歳の男性Kさん、痩せ型で色白、見るからに冷えやすいタイプの方でした。貧血傾向なら<当帰四逆加呉茱萸生姜湯>を使うところですが、この方は胃腸も問題なく、貧血も無いので<海馬補腎丸>をお使いいただきました。

しばらくして来店され、少し足が暖まる感じがするとのこと、寒い季節ですのですっきりと改善はしていませんが、時間とともに良くなるのではと思っています。

海馬補腎丸は<腎陽虚>に使う薬で、代謝を活発にし、身体を温める薬ですので、元気が無いとか持続力がないような方の冷え症のファーストチョイスです。

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2008年1月18日 (金)

不定愁訴

不定愁訴というと更年期の様々な症状を指すことが多いのですが、若い方でもデリケートな方、ストレスを受けやすい方に、様々な症状でお悩みの方が多くあります。

29歳の女性Mさんは、2年前におなかがゴロゴロすることや咽の違和感で相談に来られました。最初は定番の<半夏厚朴湯>をお使いいただき、少しずつ改善してきました。その後、耳閉感がする、便秘と下痢を繰り返す、耳が痛い、おなかが張るなど、ストレスに関連する様々な症状を訴えられ、その都度<四逆散> <半夏瀉心湯> <健脾散>などを使い分けてきました。

症状が軽いときは1日1回だけ服用されたりしながら2年間経過し、ほとんどの症状は改善しています。しかし、漢方薬を止めるのも不安なのか、少しづつ続けておられます。

ストレスに伴う症状は他にもありますが、あせらずに気長に取り組むことが改善のポイントであることを感じています。

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2008年1月11日 (金)

生理がこない!

生理不順のご相談はたくさんありますが、時々高校生の相談もあります。不順な場合はまだしも、3ヶ月以上生理が来ないというケースもあります。

昨年のことですが、16歳のIさん、生理が3ヶ月以上来なかったので、お母さんが相談に来られました。体格は標準的なのですが、貧血・冷え症でのぼせが強いのが特徴的でした。そこで<婦宝当帰膠>と<桂枝茯苓丸>をお使いいただいたところ1ヶ月目に生理が来たのですが、その後再び生理がとまってしまいました。

今度は婦人科に行かれて、ホルモン療法を受けられました。そしてすぐに生理が来たのですが、ホルモン療法を止めると再び生理がとまってしまい、再度相談に来られました。

そこで、漢方薬は根本的に体質改善するもので、しばらく続けておられたらホルモン治療を受けなくても生理は来るはずであることを理解いただき、漢方薬を再開することになりました。

若い女性は生理が止まってもあまり気にしない方も多いようで、お薬を飲み始めても1回生理が来ると止めてしまうというケースもあります。何でも継続するということは難しいものですね。

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2008年1月 8日 (火)

ぎっくり腰の辛さ!

新年おめでとうございます。

本年も皆様にお役に立つようなブログを綴ってまいりますので、宜しくお願いします。

私事になりますが、お正月明け早々にぎっくり腰を起こしました。一般的にぎっくり腰は、重い荷物を持ったときや不自然な姿勢が続いたときに起こる<急性腰痛症>ですが、繰り返す方は、<運動不足>や<座ったままの仕事>そして<年齢に伴う筋力の低下>などが原因と思われます。

今回は思い当たる原因がないのですが、もしかするとお正月の食べ過ぎ状態で胃の負担が大きくなり、背筋の緊張が引き金になったかと考えます。

ひどい場合は、寝転んでも寝返りが出来ない、起き上がれないほど辛く、経験した方でないと分からないものです。高齢者やその他の疾患でも、寝返りが出来ない方は多く、その辛さを改めて知ることができました。そして、立って歩けることがどんなに幸せなことかが分かります。

ぎっくり腰の時はマッサージは厳禁ですが、経絡に沿った<針灸治療>は効果が早いです。背筋の緊張をとる<芍薬甘草湯>や<イーパオ>を使うことで改善が早くなります。

でも根本治療はやはり運動をして、背筋を鍛えることですね。

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2007年12月29日 (土)

今年を締めくくるうれしいお便り

『声が出にくい』という相談を受けてから約1年間、Kさんとはメールでやり取りをしながらお薬を変えてきました。そして少ししずつ改善傾向はあったのですが、今日はずいぶん良くなって『まだ十分ではないですが、以前に比べると楽で、本当に嬉しいです。』とのご報告をいただきました。

Kさんは「話し始めに声が出にくく、力が入ってしまう」という症状で、漢方では<肺腎陰虚>の証ととらえ、滋補肺腎のお薬を使ってきました。

最初は<麦味参顆粒>で口渇と咽のかすれが改善し、次の<ケイギョク>で、声の出やすさは少し良くなり、<双料参茸丸>で使い疲れにくくなったなど、様々な改善はあったのですが、声が出にくいのがなかなかスッキリしませんでした。

そこで<百合固金湯>に近い煎じ薬をお使いいただきましたところ、一気に良くなり嬉しいメールをいただきました。

この症状の原因と対処法はわかっていても、使う処方によって結果に差が出ます。今回は最後の手段として煎じ薬を使っていただきましたが、これなら最初から煎じることをいとわず、お使いいただいたほうが良かったのかと思いました。

いずれにしても年末に良い報告をいただいたことが嬉しいです。Kさん、ありがとうございました。

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2007年12月26日 (水)

蓄膿症の再発

慢性鼻炎や蓄膿は体質が原因で起きることがほとんどで、体質が変わらなければ慢性化したり、再発を繰り返します。

40歳の男性Hさん、20年前に蓄膿の手術をしましたが今回再発し、相談に来られました。症状は鼻の周囲が腫れ、目の近くに蓄膿がある、熱っぽいとのこと。医師から手術をするよう言われているが、できればしたくないとの話でしたので、<荊芥連翹湯>と<排膿散及湯>を使っていただきました。

その後3ヶ月きっちり服用されたこともあり、痛みや腫れも治まり、手術も不要になったとの報告を受けました。Hさんは少し肥満気味で、漢方では痰湿タイプといい、水分が身体に溜まりやすい体質ですので、症状の改善後は体質改善に変えていくことになっています。

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2007年12月21日 (金)

子供の喘息

文部科学省が公表した「平成19年度学校保健統計調査速報」によると、満5歳~17歳までの児童・生徒の健康診断の結果、子供の喘息が過去最多になったということです。

その結果、2007年度の喘息にかかっている子供の割合(被患率)は、幼稚園では2.2%、小学校3.9%、中学校3.1%、高等学校1.8%で、10年前の2倍になっているそうです。また、蓄膿症やアレルギー性鼻炎の子供も増加しています。

原因は様々で、環境汚染や食物の添加物、食事内容の変化などが考えられると思いますが、漢方の立場でから見ると一番気になるのは<冷飲・冷食> <クーラーなどによる冷え>が一番気になります。

そして、相談に来られた子供さんには<衛益顆粒> <葛根湯加辛夷川きゅう> <麻杏甘石湯>などを使い、滞った水分を減らし、身体を温め、アレルギー体質改善することで改善していきます。あわせてお母さんに対して、水分摂取を制限し、冷たいものを止めるように生活改善するよう話します。その方の環境によって原因様々でしょうが、結局ご両親が気をつけてあげることでかなり改善、または予防ができると考えます。

便利な生活が病気を生んでいますので、昔の生活を見直すことも必要ですね!

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2007年12月20日 (木)

治りにくい咳

風邪の後に咳だけ残ることはよくありますが、風邪に関係なく咳がいつまでも続いて治らないというケースが最近多く見られます。

59歳の女性Oさん、以前に比べ最近咳が治りにくくなったと相談に来られました。状況をお聞きすると、痰はなく乾燥の咳で、朝方は楽なのに昼から夕方にかけて酷くなり、咽の痛みはないが乾燥感があるとのことでした。年齢的にも身体の<津液>が失われて乾燥しやすい体質<陰虚>になると考え、乾燥咳の代表処方の<麦門冬湯>にあわせて<滋陰降火湯>をお使いいただきました。

その後1週間ほどで咳はほぼ改善しましたが、薬がなくなると再び咳が出るようですので、しばらく継続していただくことにしました。このような咳には漢方薬はほぼ即効性があります。

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2007年12月18日 (火)

ポリープができやすい

85歳の女性Oさん、足取りもしっかりとし、顔色も良く、その年齢には見えない元気な方です。3年前に大腸ポリープが見つかり、2回にわたり内視鏡で切除されたのですが、85歳という年齢のこともあり、手術せずに治らないかと2年前に相談にこられました。

それ以降<ササヘルス>をお続けいただき、また便秘がありスッキリ出ないとのことでしたので、穏やかな便秘薬の<ハーベルシー>に加え、腸内をきれいにし、便をスッキリ出させる<イサゴール・プラス>をお使いいただきました。

その後便通は良くなり、便秘薬も半分で、時々使うだけでよい快便になり、今回大腸検査をされた結果もポリープは小さいものがあるだけで切除は不要との結果でした。ポリープに対しては以前から<ササヘルス>をお勧めしてきましたが、いつも期待に応える結果をもたらしてくれます。また、<イサゴールプラス>の食物繊維の併用が良かったのかもしれません。

いずれにしても高齢の方の場合は、できるだけ身体に傷をつけることなく改善できるのが望ましいと思います。

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2007年12月15日 (土)

子供が風邪をひきやすい

風邪が流行っています。特に子供はちょっとした気候の変化で風邪を引きやすく、学校でもらってくることも多くなります。

風邪を予防するために、この季節には大人も子供も<板藍茶>をお勧めしていますが、根本的に風邪を引かない身体をつくるため子供には胃腸を丈夫にすることを優先します。

7歳の女の子Hちゃん、元々風邪を引きやすく、体重は18Kgで平均値23Kgを下回ります。寒がりで、食も細く、食後に時々胃痛も起こるので相談にこられました。そこで子供の漢方薬として昔から使われる<小建中湯>と風邪を引きにくい体質をつくるため<衛益顆粒>を使っていただきました。

1ヵ月後、胃痛は起こらなくなり、2ヵ月後減少していた体重も元に戻り、元気になってきました。少し状況が好転したので、今回は<黄耆建中湯>に変え、継続していただいています。

子供は冷たいものを欲しがりますが、おなかが冷えると胃腸機能も低下しますので、これから寒い季節は特に冷たいものを与えないよう、親が気をつけるべきです。最近は様々な点で子供に対する厳しさが低下しているように思われますので、店頭では努めて親に注意するよう話しています。

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2007年12月14日 (金)

慢性的な浮腫

女性のむくみ相談はよくありますが、男性でもいろいろな疾患によって慢性的起こるものがあります。

34歳の男性Mさん、肥満、高血圧で、腎機能も低下していて全身浮腫がひどいので相談にこられました。まずは利尿からと<猪苓湯>をお使いいただき、しばらくして浮腫みは改善してきたのですが、こんどは急激な回転性に見舞われました。原因は明らかに水毒なので<冒眩散>を併用していただきました。それ以降はめまいは発症せず、浮腫も改善してきましたが、飲まないと不調なため継続されています。

元々の原因は食生活にあるのですが、仕事の関連で自粛もむつかしく、やむを得ないとのことでした。

最近よく言われる<メタボリック・シンドローム>もその原因は日常生活の中にあり、薬によって改善するよりも、<健康に対する意識>を変えることができるか否かがポイントとなります。

わが身にも言えることですが・・・。

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2007年12月11日 (火)

リウマチ様症状が増えています

寒くなってくると特有の相談が増えます。

一番は冷え症と風邪や咳ですが、その他頻尿、膀胱炎、神経痛、頭痛、そしてリウマチに見られるようなこわばりや関節炎です。

リウマチの診断基準は次の6項目の内の3項目が該当すればリウマチと判定するようです。

①3つ以上の関節の圧痛と運動痛 
②2つ以上の関節の腫れ 
③朝のこわばり 
④リウマトイド結節(皮下結節) 
⑤CRP陽性・血沈値が20mm以上 
⑥血液検査でリウマトイド因子がある

しかし、最初からリウマチの検査に行かれる方は少なく、冷えによる関節炎と思われて漢方相談に来られます。

漢方ではこれらの原因の多くが<寒湿>と捉え、身体を温めることと湿気の滞留をなくするような漢方薬を使います。例えば<桂枝加朮附湯>や<よく苡仁湯>など、症状と体質にあわせて使いますと、短期間で症状改善は望めます。しかし、リウマチであるか否かは判断できませんので、合わせて専門医の診断を受けるよう薦めています。

昨今、冬の時期になっても若い女性の間ではショートパンツをはいている方を多く見かけますが、冷えが様々な病気の原因になっていることに気づいてほしいものとつくづく思います。

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2007年12月 8日 (土)

慢性腰痛の原因は?

先日の新聞記事で慢性腰痛の話が書いてありました。

福島県立医科大学の紺野先生によると、従来腰痛の原因は腰椎の変形や異常によるものと考えられてましたが、異常がなくても腰痛がある人が7割、MRIで異常が認められたのが3割とのことです。そして異常のない腰痛の原因は、不安やストレスなど、心理的、社会的要因が関連しています。また、椎間板ヘルニアの人でも、手術をしなくて治る人が約半数あるようです。こういった整形外科の疾患でも、ストレスが大いに関連していることを再確認できました。

実は、漢方では以前から腰痛やギックリ腰はストレスに関わるとしてよく知られていて、漢方医の故・相見三郎先生は気分の病(現代の言葉では、自律神経失調症に相当する病)による腰痛には<桂姜棗草黄辛附湯>という漢方薬が即効性があるといわれ、以来漢方界ではよく使われて実績があります。

昔から行われていた漢方の智恵が、西洋医学でますます明らかになっていくことは喜ばしいことです。

そういえば先日から当店のスタッフも腰痛を発症していましたので、このブログを読むように言わなければ!

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2007年12月 7日 (金)

インフルエンザに漢方薬

インフルエンザが流行しはじめたことはメルマガにも書きましたが
http://kanpou.cocolog-nifty.com/kanpou/2007/12/20071205_b3c5.html

今年は抗インフルエンザ薬の<タミフル>が10代では使えなくなりました。また、吸入タイプの<リレンザ>も副作用が発生との新聞記事がでて、注意を呼びかけています。

これらの新薬の良い点もありますが、漢方薬も見直されています。昨年は漢方専門医もたくさん<麻黄湯>を使われ、良い成果が報告されています。

私が説明するより、日経BPの記事にまとめられていましたので、一部紹介します。ぜひ参考にしてください。
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/353/353538.html

以下、日経BPより

麻黄湯は、添付文書にも、「インフルエンザ(初期のもの)に効果がある」と記されている。麻黄湯は古くから、発熱や頭痛、首筋・肩・背中・腰など全身の筋肉や関節の痛み、動悸(どうき)、息切れ、寒け、咳、鼻詰まり、のどの痛みなど、さまざまな症状に効くといわれてきた。こういった症状が、現在のインフルエンザでみられる症状と一致していると考えられ、医師にも広く使われている漢方薬だ。(中略)

最近、A型インフルエンザだと診断された患者を対象に、抗ウイルス薬、総合感冒薬、麻黄湯のそれぞれを投与して、効果を比較した研究が報告された。この研究によれば、麻黄湯を投与した群で、総合感冒薬に比べると、急性気管支炎、肺炎の発生率が低下することが明らかになった。

さらに、発熱日数を比較したところ、麻黄湯を投与した群は、抗ウイルス薬と同じくらいの短期間で済んでいることが分かった。最も発熱期間が長引いたのは、総合感冒薬だった。古くからある漢方薬は、新しく登場してきた薬に負けず劣らずの力を秘めているのかもしれない。

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2007年12月 6日 (木)

乾燥による咽痛が増加!

先日から咽痛の相談がふえています。

いずれも、最初は風邪と思い市販の風邪薬を飲んでいたが、治る様子もなく、ますます痛くなるので漢方薬を求めて来られています。詳しくお聞きすると、乾燥によるものとわかり、<麦門冬湯>や<養陰清肺湯(潤肺糖漿)>を使っていただき、すぐに改善します。

原因は暖房機にあります。快適生活を求め、最近は石油ストーブから電気暖房に変わった家庭や事業所が増え、加湿器を置いていないところは肌も咽も乾燥します。

さらに当店では、乾燥のため静電気が起こり、錠剤分包機でお薬を作った時、静電気によって薬がくっつき、錠剤の入り数が狂ってしまうというトラブルも発生し、早速加湿器を入れました。

インフルエンザの予防のためにも<乾燥を避ける>ことが大切です。咽痛の方、再度家庭環境を見直してみてください。

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2007年12月 5日 (水)

胃痛も様々

胃痛の原因はたくさんあります。

西洋医学では診断の結果、胃炎や胃潰瘍、胃酸過多、ストレス性胃炎などの病名がつきますが、漢方では経過や症状から推察して対応を決めます。

54歳の女性Iさん、病院で食道裂孔ヘルニアと診断されました。これは横隔膜にある食道が通る穴から、腹腔内にあるべき胃の一部が胸腔側へ脱出している状態をいいます。そのため痛みが発生し、鎮痛剤を使うことで対応されていました。

症状を詳しく尋ねると、みぞおちがつまる、食べ過ぎると痛むなどで、漢方では<心下痞硬>、<脾胃気虚>ととらえ<香砂六君子湯>を使っていただきました。その後2週間で強い痛みは無くなり、空腹時の違和感や胃もたれが残るとのことでしたので、今度は<半夏瀉心湯>を継続していただきました。

漢方では病名を問わず、症状や体質で漢方薬を決めますので、どんな病名でも対応することができるのです。

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2007年12月 1日 (土)

お血による腹痛

先日書きました、便秘と腹痛の話の続きです。

http://www.kanpou-ichizen.com/2007/11/post_8ac1.html

便秘と腹痛でお困りのKさんに<通導散>をお使いいただいた後、便通は2日目から調子よくなり、また腹痛は4日目からなくなりました。そしてその後はすっかり快調を維持しています。

Kさんは20年前からご家族の問題があり、大変苦労されていて、長い間抗精神薬を服用され、そのため便秘になり、また漢方で言うところの<気滞血お=気の滞りが血の流れを妨げ、血流を悪くする意味>があり、左下腹部のお血点に血液が鬱滞して痛みを生じていたのです。この場合は単に便秘薬では改善せず、血流を良くする漢方薬を用いると改善します。

検査を受けて原因不明と言われた<下腹の痛み>の場合は、これに該当することが多いようです。

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2007年11月30日 (金)

おなかが張る!

おなかが張るケースは、以前のブログで整理して書いていますが、
http://www.kanpou.info/ichizen/index.php?id=05060006

食べすぎとか、便秘などによるものでなく、食べていないのにおなかが張るというケースもよく見られます。

37歳の女性Mさん、長い間おなかが不快で、意識がいつもおなかに行くとのこと。胃がポチャポチャして、空腹感もなく、すっきりしないようです。整体では胃が固い言われたそうです。

そこで、まずは胃の水分をさばき、もたれ感をとるため<半夏瀉心湯>をお使いいただきました。1ヶ月して、胃のポチャポチャは少なくなりましたが、おなかはスッキリしませんでした。次に<気滞>すなわちストレスが影響していると考え<柴胡桂枝湯>をお使いいただきましたが、やはり変化がありません。

そこで再考し、ストレスだけでもなく、水分による機能低下だけでもないので、両方を考え合わせ、<平胃散>と<柴胡疏肝散>を使っていただいたところ、しばらくして胃の張りが改善し始めました。

この処方は漢方で<気滞湿阻>に対応するもので、気のめぐりが悪く胃の機能低下を起こし、水分が溜っているのを改善するもので、ようやく先が見えてきました。まだ少し時間がかかりそうですが、徐々に改善するものと思われます。

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2007年11月29日 (木)

疲れると頭痛

ストレスによる緊張性頭痛の話は以前にも書きましたが
http://www.kanpou.info/ichizen/index.php?id=06060010

今回は疲れとともに出てくる頭痛の話です。

28歳の女性Tさん、神経を使う仕事をされていて、疲れてくると肩がこり、首から後頭部にかけて頭痛がするとのことでした。めまいも月に2~3回はあり、座っていてもクラッとするので相談にこられました。

血圧は低く血流が良くないタイプで、漢方では<気滞血お>と捉え<冠元顆粒>を少しと、緊張を緩和する<釣藤散>を使っていただきましたところ、2週間余りで頭痛はすっかり消え、めまいも今まで全く起こらず、喜んでいただきました。

肩こりからくる頭痛には、通常<葛根湯>を用いますが、血流が悪いとか緊張が連続する方には、異なった対応で改善することもよくあります。漢方は体質によって決めるものなのです。

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2007年11月27日 (火)

寒さによる鼻水

朝夕寒くなり、冷たい風が当たると、ついつい鼻水が出るものです。

こんなとき日本では一般的に<小青竜湯>がよく使われますが、中国の先生によると子供や高齢者には小青竜湯のような<麻黄>が含まれる漢方薬は多く使用するのは望ましくないとの指摘を受けました。

<麻黄>の成分に交感神経の興奮作用があり、大量に摂取すると麻痺や血圧上昇作用があるためです。そのため、高齢者や子供には他の処方を考えることがよくあります。

76歳の男性Sさん、脳梗塞の後遺症でリハビリ中、血圧が高く嚥下困難もあり、体力も低下して、冷えもあり、風にあたると鼻水がよく出るとのことでした。そこで以前からお使いの<清心丸>や<補中益気丸>に加えて問題なく、また血圧や心臓などに影響なく鼻水を改善するため、<苓甘姜味辛夏仁湯>をお使いいただきました。

結果、1週間もしない間に鼻水は治まり、楽になったとのことです。

最近は漢方薬も安価で自分で選んで買えるようになりましたが、体質や状態に合わせて選択しないと副作用も出る場合があります。特に体力のない高齢者や子供には充分気をつける必要があります。必ず専門家に相談ください。

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2007年11月24日 (土)

女性の気力・体力低下の症状

気力体力低下というのは日常的にありますが、女性と男性ではその対応が異なります。

38歳の女性Sさん、仕事が忙しく、とてもハードな生活を送られていた結果、体力・気力が低下し、耳が聞こえにくく、耳閉感があり、視力の低下、胃痛、立ちくらみ、など様々な症状を訴えられて来られました。

以前も仕事が忙しかったときに生理がとまったり、不安感がでたりしたこともあったようです。

そこで、<婦宝当帰膠> <加味逍遥散> <杞菊地黄丸>などをお使いいただきましたところ1ヶ月でかなり改善し、2ヶ月目には耳の症状や疲れ目、たちくらみなどもすっかり改善し、表情も明るくなってきました。

女性の疲れにはやはり<補血> <補気>の薬が必要で、男性の気力と体力の低下には<補気>と<補腎>の薬、例えば<参馬補腎丸>などが適するようです。

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2007年11月22日 (木)

甘草による偽アルドステロン症

この話は以前に書きましたが
http://www.kanpou-ichizen.com/2005/12/post_f1a8.html

漢方薬に含まれる<甘草>によって、まれに高血圧や浮腫を生じることがあります。

今年初めてのこの症例を紹介します。

43歳の女性Yさん、冷え症や疲れで相談を受け、<婦宝当帰膠>と<香砂六君子湯>をお使いいただきました。10日ほどして、急に体重が5Kgほど増え、おかしいと思って病院で検査を受けられましたが原因不明で、当店にこられました。

詳しくお聞きすると、明らかに<偽アルドステロン症>で、すでに漢方薬は中止しておられましたので、代わって浮腫をとるため<猪苓湯>をお使いいただきました。

Sさんは中医学にも明るい方ですぐに中止されていましたが、やはり驚かれたことと思います。

この漢方薬に含まれる甘草成分は1日量1,6gで少ないのですが、それでも発症する場合もあり、特に腎機能低下の方や疲れが酷い方のばあい注意が必要です。また、漢方薬以外にも健康食品、市販胃腸薬、醤油、のど飴、など食品の甘味料として使われているため、その分と重なると1日の摂取量が増えますので、それが原因となる場合もあります。

回を重ねるたびに慎重になります。

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2007年11月20日 (火)

便秘と腹痛

70歳の女性Kさん、以前にも不眠でお越しいただいていたのですが、今回は便秘と腹痛が強く、病院でも改善しないと相談に来られました。

元々安定剤や眠剤を使っておられて、便秘になりやすい状況があり、病院でカマグをもらったがすごい下痢になりすぐに止められました。そして次に<麻子仁丸>出されたが、便秘も腹痛も良くならないとのことでした。そしてCTなどで精密検査を受けたが、何も異常がないとの結論でした。

そこで詳しくお聞きすると、原因はストレスによる<お血>によって、左腹部の痛みが生じるという、漢方で<小腹急結>状態でした。西洋医学では便秘薬か、鎮痛剤しかありませんが、漢方ではこのような症状には血流を良くしつつ、便通も良くする<桃核承気湯>や<通導散>があり、早速使っていただきました。

このようなケースは中年の女性に時々みられ、漢方が得意とする症状です。1週間以内に改善が見られることとと思われます。

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2007年11月19日 (月)

イライラと夫婦げんかに

いつもお越しになる女性Tさん、子供の世話に追われ心身ともに疲れてイライラが多くなり、それに伴いご主人もイライラするようになり、夫婦げんかがふえたとのこと。

そこで<抑肝散>をお使いいただいたところ、少しイライラ感が軽減して来ましたが、ご主人はまだ変わらないようです。原因は、お母さんが子供に時間をとられ、ご主人まで気が回らないと思われましたので、『ご主人も大切に!』と声をかけておきました。

奥様のイライラがさらに軽減することが先決のようですね。

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2007年11月17日 (土)

いつまでも強く美しく!

最近は高齢者でも元気な方が増えています。そして見かけでは年齢はわからないもので、しっかりとした足取りで来られます。

84歳の男性Hさん、以前から血流や梗塞などの相談を受けておりましたが、今回は精力剤を紹介してほしいとのことでした。医院でも薬をもらっていたが、あまり常用は良くないといわれたので漢方薬を求めてこられました。そこで、体調にあわせ、<霊鹿参>をお使いいただきました。

もう一人の方は、80歳の女性Iさん、見た目は色艶がよく、60歳代かと思われました。体重が少し気になり、膝に負担がかからないようにと、ゆっくりダイエットをご希望でした。体質から<防風通聖散>を使っていただきました。

昔から いつまでも 男は強く女は美しく ありたいことを実感する今週でした。

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2007年11月16日 (金)

高齢者の幻覚・不眠

以前に高齢の方の幻覚症状が短期に改善した話を書きましたが
http://www.kanpou.info/ichizen/index.php?id=06120013

その後幻覚は発症せず過ごされているとのことでした。そして今回は不眠の相談で、なかなか寝付かれない、朝方早く目が覚めるなどでしたので、<酸棗仁湯>をお使いいただきました。

酸棗仁湯は、虚労の方の不眠症によく使い、気分を安心させて睡眠を改善する働きがあり、高齢者にはよく適するもので、1週間ぐらいで改善してくるものと思います。

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2007年11月13日 (火)

女性の尿もれ

昨日のNHKテレビで、女性の尿トラブルに関する番組がありました。

尿トラブルには、<尿漏れ>、<頻尿>、<尿が出にくい>という3つかありますが、今回はそのうちの尿漏れについてです。

尿漏れが一番起こりやすいのは、犬の散歩の時に急に引っ張られたりする瞬間が多いようで、緊張によって腹圧がかかり漏れる、いわゆる腹圧性尿失禁です。また要因としては肥満や便秘があり、膀胱を圧迫しやすいので、注意が必要とのことです。そして自分でできる改善方法は、骨盤底筋体操で、筋肉を鍛えることを継続するとよいようです。

尿漏れは他人には話しにくいものですが、40代を超えると多くの方に見られるもので、当店にも漢方相談に来られます。

漢方では個々の体質によっ漢方薬を使い分けますが、多いのは腎気を高める<牛車腎気丸>や脾気を高める<補中益気丸>、不安など神経を安定させる<清心蓮子飲>などを使い、改善します。

その他にもありますので、お問い合わせください。

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2007年11月 7日 (水)

皮膚掻痒症

皮膚に発疹がなく、痒みだけが生じるものをいいます。

原因は精神的なものや、季節性のもの、全身に及ぶものや局所的なものなど様々です。多く見られるのは、老人性皮膚掻痒症や、妊娠掻痒症、陰部掻痒症などです。

先月来られた25歳の男性Oさん、例年秋の乾燥時期になると頭部が痒くなり、皮膚落屑を生じます。また、額の部分は赤く丘疹を生じます。そしてストレスを受けると悪化しやすいとのことでしたので、Oさんには<柴胡清肝湯>をお使いいただきました。

2週間してかなり落屑は減り、4週間ですっかりなくなりました。思ったよりも短期間で改善し、喜んでいただきました。

この柴胡清肝湯は、血液を補い、乾燥を改善する<四物湯>に、炎症を鎮め解毒する<黄連解毒湯>と、ストレスの影響を緩和する生薬類が加わった処方で、ストレスの多い現代人にはよく適するものです。処方を編み出した昔の人の知恵に感嘆します。

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2007年11月 2日 (金)

切迫性排尿障害

女性や高齢者に良く見られる症状のひとつで、突然に膀胱が収縮して尿意が突然おき、時には尿漏れが起こることもあります。

原因は脳梗塞など神経が原因になるもの、結石や膀胱がんによるものなど、何らかの神経の変化と考えられています。

60歳の男性Nさん、以前から前立腺肥大があり、手術をされた後も頻尿や切迫尿、灼熱感などが続いていましたので<瀉火利湿顆粒>をお使いいただいていました。これで頻尿はかなり改善したのですが、切迫尿が改善せず<清心蓮子飲>や<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。仕事に集中しているときや、休日はあまり気にならないのですが、日によって調子が悪いときがあるので、継続してお使いいただいています。
漢方では、緊張を緩和する<芍薬甘草湯>や<半夏厚朴湯>など、いくつもの種類がありますが、神経に関係しているため<気の持ち様>にも影響します。

尿意を感じたとき、何かきをそらせるとか、肛門を引き締めるとか、深呼吸などですこしおさまる事もあるようですが、いずれも短期間ではなかなか難しいようです。

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2007年11月 1日 (木)

再び 男性のめまい

以前にも書いたテーマですが、

http://www.kanpou-ichizen.com/2007/10/post_efb7.html

他にも同様の方が相談にこられました。

56歳の男性Tさん、タバコをやめられてから水をよく飲むようになり、仕事中もイライラするとすぐ水を飲む習慣があり、大きなペットボトルを傍においておられました。そして、すこし前からなにかフラフラすることが多く、特にビールを飲んだときに酷くなるとのこと。明らかに水毒によるめまいで<冒眩散>をお使いいただきました。

もう一人の方、34歳の男性Mさん、仕事が忙しく、飲む機会も多く、また以前より腎臓や肝臓機能が低下していて、むくみが酷いので相談にこられました。そこで<猪苓湯>や<五苓散>をお使いいただき、皮膚のツッパリは改善してきたのですが、今度は強い目まいを起こされ病院に運ばれたとか。体重は85Kgで、やはり水分を多く取られていて、<水毒>が原因になっていると考えられます。同様に<冒眩散>をお使いいただきました。

夏は汗をかくので水分は多めにとる必要がありますが、秋になり汗をかかなくなると摂取する水分も減らすべきです。高齢者で梗塞を心配される方は水分を必要としますが、それ以外の方はほとんどが摂取過剰で、それが胃弱や目まいの原因となっています。

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2007年10月25日 (木)

長期のニキビ

ニキビの相談は大変多く、対応する漢方薬もたくさんある疾患です。ピッタリ適合するとすぐに効果が見られますし、合わない場合は1ヶ月使われても全く改善しないケースもあります。簡単なようで難しい疾患です。

32歳の女性Kさ