« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月31日 (火)

まくり(マクリ)

時々お問い合わせを受ける<マクリ>は別名:海人草という海草です。

昔から回虫の駆虫薬として使われてきましたが、最近は成分のカイニン酸とサントニンをあわせた駆虫薬が販売されていて、マクリはあまり使われなくなりました。それでも年に何回かお問い合わせを受けることがあります。

なお、産後間も無い赤ちゃんに飲ませる胎毒下しは、このマクリに他の生薬を加えたものが一般的です。参考にご覧ください。
http://www.kanpou.info/blog/ichizen/2007/04/post-468.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月30日 (月)

熊胆(ゆうたん)

熊胆(ユウタン)はツキノワグマやヒグマの胆のうを乾燥させたもので、昔から貴重な民間薬として知られています。最近は動物保護のため、ワシントン条約で規制され、入手しにくくなっていますが、昔からの愛好者もおられます。

熊胆は、胃腸薬、胆石、発熱、痙攣、炎症などに効果があります。乾燥して硬くなった胆のうを小さく刻み、1回0,2g程度、口に含んで舌下吸収させるように服用します。味は極めて苦いのですが、ほのかな甘みもあります。成分量に差異があり、味も効果もばらつきがあるのですが、時には偽者もあるようです。

いつもお使いになっているAさんは、一口なめるとその効果の良否がわかると言われます。

自然保護をしながら、こういった貴重な薬も守って行きたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月27日 (金)

サフラン

近年あまり使われなくなった<サフラン>は、別名:番紅花といい、活血、通経の漢方生薬として使われてきました。

しかし、花柱を1オンス=30g集めるのに4300本の花が必要とされて、高価なためにあまり使う機会がありません。作用は、鎮静、鎮痛、通経などがあり、生理痛や生理不順、産後の腹痛に用いられるとともに、清心といい、気分の落ち着かないときにも使われる生薬です。

今日もお客様からお問い合わせをいただいたので、書いてみました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月25日 (水)

喘息の咳と痰

64歳の男性のTさんは8年来の喘息で、ステロイド吸入剤などを続けてこられました。しかし痰がからんで出にくく、そのために突然に咳き込むことがあり、一度咳き込むと15分ほど続いて苦しいとの相談を受けました。

以前に同様の症状で<麦門冬湯>を4ヶ月間使われたが効果が無かったとのことで、今回は<清肺湯>をお使いいただきました。3ヵ月後、痰も咳も減少し、楽になって来たと喜んでいただきました。

清肺湯には粘る痰を潤す<麦門冬>も含まれますので、痰を伴う、長期に渡る咳にはお勧めの漢方薬です。症状によっては他の薬を併用することも多く、詳しくはご相談ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月21日 (土)

蕁麻疹が短期に改善

蕁麻疹の原因は様々で、わからないケースもよくあります。

44歳の女性Fさんは3年間蕁麻疹があり、温度が急に変わると大きな蕁麻疹が出て赤くなり、痒みを伴うと相談に来られました。話を聞くと、肌が敏感で温度や環境に影響を受けやすい、漢方で言うところの<衛気虚>と考えられました。

そこで漢方薬は<衛益顆粒>と<桂枝湯>をお使いいただきました。2週間後に報告に来られ、薬を飲んだあくる日から蕁麻疹が消えて、それ以降でないとのことでした。あまりの早さに驚きでしたが、変わったことは何もしていないとのことでしたので、漢方薬が効いたとしか考えられません。

いずれにしても喜んでいただいたのですがこんなに早く効果が出るとは思っていないだけに、不思議な事例でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月20日 (金)

中医薬研究会に行ってきました

昨日は定例の研究会で、<帰脾錠>について学びました。

帰脾錠の効能は、貧血・不眠・健忘で、元々冷え症があって弱々しい方に適する薬です。

一般的に漢方薬を選択する時には、その構成生薬の働きと、その生薬が身体を温めるものか、冷やすものか、どの臓器に作用する物なのかなども考え合わせて、その方に合う漢方薬を紹介していますが、お客様がドラッグストアなどで効能だけを見て求められると、選択を誤ることがよくあります。

帰脾錠>は不眠に用いる場合、身体が弱々しくて胃腸が弱く、冷え症である人に適するのですが、逆にイライラが強く赤ら顔で血圧が高く、丈夫な方不眠には<黄連解毒湯>などを使います。

不眠に使う漢方薬は、日常でも10種類以上あります。漢方薬は体質に合わせないと効果を発揮しないので、必ずご相談ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月18日 (水)

緊張と頻尿

今年は景気が悪く、就職活動されている方は大変なことと思います。試験や面接というだけでも緊張するものですが、この時期は特に厳しいことと思います。

22歳の学生Yさんは元々神経性の頻尿があり、<清心蓮子飲>などの漢方薬をお使いいただいていましたが、さらに好きだったコーヒーを止めていただいたところ酷い頻尿はなくなりました。

年が明けてからは就職活動を始められ、そのための緊張によってまた頻尿が酷くなりました。そこで冷え症もあったので、今回は<真武湯>や<抑肝散>をお使いいただきました。

結果、服薬している時は楽になるとのこと。就職が決まるまで、この調子でいけたらいいのになと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月16日 (月)

東山花灯路 に行きました

昨夜は<東山花灯路>に行ってきました。

http://www.hanatouro.jp/index_h.html

北は青蓮院から円山公園・八坂神社、ねねの道を通って、清水寺までの散策道路約4.6kmの間に2400基の露地行灯が置かれ、生け花や灯篭などもたくさん飾られ、一帯が幻想的な情景に包まれています。また、知恩院や青蓮院、高台寺などがライトアップされ、神秘的な光景が美しいです。

人が多くて良い写真が撮れませんでしたので、是非ご自分の目で見てください。

円山公園にあった光のオブジェを紹介します。

Ob

大雲院祇園閣のライトアップ

Lu

今月22日まで、午後6時から9時30分の間に行われています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月10日 (火)

中年以降の乾燥肌

乾燥肌の相談は女性に多く見られますが、男性でも特に中年以降の方の相談があります。

58歳の男性Uさんは5年ほど前から乾燥肌が気になりだし、特に11月頃から悪化し、痒みがが出て困るとの相談を受けました。

既にご自分で<当帰飲子>という、乾燥肌に使う漢方薬を服用しておられましたがあまり改善しないとのことでした。そこで漢方薬は滋陰効果のある<八仙丸>などをお使いいただいたところ、3日目から痒みが軽減し始めました。

痒みに対する漢方薬は、血液不足のために皮膚に充分な血液が補われず乾燥する場合は<当帰飲子>を使いますが、高齢者などで肌に充分な水分が行き届かない場合は<八仙丸>を使います。またこれ以外には、血液の流れが悪い場合などでも痒みが生じますが、いずれも体質に合わせて漢方薬を選ぶことが大切なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月 5日 (木)

アルツハイマーと漢方薬

昨年の秋にアルツハイマーに<抑肝散>が効果があるとテレビ放映された時、何人かの方が求めて来られました。その作用を大阪大学の先生が研究された結果が発表されていました。

それによりますと、抑肝散がアルツハイマーの原因とされる脳の神経細胞の変異や細胞死を抑制する効果があるとのこと。

漢方では認知症に対していくつかの薬があり、学会でもたくさん発表されていますが、興奮や妄想や暴力的な方には<抑肝散>を用い、貧血傾向や物忘れ、不眠傾向の方には<帰脾湯>を、その他<当帰芍薬散>や<釣藤散>なども使われています。

いくら認知症に使われるといっても、その方の症状と体質に合う必要があります。ご相談ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月 2日 (月)

花粉症の漢方薬

先週から花粉の飛散が多くなってきました。例年この時期だけ相談に来られるお客様もあり、いつも同じパターンで漢方薬を求めて行かれます。

Sさんは2年前に花粉症で相談に来られ、くしゃみと鼻水でお困りでしたので、<衛益顆粒>をお使いいただきました。それだけでほとんど治まっていたのですが、症状が強いときだけ<小青竜湯>を少し加えて服用されていました。また、咽が痛むときは<涼解楽>を頓服として使われると、すぐに楽になるとのことでした。

そして今年も今日お越しいただき、同じパターンで漢方薬を求めていかれました。

花粉症が適応症になっている漢方薬は無いのですが、その様々な症状改善を目的として使う漢方薬はたくさんあります。お気軽にご相談ください。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »