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2007年8月30日 (木)

高齢者の便秘には

漢方に感する番組は様々な形で週に1度ほどあるようで、テレビを見ての問い合わせが時々あります。

今日お越しになった60歳代の女性、便秘に<桂枝加芍薬湯>が良いと聞いたが?とお越しになりました。詳しくお聞きすると、常に便秘気味で、出るときは乾燥したコロコロ便とのこと。これは高齢者に多いタイプで、潤腸作用のある<麻子仁丸>をお使いいただきました。

なお、<桂枝加芍薬湯>は過敏性腸症候群などで下痢する方にはよく使いますが、便秘の場合は<桂枝加芍薬大黄湯>が使われます。

いずれにしても、テレビ報道で漢方に興味をもたれる方が増えることは嬉しいことです。

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2007年8月28日 (火)

渓流に涼を求めて

連日の暑さに耐えかねて渓流釣りに行ってきました。

山に入ると緑鮮やか、林道端にはトリカブトの花が咲き始めています。

Torikabuto_3

渓流に入り上流へと遡行していくと途中にはたくさんの滝があり、水しぶきが霧のように舞って、キラキラと輝いています。身も心も洗われるようです。 Taki_3

帰ってから血糖値を測定してみると極度に低い!普段やや高めなのですが、うそのように低くなっていました。糖尿病に運動が欠かせないことを実感した1日でした。

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2007年8月27日 (月)

後頭部の痛み

後頭部の痛みには肩こりからくる頭痛や、後頭神経痛などがあります。

50歳の女性Iさん、ヘルペスになった後に顔面痛が残り、同時に後頭部の痛みが発現しました。また、左半身が冷えて腰痛などもあり相談に来られました。

顔面痛はヘルペスによる三叉神経痛が疑われますが、その他の痛みは冷えや筋肉の緊張によるものと思われ、<麻黄附子細辛湯>や<釣藤散>をお使いいただきました。

2週間後、後頭部痛や肩こり、腰痛などが改善し、顔面痛だけが残っていましたので、今度は<麻黄附子細辛湯>や<板藍茶>をお使いいただきました。ヘルペス後の痛みは時間がかかりますが、改善することを期待しています。

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2007年8月25日 (土)

こどもの痙攣発作

先日てんかんの話を書きましたが、https://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=20196981&blog_id=122697 

病院でてんかんと診断されてはいないが痙攣を起こすというケースがあります。

10歳の女の子、今年になってから3回痙攣を起こし、病院ではてんかんの薬を勧められましたが、服用が気になるので漢方を希望され相談を受けました。

詳しくお聞きすると、以前より大きな音に敏感であったり、癇が強い、疲れると発作が出るようだとのこと。そこで気分を安定させるため<柴胡加竜骨牡蛎湯>の方意で、子供でも使える処方を考え、使っていただいたところそれ以降痙攣発作は起きず、2ヶ月経過して身体も疲れにくくなり、順調にすごしておられます。

子供の痙攣は西洋医学的な検査が必要ですが、病院で特に問題ないとされた場合は漢方薬が安心して使え、且つよく効きますのでお勧めです。

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2007年8月21日 (火)

季節と体調の関係

人はそれぞれに過ごしやすい時期と体調を崩しやすい時期があります。

例えば、女性の場合は冷える12月とか、水肥りのかたは湿気の多い6月に、自律神経トラブルの方は5月頃などに体調が崩れやすいです。

昨日来られた24歳の女性、クーラー冷えし、また猛暑で夏バテ気味で相談に来られました。貧血傾向もあったので<婦宝当帰膠>をお使いいただきましたが、気になったので昨年の相談記録を調べてみると同じ8月20日に、同じ相談で来られ、同じものを使っていただいたことがわかりました。

ピッタリ1年ぶりで来られるというのは時々あり、不思議なものですが、毎年同じ時期に体調が崩れやすいことがよくわかる事例でした。

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2007年8月20日 (月)

ストレスと湿疹

湿疹の原因は様々で、なかなか治りにくいものや思わぬことで良くなるケースもあります。今日はその良いほうの症例です。

23歳の男子学生さん、胸部、腹部、腕、背中などに赤く小さな発疹がたくさん発生し、汗で悪化したり、食後やお風呂で温まった時に痒みが強くなり、睡眠中も引っ掻いているようでした。また便秘気味で、季節に影響すること、上半身に集中していることなどを考え合わせ、<荊芥連翹湯>や<涼血清営顆粒>を使っていただきました。

14日後、少し熱っぽさは取れたものの湿疹は良くならず、さらに<黄連解毒湯>を加えて14日経過し、湿疹はすっかり消えてしまいました。

あまりの早さに驚き、詳しく経過を聞いたところ、難しい国家試験を受けるため無理してきたことが関連していたようで、テストが終わってから良くなって来たとのこと。漢方薬だけでなく、ストレスから開放されて、血熱がとれたことがポイントとなったようです。

ストレスが身体にいかに影響するかを学びました。

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2007年8月18日 (土)

プラタナス・グンバイ

最近当店周辺のプラタナスの葉が変色して黄色くなってきたので、これは猛暑のせいかと思っていたところ、実はプラタナス・グンバイという北米産の昆虫が食い荒らしていることがニュースで報道されていました。Puratanas(写真:右は正常、左は枯れ始め)

この昆虫は3mm程度の小さなもので、かなり繁殖している様子で、急激に葉が減少してきています。

人間も鳥インフルエンザやSARS,狂牛病のように国際的な感染がいつも問題になりますが、昆虫も国際化していることを実感しています。そして地球温暖化に伴って、動物や昆虫の動きがさらに異常になったりすると、環境破壊が進んでいることへの警鐘なのかなとも感じます。

この2~3日の異常な暑さも同様で、地球の未来に不安を感じざるを得ません。

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2007年8月17日 (金)

五山の送り火

今年はNHKの生中継で<五山の送り火>が放映されたため、ゆっくりと自宅で送り火を見ることができました。例年遠くから見る光景と異なり、迫力がありました。また、この歴史的行事を支えている人々の苦労や、京の町衆と五山の送り火との関わりなど、新たに知ったことがたくさんありました。Dai

でも、やはりむし暑い中で、送り火が点火され、やがて消え行く姿こそ風情があってよいのかもしれませんね。

五山の送り火が終わると、京都の暑さも少し落ち着いてきます。

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2007年8月16日 (木)

ダラダラ流れる汗

毎日暑い日が続くため、汗のご相談をたくさん受けています。

その中の一人、昔から漢方を愛用のIさん、更年期の症状やお腹の症状に加え、朝から汗がダラダラ流れるため、何度も着替えが必要で大変との相談を受けました。また、睡眠中も同様、汗によって冷えるため着替えていると睡眠不足になるとのことでした。

そこで、汗を止め、発汗による疲れを軽減するため<麦味参顆粒>をお使いいただきましたところ、汗は少し減って楽になったとのことでした。体調が悪い方や、高齢の方の脱汗に適する漢方薬で、その他の方にも重宝にしていただいています。

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2007年8月15日 (水)

てんかんの症状?

昔から<てんかん>は、突然倒れて泡を吹く病気とされてきましたが、最近は必ずしもそうではないといわれます。

またその原因は、脳の損傷や神経の異常とみられていますが、根本的な原因は明らかではありません。症状は個人差があり、病院の判断もマチマチのようです。

8歳の男の子、3歳頃から毎日腹痛を訴えたり、集中力がなかったり、目をまばたきさせたり、チック症のような症状も続いていました。病院ではてんかんと診断が出て、西洋薬を服用していましたが、しばらくすると薬が効かなくなるため困っておられました。

また、別の病院では<てんかん>でないとの診断を受けたため、漢方相談にこられました。

漢方では病名には関係なく症状や体質によって考え、この子供さんには<抑肝散>のエキス散剤を使っていただきましたところ、腹痛が治まり、落ち着きが出てきて、さらに夜尿症も改善しました。その後中断していましたが、再び症状が出始めたため再度来店され、継続することになりました。

昔から子供の<疳の虫>が強い、<肝気>の高ぶりには、漢方薬が安全で、且つ長期間使えることをお話しておきました。しばらくすると再び改善するものと思われます。

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2007年8月11日 (土)

花火が怖い!

8月に入ってあちこちで花火大会が行われていますが、当地(京都・宇治)でも宇治川花火大会が昨日行われました。少し高台に登ってゆっくり夏の風物を楽しみました。1

少し以前の話になりますが、40代の女性から花火の音が怖いといった相談がありました。もちろん花火だけでなく、大きな物音や電車に乗ることも怖いとのことでした。漢方では<心胆気虚>といい、胆気不足でいわゆる<胆が小さい>状態です。

そこで、<桂枝加竜骨牡蛎湯>を使っていただき、時間とともに改善したことがありました。この薬は元気をつけ、気分を安定させる働きがあり、神経過敏な方に使われるものです。

花火をきっかけに思い出した話です。

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2007年8月10日 (金)

減少する野菜の栄養

最近は野菜が年間を通して何でも手に入り、個々の野菜の旬がわからなくなってきました。いわんや子供たちは野菜がどのように育っているか知らないことも多いのではないでしょうか?

それよりも大切なことは、野菜の栄養が極度になくなっていることが「日本食品標準成分表」で明らかになっています。

例えば、ほうれん草に含まれるビタミンAは、昭和25年の「成分表」で100g中に8000 IU あったのが、平成12年の表では700 IU になり、8.8%まで減少しています。同様に鉄分は13mgが2mgまで減少しています。その他の野菜も同様に大幅に減っています。

その原因は、土壌の劣化や栽培しやすさを求めた品種改良など様々な要因がありますが、野菜がビタミンなどの栄養源でなくなり、甘みや旨みだけが重視されることに疑問を感じます。

いずれビタミンはサプリメントで充分という『不思議な世の中』になりそうです。

皆さんはこの現実をどう思われるのでしょうか?

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2007年8月 8日 (水)

暑いと発症するめまい

めまいの症例はたくさん書きましたが、少し変わったタイプのめまいを紹介します。

27歳の女性Wさん、回転性のめまいが時々起こると相談に来られました。

体質は色白で冷え症、肩こりがあり、緊張しやすく、デリケートで、回転性のめまいは半年に一度程度ですが、普段はクラッとするような感じで治まります。

また、疲れやすい、午後に多い、などをお聞きし<気虚>と<水湿>と捉え、半夏白朮天麻湯や<加味逍遙散>、<釣藤散>など処方を順次お使いいただきましたが、4ヶ月間変化が見られないままでした。

今までは、めまいは2週間~1ヶ月で改善するものと自信を持っていただけに困り果て、最初から考え直すことにしました。そして初期の頃から訴えられていた<暑いと調子が悪くなる>、<冷え症なのに身体が熱い>という言葉をヒントに<瀉火利湿顆粒>を使ったところ、ようやく改善傾向が見られました。

瀉火利湿顆粒>は<肝火上炎>や<肝胆湿熱>などに使う漢方薬で、Wさんのようなタイプには適しないと思われるのですが、結果から見るとちょうどよかったようです。

表に出ないイライラやのぼせがあるのを聞き出せていなかったのか?と反省し、お客様を通じて学ぶことができました。

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2007年8月 7日 (火)

食品添加物 2

昨日の続きになりますが・・・、

先週のNHK「生活ほっとモーニング」でも食品添加物の話題が放映されていました。

それによると、食品安全委員会が健康影響の評価を行っていたり、動物実験のデータをもとに、長期間摂取、胎児への影響、2世代に渡る影響、発癌、アレルギーなどの影響を調べた上で、1日摂取許容量が定められているとのことでした。そして添加物は一概に「悪」とはいえないとのこと。

しかし、添加物は身体には異物であり、アレルギーの引き金になるとか、添加物によって商品をよく見せることにより売りやすくするとか、問題はあるように思います。

化学だけの安全性でなく、濃い味が普通の子供が増え、食物の本来の味を知らない人が増えてくるのは、背筋が寒くなる感じがします。

今日はちょっと愚痴ってみました。

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2007年8月 6日 (月)

食品添加物

先日、中国のウナギから薬品が検出されたとのニュースが流れましたが、中国だけでなく日本でも自分が知らない間に<許可された添加物>が含まれる食品をたくさん食べているのです。

このことを詳しく書いた本があり以前に読みましたが、それ以来気にしながら結局食べざるを得ない状況に追い込まれていることがわかりました。 

書名:食品の裏側(安部司 著)   サブタイトル:知れば怖くて食べられない http://www.toyokeizai.co.jp/pub/shokuhin/index.html

そして昨日参加したある研修会で知ったことですが、米を煮る時に分解酵素の添加物を入れると、ふっくらと甘いご飯が炊け、寿司用に使われているとか・・・。まるで<古米>が<コシヒカリ>に変わる魔法の薬のようです。いままで普通米を上手に炊いているのだと思っていた自分が恥ずかしくなり・・・驚きでした。

消費者がうまい物を求め、それに応じて企業が添加物を考え出すという繰り返しのようでしかたないことかもしれませんが、何か忘れられていますね?。

野菜も土質の劣化や栽培方法の変化などで、昭和25年の頃の野菜に比べ、最近のものは栄養価が1/4以下になっています。

食の問題は健康被害も含め、今後さらに大きくなっていくと考えます。

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2007年8月 3日 (金)

様々な病名を調べる方法

毎日たくさんのご相談をお受けしますが、病院の診断名をお聞きすると実にたくさんの病名があります。

一般的なものはわかりますが、表現方法が変わったものや、日本語から英語表現になったもの、遺伝子に係わる新しい疾患など、どんどん増えてきます。この時、正しい知識を得るため、ネットで調べるのはもちろんですが、私はよく<メルクマニュアル>を使います。  http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/index.html 

この情報は、米国のメルク社がつくり、日本では万有製薬が提供するもので、世界で最も信頼できる医学情報です。先日もソトス症候群(先端巨大症)のお問い合わせがありましたが、正確に状態を知り、病理、病機を知ることで、漢方としての捉え方ができ、適切な処方が考えられます。

ネットでの情報は玉石混淆で、正しいものばかりではありませんので、注意をして活用しています。

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