2006年5月31日 (水)
元々胃腸が弱く、下痢や軟便になる方は多いようです。
これには昔から<ゲンノショウコ>が使われてきました。ゲンノショウコは健胃薬、整腸、止瀉薬で、しっかりと煎じると下痢止めとして効果があり、短時間煎じると穏かな下剤として働き、便秘にも使えるものです。
61歳女性Mさん、一人住まいで、健康には気をつけられていますが、胃腸は昔から弱いとの事。ゲンノショウコは昔から使われていたのですが、便通が良くなく、お腹ももたれやすいとのことで相談にこられました。
そこで、下痢しやすい方に適し、胃腸の働きをよくする<半夏瀉心湯>などを使っていただきました。1ヵ月後、便は正常になり、食欲も増してきたと喜んでいただきました。が! 少し食べ過ぎになってしまって体重が増え、また新たな心配事ができたと笑っておられました。
漢方薬は長期続けないと効かない、とよく言われますが、症状によって結構はやく改善が自覚できるケースが多いのです。
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2006年5月30日 (火)
ケイギョクを主力製品とする<信州薬品研究所>さんから芍薬の花をいただきました。
到着したときは小さなつぼみだったのですが、明るいところに出すと見事な大輪になりました。良い香りが店内に漂っています。芍薬は漢方生薬の中でも重要な生薬にあたりますが、但しケイギョクには含まれていません。せっかくですので<ケイギョクの故郷>から送られてきた<芍薬の花>を一緒に紹介します。
<ケイギョク>は人参・地黄を主成分とする<肺腎経>に働く漢方薬で、風邪を引きやすい方、喘息、糖尿病、慢性疲労などの方に使っています。
お寺の和尚さんが隠れてこっそりなめる水あめのような「なめ薬」です。
これらの原料は長野県や北海道で栽培され管理されているもので、安心して使えます。
私は5年間この薬を続けた結果、10年以上一度も風邪を引かなくなりました。また、女性の方で、冷え性と疲労にお使いの方は飲んでいると元気なので「やめられなくなる麻薬です」と例えられ、中年男性の方は、最高の精力剤としてご愛用いただいています。
いろいろな使い方ができる優れた商品と実感しています。
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2006年5月29日 (月)
時々、犬のガンに関する相談を受けます。
ペットも長い間一緒に暮らしていると家族の一員で、なんとかしてあげたいと飼い主の方は我が子として相談にこられます。犬の場合は、抗癌剤がよく効いても、再発や転移がしやすく、人間より難しいとか・・・。
漢方薬や健康食品も人間と同様のものを使います。それに関する本も出版されていて、<補中益気湯>や<十全大補湯>などが紹介されていますが、問題は飲めるかどうかです。エキス剤は肉に巻いたり、他の食べ物に混ぜたりしますが、食欲が落ちたときには直接口に塗るようにするしか方法がありません。また、錠剤では味が嫌われるようですし、カプセルは飲めないようです。
人間のように「ガマンして飲みなさい!」とはいかないのが難点です。
今まで何件か犬のガンに対応してきましたが、良い経験がないのが実情です。
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2006年5月27日 (土)
漢方は最近若い女性に人気になっています。
雑誌や週刊誌に特集記事がよく掲載されることで、身近なものになってきているようです。また製剤も、昔の<苦く>て<臭く>て<まずい>という3拍子が、<甘く>て<香りよく>て<おいしい>というものもあり、飲みやすくなってきています。
今日来られた女子高生、ネットをみて、お母さんに行っておいでと勧められたようで、友達と共にに来られました。
朝起きのむくみがひどくなってきたとの相談でしたが、水分摂取などを聞いても問題が無いようなので、生理不順を改善することで良くなると考え、<当帰芍薬散:トウシャン>を使うことにしました。
そしてこの機会に漢方に親しんでいただこうと<中医学読本>を差し上げ、舌の状態などを見ながら自己の体質を判断をしていただきました。お母さんも健康トラブルがあるとか・・・、お嬢さんがきっと説明しておられることと思います。
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2006年5月25日 (木)
自律神経失調症の方は様々な症状を訴えられますが、大変わかりにくいときがあります。このような時は舌の状態や目の色など、外見からわかることを参考に判断します。
64歳女性Iさん、5年まえから家庭環境に変化があり、忙しくて精神的な疲れがひどくなり、そのころから調子が悪くなり始めました。
少し考え事をすると頭に血が昇り、それに伴いめまいがして、なんとなくフラフラするし、酷いとムカムカしたり、動悸が起きたりします。見た目は元気なので、周囲の方は『お元気でよろしいいですね』と言われるのがとても辛いとのこと。確かに、最初来店された時も、舌や外見は全く異常ないので私も気が付かなかったことを思い出しました。人は見た目だけではわからない悩みを持っておられるものなのです。
そこで、中医学で言う肝気の上衝とみて、疏肝剤や安神剤をお使いいただきましたが改善せず、動悸だけは<救心感應丸気>で楽になったとのことでした。元々が更年期症状と係わる事でもありましたので<女神散>を加え、様子を見ています。
何年来のトラブルで、短期に改善するとは思われませんが、ひとつの症状でも良くなると、他の症状も一気に良くなるもので、はやく改善することを願っています。
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2006年5月24日 (水)
高齢化によって、屋外に出ることなく、寝たきりに近い方はたくさんおられます。そしてこれらの方には、頻尿や、尿が出にくい、膀胱炎などの尿トラブルはよくあります。
82歳女性のIさん、寝たきり状態のため、尿が出にくいときは導尿をされているためか膀胱炎をよく起こし、医師からの抗生物質を継続して飲まれていました。そのため胃腸の調子も悪くなり、ご家族の方が相談に来られました。
そこで、普段は尿の出やすいようにと<牛車腎気丸>を、膀胱炎のときは<竜胆瀉肝湯(瀉火利湿顆粒)>を使っていただきました。その後は調子よくなり、抗生物質も不要になって、おなかの調子もよくなり、継続されています。
竜胆瀉肝湯は<清熱利湿>作用があり、下半身に熱感を伴うようなトラブルに使うものですが、利尿作用だけでなく、消炎作用があり、膀胱炎にはよく効果を現します。
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2006年5月22日 (月)
今日は頭痛の相談が3人ありました。
以前も書きましたが、1日に同様の疾患の方が集まるというのは、何かバイオリズムのような、不思議な力が働いているように思えます。
さて、頭痛も様々なパターンがあり、対応も多処方がありますが、《頭痛が発生している部位》、《痛む時期や時間》、《痛み方》 である程度原因が推定できます。
今日の方は、Yさんは後頭部が鈍痛、Kさんは前頭葉が夕方痛む、Mさんは目の奥からこめかみが昼に痛む、という異なったパターンで特徴的でした。そして、Yさんの場合は血流不良が関係しているとみて<冠元顆粒>を基本にエキス剤を組み合わせ、Kさんは神経的な疲れが原因で<大柴胡湯>を基本にし、Mさんは仕事での目の疲れやストレスが原因ですので<加味逍遙散>を基本にエキス剤を使っていただきました。もちろん体質も合わせて考えた結果です。
効果のほどはみなさん1週間後ですが、改善することを期待して待っています。
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2006年5月21日 (日)
今日は休日! 食料品の買出しに行きバッタリとYさんに出会いました。
Yさんは当店の元スタッフでしたが、<北欧本画廊・スカンジナビアブックギャラリー>というNPO法人を設立し、北欧の書籍や文化を紹介し、書籍の実店舗も運営してきたという、バイタリティあふれる素敵な女性です。
5年間運営された実店舗は残念ながら閉鎖しましたが、継続してweb上で北欧の考え方や文化を発信する準備をされています。
http://www.hokuou-hongarou.net/leaflet-2006-2.html
さらに、自然を大切にする北欧の文化にも共通し、子供たちに残せる未来を守るため、自らができることを実践していこうと無農薬有機農業を学びながら畑を作っておられます。http://seikouudoku.main.jp/main.html
私もこのようなことを考えていたところで、次回のメルマガ(5月23日発行)http://kanpou.cocolog-nifty.com/kanpou/ では添加物の怖さを書いた書籍『食品の裏側』を紹介する予定だったのです。現在ほとんどの食品に添加物が入っていますが、子供たちは添加物の濃い味が<おいしい!>と思い、食品本来の味を知らないのが実情です。
それだけではなく、これら添加物が子供にどのように影響を与えているのか! たとえばキレやすい子供が多いのは単に社会環境だけなのか、アトピーが増えているのは・・・など。毎日の食べ物が最も大切であるのに、忙しいなどとおろそかにされているのが現状です。
子供たちが安心して生きられる未来を作るのは大人の役目!
自然を大切にし、とともに生きるという漢方の考え方をYさんは立派に実践しておられます。
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2006年5月20日 (土)
痰が絡んでもいないのに、なんとなく咳払いをする方がよくおられます。
ご本人は無意識のうちにしているのでしょうが、周囲は気になるものです。それが酷くなると「カーッ!」という大きいな音で、痰を取ろうとされるのですが、実際に痰は出てこず、咽にへばりついているようです? と言うのも、実際に痰があるのかどうかが明らかでないのです。
58歳Nさん、上記のように、いつも咽に痰がたまったようで息苦しく、『ガーッ!』と大きな音で痰を取ろうとされます。しかしなかなか取れず、相談にこられました。
最初は痰がねばってとれにくいのかと考え<麦門冬湯>を中信に、痰の粘りをなくして痰が動きやすいようにと考えました。しかしこれでは改善せず、今度は精神的な要素があるのかと考え、<抑肝散>を使ってもらうも、改善の兆しなく、その他柴胡剤や疏肝剤をつかうも改善せず、その後中断してしまいました。
経過からみるとストレスが原因で始まったものですが、自律神経にかかわるものは簡単には改善しないケースも多々あります。
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2006年5月19日 (金)
民間薬は、古くから民間で使われてきた薬草を言い、お茶として手軽に使われつつ、且つ健康維持に大切な役割を果たしてきました。
店頭ではよく 『○○草はある?』 などと聞いてくる方がおられます。昨日も「カラスノマクラ」は扱っている? とのこと。初めて聞く名称ですので調べてみると「カラスウリ」の実で、秋に赤い果実ができ、それのことらしいです。キカラスウリの根や種は漢方でも使うのですがマクラというのは初めて聞きました。
各地に伝わる薬草や植物の名称は地域特有のものが多く、正規の植物名でないとほとんどわからないのです。これらが民間薬といわれるものです。
一方、伝承薬は生薬を組み合わせたいわゆる薬で、江戸時代にはたくさんの種類があり、庶民の健康維持の中心となっていましたが、その殆どが西洋薬に追われ、また製剤許可が厳しくなって製造できなくなったものもあります。現在残っていてよく知られるものは、龍角散や養命酒、六神丸、奇応丸などがあります。
また漢方薬は、いくつかの生薬を組み合わせたものですが、その処方が古典に基づくものやそれを変化させたもので、最も歴史と臨床経験があります。
一般には、これらをすべてを<漢方薬>と言われることが多いのですが、正しくは以上のように異なるものです。
最近ブームのハーブとかサプリメントというと、自然からとれたものというイメージがあるのですが、化学薬品であったり、特定成分を抽出したものであったりして、天然物とはかけ離れたものが多くあり、今後健康トラブルが出現するのではと危惧されます。
そして昔ながらの民間薬や伝承薬が見直される時期がくるのではと思います。
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2006年5月18日 (木)
今日はインターネット関連団体の勉強会に参加し、最新のネット動向の一端を学ぶことが出来ました。
参加者は80人近くで、その平均年齢は30歳代でしょうか?。 私のような50歳代は高齢者の部類に入り、人数も少なかったようです。
日常は忙しくて、なかなか新しい技術を理解することが出来ないのですが、少しでもついていこうと参加しているおかげで、ネット社会が大きく変わってきていることが見えてきます。またこの会に参加すると20歳代の方と話す機会が多く、若くても一生懸命に考え、自力で進めようとする方々の姿勢に勇気と希望を与えられます。
そうです! <脳の老化予防の最高の方法>は、自分より若い人と話す時間を多く持つことです。脳に刺激があって、気分も一挙に若返ります。
漢方薬では脳血流をよくする<冠元顆粒>などを用いますが、脳神経に刺激を与えるのは、五官をしっかり働かせることです。
50歳代以上の方は自ら進んで若い人の場に参加してみてください!
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2006年5月17日 (水)
風邪をひいてるわけでもないのに微熱が続き、特に午後から夕方にかけて出るという方があります。
前にもブログに書きましたがhttp://www.kanpou-ichizen.com/2006/04/post_9eda.html
昨日は早期改善の例がありましたので紹介します。
68歳女性Kさん、2月中旬にインフルエンザにかかり、その後微熱が出るようになりました。午後から夕方にかけて37度を超えることがしばしば、高いときは37,5度になり、だるくなるとのこと。
この方は体重が40Kg程度で痩せておられ、食欲もなく、貧血もありました。これは中医学で<脾胃気虚>の状態で、胃腸が元気になれば熱が下がると考え、<六君子湯>のエキス細粒などを合わせて使っていただきました。
2週間後の昨日来られ、食欲が出て、食べ物が美味しくなり、熱が出ることも少なくなってきたと喜んでいただきました。もう暫く続けると、解決すると思います。
この熱は体の元気が低下したために体温を高めようとする体の自然な反応によるもので、中医学では<虚熱>といい、西洋医学では不明熱にあたります。この方も医院に通っておられたのですが、熱は改善せず、漢方に気づかれたとのことでした。
微熱が続く原因はこれ以外にもありますので、その方の体質、経過を詳しく知って対応する必要があります。
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2006年5月15日 (月)
ゴールデンウイークも過ぎ、京都では<タケノコ>は終盤を迎えていますが、代わって<セリ>や<ミツバ>がシーズンに入りました。
あまり知られない秘密の場所!へ山菜を採りに行くと、今年もいっぱいに広がって大きく伸びていました。さっそく摘んできて、お浸しにして食べると山の香りが広がります。
セリはビタミンや鉄分があり、貧血や血行改善に効果があります。
また、ミツバもビタミンAが豊富で、目にも良い食物です。

いずれも香りのある山菜で、気分をめぐらせ、神経を安定させます。日頃イライラ、バタバタしている人(私もそうですが)にはおすすめの山菜です。
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2006年5月13日 (土)
今日は肌荒れ専門相談日?でした。肌荒れにもその原因やタイプがいくつもありますが、今日の3タイプの方を紹介します。
33才女性Mさん、生理の前になると肌があれ、皮膚がめくれたり、目の周りが赤くなる、全身が乾燥傾向があるとのことでした。ホルモンの変化と関連するもので、<婦宝当帰膠 > <加味逍遥散> を1ヶ月使っていただき、今日お越しになった結果は大変良好でした。目の周りの赤みは少し残るものの、乾燥や荒れは改善していました。
もう1人は38歳のMさん、関節部や頬にアトピーがあり、手指にも丘疹ができて痒みがあり、全身は乾燥状態で、ストレスで悪化しやすいとのことでした。3ヶ月前から主に<当帰飲子>と<加味逍遥散>を使っていただき、全身はほぼ改善し、指の痒みだけが残っている状態まできました。
もう1人は36歳のKさん、吹出物が多く<十味敗毒湯>や<涼血清営顆粒>などを使っていただき、きれいになったのですが、跡形が残っているため<ヨクイニン>のエキス剤を使うことにして1ヶ月余り、黒い跡形がわずかずつ色が薄くなってきました。
同じ肌荒れでも、原因や体質により、使う漢方薬は当然異なるのです。他人が効いたからといってもだれでも効くというものではありません。
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2006年5月12日 (金)
滲出性中耳炎は子供に多い病気ですが、子供には抗生物質を長期間飲ませたくないということで漢方薬を求めてこられます。
この疾患は、よく冷たいものを飲み、花粉症の症状が出るような水毒体質のお子さんに多いように思います。そして漢方薬がよく効く分野でもあります。症状や病程により、漢方薬も異なりますが、いずれも水分代謝を促進するようなものを使います。
2歳のAちゃん、風邪を引き、鼻水が出ると、中耳炎を起こすという繰り返しで、長期間抗生物質を使っておられましたが、いつまでも使うのも心配なので、漢方を求めてこられました。
少し食が細く、虚弱なタイプで、子供でも飲めるものを考え<黄耆建中湯>を使っていただきました。その後2ヶ月で中耳炎を起こすことがなくなり、現在も継続されています。
このお薬は、元気をつけ、風邪を引きにくくすると同時に、お腹を温め、胃腸機能を高める薬で、虚弱体質の子供さんにはよく合い、飲みやすいのも特徴です。
子供の様々な疾患は、胃腸を丈夫にして、体力をつけ、正常な発達を支えることが肝心なのです。
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2006年5月10日 (水)
4月から新しい学年が始まり、子供も楽しい一面、ストレスも多い時期です。これが原因となって自家中毒の症状が現われるケースがあります。
3年生のTくん、4月から転校して新しい学校、新しい友達の中にはいりました。5月になって、激しい嘔吐を発症し、病院で診察を受けたところ、特に問題なく、精神的なものとされました。
そこで以前から漢方薬には慣れている子供さんでしたので、神経の緊張をとる<抑肝散>のエキス剤と、嘔吐や胃腸の状態を考え<六君子湯>のエキス剤を使っていただきました。以前にもこの漢方薬を使って良かったことがあり、しばらくすると安定するものと思います。
自家中毒症には、嘔吐時は<五苓散>を使い嘔吐を鎮めるのですが、神経の高ぶりが酷いときには、このほか<苓桂甘棗湯>なども使います。子供には安定剤のような薬より、漢方薬がおすすめです。
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2006年5月 9日 (火)
京都ではゴールデンウィークを境に、急に暑くなってきました。
電車では早やクーラーが入っていて、乗ったときは気持ち良いのですが降りる頃には足が冷えています。暑がりの私ですら冷えるというのですから、冷え性の女性は辛いことと思います。事務所でもクーラーが入り始め、今日来られた女性はひざ掛けを使っていると話しておられました。
冷え症にはこの冬も多くの方に<婦宝当帰膠>をはじめ漢方薬を使っていただき喜んでいただきましたが、液体であるため持ち歩きができません。そこで夏のクーラー冷えにたいしては<人参乾姜粒>を使っていただいています。錠剤タイプで分包されているため、持ち歩きには最適です。
構成生薬の人参は補気剤で、身体に力をつけ、乾姜は温める力が優れます。夏の必携品は<日焼け止め>と<クーラー冷え予防薬>を準備しておいて下さい。
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2006年5月 8日 (月)
季節の変わり目のトラブルは様々ありますが、そのひとつに喘息や咳があります。
空気が乾燥するためと、陽気が昇って身体にも熱がこもり上衝するために、夜間の咳き込みが生じやすいようです。
20歳の女性Sさん、この2年間、春と秋の季節の変わり目に咳が出て、布団に入ると酷くなり寝られないとの相談でした。
息を吐くのは大丈夫だが、吸い込むのが苦しく咳を伴うとのことです。病院の鎮咳去痰剤を飲むと、朝方に手が痙攣するので使いたくないため、漢方だけで治したいとのこと。タイプは血虚に腎虚を兼ねる方で、<滋陰降火湯>と<平喘顆粒>を少量で1週間使っていだきました。この薬は身体に潤いを持たせ、のぼせ(上衝)をとり、痰をとり、咳を鎮めるというものです。
結果、1週間ですっかり治ったのですが、その後漢方薬を中止していて再び痰が出てきたので、さらに1週間継続することにしました。咳のトラブルは短期間で改善するものが多いようです。
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2006年5月 6日 (土)
特別な原因があるわけでもないのに、イライラが強く、少しのことで喧嘩のようになり、人付き合いがうまく出来ない方があります。
これには程度の差もあり、自覚しておられるか否かの違いもあります。また、性格的なことや、生活環境のことも関連しますので、病気とは言えないものです。
28歳女性、前述のようなことが多く相談にこられました。ご本人は真剣に悩んでおられるので、何らかの対応をしなければと思い、<加味逍遙散>を使っていただきました。しばらく継続したのですが、あまり改善しないので<シベリア人参>に変えて使っていただいたところ、気分も良く、少しましになった感じといわれていました。
他にも<抑肝散>で改善した例もありますが、病的でないものは難しく、体質で考えるしかありません。まずは試していただくとわかるようです。
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2006年5月 4日 (木)
今日の朝食も外食で<バイキング>でした。
私の前に並んでいた老婦人は、量は少しずつ、たくさんの種類の食べ物をトレーに載せていました。それを見て「昔の食糧不足を経験した方は食事に対し貪欲だなあ」と思ったのです。
そして、私の後に並んだ若者のトレーには、ロールパン山盛りとジュースだけ! 野菜も肉もなしです。
2つの両極端を見て思うことは、食料が豊富でない時代を経験した方はバランスの良い食事をする習慣が出来ているのだと思いました。そして若い人たちの偏った食生活が、生活習慣病の一因になっていることも明らかでした。
食事に関する本はたくさん出ていますし、頭ではわかっているのですが、現実は変えられないということがよくあります。それを避けるためには、子供の頃から、食事はいろいろな食べ物を少しずつ摂るということを習慣付けることが大事なのです。
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2006年5月 3日 (水)
連休の間は外食をする予定が多いのですが、こんなときは過食や偏食になりがちで気をつけなければと思っています。
そして今日の昼食は、田舎のレストラン(食堂?)の<鯉の洗い>でした。店の前の川でとれる鯉を料理するようなので、鯉の泥臭さがなくてとてもおいしかったのですが、それに合わせて出された<鯉こく>は頭や骨がごっそり入っていて、バランスが取れているなと思いました。 
メザシや小魚は1匹すべてを食べますが、大きな魚も刺身だけでなく『一物全体を食す』のが良い食事と実感しました。
なお、鯉の効能はたくさんあり
<肝臓を守る> <目に良い> <母乳の出をよくする> <滋養強壮> などが昔から知られています。
おかげさまで今日一日、元気に過ごせました!
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2006年5月 2日 (火)
漢方薬のトラブルでよくあるのは胃腸障害です。
極度に胃弱な方の場合、お腹がもたれる、便秘になる、軟便になる、発疹が出る、などの症状があります。いずれも薬を中止すれば治ってしまうのですが、中止は出来ないので漢方の胃腸薬を併用していただきます。ほとんどの方はこれで解決します。
20歳代の男性、痔の痛みと痒みで仕事中も気がかりで、困っているとの相談を受けました。
この方の痔には<槐角丸>がピッタリあうと見て、1ヶ月使っていただきました。結果、痛みも痒みも改善し調子が良かったのですが、その後<槐角丸>を飲むと身体に発疹が出て痒くなるし、やめると発疹は出ないが痔が痛くなるとのことで再度来られました。
これには胃腸の薬を併用すれば解決することは明らかでしたので、<星火健胃錠>を試しに短期間お使いいただきました。予想通り、痔の痛みも良くなり、発疹も出ることなく調子良いといわれています。
この他にも地黄を含む漢方薬に同様の症状が出ることがありますが、容易に問題は解決します。まずは相談していただくことが大事なのです。
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2006年5月 1日 (月)
急に暑くなり、今日は5月下旬の気候とか・・・。
暑くなるとともに、多汗症のご相談が増えています。もともと多汗症や異常発汗は夏だけの問題でなく、1年を通してお困りなのですが、夏は特に酷くなるため、つらい思いや恥ずかしい思いをされるようです。
多汗症にはいくつかのケースがあります。手足のひらに多い、頭や脇に多い、頭だけ汗が流れる、緊張によって発汗するなどです。
対応する漢方薬も多く、
◆衛益顆粒・・・表虚といい、皮膚が弱く、汗をコントロールできない方に
◆柴胡加竜骨牡蠣湯・・・緊張すると酷くなる方に、神経の安定をはかります
◆瀉火利湿顆粒・・・のぼせやイライラがあり、赤ら顔の方に
◆平胃散・・・脂濃い食事で、湿と熱が身体に多い
◆黄連解毒湯・・イライラしやすく、熱がこもっている
などたくさんあります。
体質と症状によってこれらを組み合わせていきます。少し長期になる可能性もありますが、まずはご相談ください。
相談表 https://www.kanpou.info/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=query2_1
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