微熱が続く
風邪をひいているわけでもないのに微熱が続くという相談が時々あります。
中医学では体質を「実証」と「虚証」に分けて考えますが、店頭ではほとんど虚証の方がこられます。
微熱の原因のうち多いのが、<脾胃気虚>と<陰虚>です。脾胃気虚とは、高齢者や病後などで、胃腸の機能低下や体力低下した場合に生じる微熱で、午前や午後に発熱し、倦怠感や息切れなどの症状を伴います。また、陰虚とは、身体の水分不足状態で、慢性的な病気の方などに多く、午後や夕方から発熱し、手足のほてり、寝汗、のぼせなどを伴います。
70歳女性Mさん、風邪をひきやすく、一度ひくと治りにくい、風邪に関係なく微熱が続くとのことでした。最初は風邪予防に板藍茶と衛益顆粒を使っていただきました。その後も風邪症状やめまいが続き、まずは体力を回復することが先決と思い、牛黄と人参が成分の<霊黄参>をお使いいただきました。身体は楽になったものの微熱がとれず、その後中断しています。
症状が複雑なため単一処方では難しいのですが、基本的には前述の<脾胃気虚>が原因であり、<補中益気湯>などが適すると考えています。
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