子供の慢性鼻炎
子供の慢性鼻炎はよくあり、水分を取りすぎて鼻粘膜が肥厚している場合や、少し神経が過敏でデリケートな子供さんなどに多いようです。今日はうれしい症例をひとつ。
11歳の男の子Mくん、元々アトピー体質があり、3年前の小学校2年の頃から鼻炎の症状が出てきました。鼻つまりは年々強くなり、最近では口を開けっ放しで息をするため、習慣的に口を開けていることが多くなってきました。夏の間は比較的良好なのですが、寒くなると粘った鼻汁が出て、鼻閉も強くなってきました。但し、寝ているときは鼻は通じているとのことでした。他店で煎じ薬を半年間もらって飲ませたが、あまり改善せず来店されました。
とても長い経過をたどっていますので改善に時間がかかるかなと思いつつ、まずは鼻を通じさせる<鼻淵丸>と、寒い時期に悪くなるというので<葛根湯加川きゅう辛夷>を使っていただきました。この処方は、清熱解毒といい、清して炎症をとる作用と、温める作用の相反するものを使っているのですが、それぞれが打ち消しあうことなく、作用するようです。
結果、1週間で改善傾向がみられ、2週間でほとんど鼻が通じている状態になりました。その後は多少変化があるものの順調で、継続して使っていただいています。
すべてがこれほど短期間でよくなるものではありませんが、体質と薬がピタッと当てはまるときは、漢方も短期間で効果を見られるもので、この症例はうれしい報告でした。
| 固定リンク
|
« ニキビ・吹き出物 | トップページ | 病が病を生む »


コメント