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2005年11月30日 (水)

小児の蕁麻疹

乳幼児は食物アレルギーを起しやすく、それ以降アレルギー体質になりやすいのです。

中医学では、小児の特性として<二余・三不足>といって、五臓のうち<心、肝>は余りある状態であり、<脾、肺、腎>は不足するといいます。

その意味は、<心>や<肝>が余るというのは、日常でもいう肝の虫が強い、興奮しやすいというような意味です。ところが<脾>や<肺>や<腎>が不足すると、オーバーワークになったとき、処理しきれないということです。つまり、新しい食べ物で消化吸収がしきれなくなるとアレルギーを起す、急に気候が変化すると咳をする、風邪を引きやすい、体力がないなどです。これらの大人と違う点に注意することが必要なのです。

3歳の男児 Kくん、8月にいろいろなものを食べた日があり、アレルギーを起こし蕁麻疹が発症しました。病院でもらった抗ヒスタミン剤で落ち着いたものの、10月から再び蕁麻疹が出没するようになり、検査をするとアレルギー抗体のIgEが高くなっていました。耳鼻科でもらった薬を飲んでもアレルギーを起こし、薬も飲めなくなってきて、漢方を求めてこられました。

食物によりアレルギー性皮膚炎やアトピー症状を起す子供も多いのですが、慢性的蕁麻疹になる子供もあります。根本治療は消化器を強めることで、<小建中湯>等を使っていただきました。また、食事上の注意を説明し体質改善を行っています。

両親がアレルギー体質の場合は特に子供さんに注意してあげて下さい。

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2005年11月29日 (火)

耳閉感の漢方

耳閉感

耳閉感が生じる疾患はたくさんあります。

突発性難聴、中耳炎、耳管狭窄症、メニエール病などで、最も多いのはメニエール病に伴うものです。この場合、西洋医学では利水剤系の薬などが使われます。しかし、それでも改善しないので漢方を求めて来られます。

この時点では、すでに耳鼻科に行かれて検査も診断も済んでいますので、他の疾患の心配はすることなく、発症した原因やそれまでの経過、現在の状態、その方の体質などでお薬を決めます。経験的にはストレスによる<気滞>が原因となっているケースが大半です。

51歳女性 Tさん、昨年5月に耳鳴りと難聴を発症。さらに年末からは家庭の事情で忙しくなり、その頃から耳閉感が生じてきました。耳の中でバリバリという音がしたり、頭痛がや肩こりもありました。

これはストレスによるものと考え、<加味逍遥散>や<帰脾湯>を使いました。また、漢方でいう「気滞血お」=すなわちストレスによる血流悪化もあり、<冠元顆粒>を併用することで、頭痛や肩こりはほとんどなくなりました。耳閉感に対しては<香蘇散>に変更することで、改善の経過をたどっています。

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2005年11月27日 (日)

さまざまな頭痛

先日も頭痛に関することを書きましたが

http://www.kanpou-ichizen.com/2005/11/post_f152.html

またまたテレビの番組「あるあるⅡ」でも頭痛の特集がありました。

頭痛の9割が偏頭痛や緊張性頭痛で、残る1割が脳梗塞や腫瘍など脳内で起こるこわい頭痛ということです。そして最近わかったのに「脳脊髄液減少症」による頭痛があるということでした。

打撲などによって脊髄液が漏れた場合に脳内の液が減少して、脳の位置が下がることで頭痛が発生するというものです。症状は重く締め付けられるようなタイプの頭痛です。この症状が出たときに、水分をとって体液、髄液が増えると楽になるらしいです。

これは漢方でいう血虚頭痛に相当するように思われ、たとえば<当帰芍薬散>によって血流を良くすると楽になるようなタイプが想像されます。

医学検査方法が発達し、新しい病名がどんどん増えていきますが、よくよく考えれば、昔からその病気・症状はあり、漢方もそれに対応してきたのです。そしてそれぞれの症状に応じた治療法も、漢方ではすでに確立されているのです。3000年の歴史の蓄積ですね。

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2005年11月26日 (土)

中国製の精力剤

先日の報道で、またまた中国製の健康食品に対して、厚生省から販売中止の指示が出ていました。

従来は通販やインターネットでの個人輸入などの商品でしたが、今回は日本の薬局が販売していたとのことで大変残念です。

商品は男性用の精力剤で、バイアグラと似た作用を持つ「バルデナフィル」という成分が含まれており、日本では無承認薬品として薬事法違反になります。報道によれば2月以降に2億7千万円を販売したようです。

男性にとっての精力剤と、女性にとってのダイエット商品は永遠に求められる商品で、それだけに次々と問題商品が生まれてきます。健康を害してしまうより、体調を整えれば精力はアップすると考えますし、食生活を整えればダイエットの必要はないはずです。「それが出来ないから買うんだ」ということでしょうが、事故が起きてからでは遅いのです。

それもご本人は、自分のしたことだから仕方ないと言えるでしょうが、家族や周りの方を悲しませることになります。くれぐれもご注意を!!!

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2005年11月24日 (木)

冷え症は万病のもと

今朝のNHK生活ホットモーニングの番組で<冷え症の漢方>が放送されていました。日本漢方で冷え症に使う代表的な漢方薬6種類を紹介し、使う人の体質によって異なるというものでした。

その中でも少し説明されていましたが、冷えは万病のもとで、冷えが他の症状を生むのです。例えば、頭痛、肩こり、下痢、ホルモン失調、さらには鬱証などがあります。そして、様々なトラブルの解決に、身体を温める処方を使うケースが多々あります。

寒くなって冷え症の相談の方が増えていますが、冷えの原因が、共通して生活の中にあると感じることが多いのです。例えば、冷たい飲み物、冷たい食べ物、この時期に美味しい果物の過食、冬でもアイスクリーム、ミニスカート、ストッキングなし、などの悪い条件と、運動不足です。漢方薬を使っていただくときは、これらの生活上の注意を必ず話しています。

冷え症に使う漢方薬は、医院で使われるものは保険適用されますが、薬局で取り扱う漢方薬は、体質に合わせて<さらに多くの種類>があることを申し添えます。

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2005年11月22日 (火)

手先の冷え症

今日は寒いです、底冷えがします。

と思っていたら、早速に冷え症の相談にこられました。元々冷えがあったのですが、このところの寒さに耐えられないようです。特に上半身や手先の冷えが強く痺れるほどとのことです。

今まで冷えに対する漢方薬は他店も含め10種類以上使われてきましたがあまり効果が実感できなかったようです。

そこで今回は<婦宝当帰膠>をベースにし、<四逆散>をつかうことにしました。四逆散は胃炎や胃痛によく使われますが、漢方の古典では『四肢逆冷』に用いるとあります。これは、肝気が鬱して(気のめぐりが悪くなって)陽気を四肢に送れない(暖かい血液が四肢に届かない)ために起こるというものです。この時、四逆散によって気の流れを良くし陽気を流すという方法です。

今年春に一度使って喜んでいただいたことがありましたので、きっと改善するものと思います。

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2005年11月21日 (月)

ノロウイルス

当店スタッフの子供さんが通う保育園で、先日ノロウイルスが見つかったため、本日は休園になりました。

寒くなってくるとこのようなウイルスが活動を始めますね。今話題の鳥インフルエンザを初めとし、身近なところのロタウイルス、そして今回のノロウイルスなどです。

ノロウイルスとは貝に多くいる小型ウイルスで、食品や便を介して感染していきます。以前は胃腸炎や食中毒として扱かわれていたもので、腹痛、発熱、嘔吐、下痢を引き起こします。ウイルスが特定されてから昇格して現在のように名づけられ、恐ろしいもののような雰囲気になりました。

漢方では下痢に<かっ香正気散(商品名:勝湿顆粒)>などを使いますが、現に感染しても発症しない人があるわけですから、まずは内臓の働きと免疫を高めておくことがすべてのウイルスに対して大切なことなのです。

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2005年11月20日 (日)

板藍茶を常備茶に!

高校の推薦入試が始まっています。ちょうどこの時期は(京都の場合ですが)気候が変わり、朝夕が冷え込んで風邪を引く方が増えます。

受験生にとっては風邪は大敵!今までしっかり勉強してきたのに、受験当日に発熱でもしようものなら水の泡と化します。こんな時期いちばん頭を痛めるのがおかあさん! そしてこの時期にオススメなのが<板藍茶>です。

板藍根は、1昨年に中国で流行したSARSの時も原料不足になるほど中国で使われました。この板藍根を飲みやすいエキスにしたのが<板藍茶>です。当店では、<板藍茶>を一家の常備茶にしておく方がたくさんおられます。

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2005年11月19日 (土)

ひまわりの会 イベント盛大に!

昨日は【ひまわりの会】秋のイベント「アモーレ・カンターレ・マンジャーレ(恋して・歌って・食べて)」が開催されました。

この【ひまわりの会】とは、漢方に興味を持ち、ひまわりのように太陽に顔を向けて、明るく楽しく、人生を過ごしたいと願う人たちの集まりです。

夕刻より30人ほどの方が参加され、京都駅近くの綺麗なホールで、夕食を食べながらカンツオーネを聞き、一緒に歌を歌うという企画。

歌手は若手新進気鋭の<葭村 洋平>氏とそのグループ、ピアノは松岡麻純さんと中西利奈さんのお2人で、若さもあって盛り上がりました。葭村洋平氏は、容貌も、トークもすばらしく、飽くことなく楽しませていただきました。そして簡単ながらも、きれいなお弁当を食べながらですので、ちょっとしたディナーショーの雰囲気でした。bento

後半は参加者も簡単な発声練習をし、全員が素晴らしい声で!しっかり歌えました。自分たちで企画したミニ・ディナーショーは格別で、参加の皆さんにも楽しんでいただけました。

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メンバーのみなさん、ありがとうございました。

member   

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2005年11月18日 (金)

慢性の下痢

慢性の便秘の方は多いですが、慢性下痢の方もよく見られます。

原因は様々で、水毒と言い、水分過多の場合は飲む習慣を改めなければ治りません。胃弱の方は時間をかけておなかを温め、胃腸の働きをよくする方法です。しかしその原因がストレスや神経性を伴っている場合は、簡単には解決しないこともあります。

Nさん36歳男性、少し細身で、まじめ、神経を使いストレスがたまりやすいタイプ。長い間、軟便が続いています。朝一番がゆるく、会社に出かけるまでに2~3回トイレにいきます。時々胃痛もあり、喉がふさがって息苦しいときもあります。

神経性の下痢と考えて、六君子湯半夏瀉心湯星火健脾散、人参湯など、症状の変化に合わせてお薬も調整し、最近ようやく大建中湯で軽快して来ました。思った以上におなかが冷えていたようで、<蜀椒>や<乾姜>が効果を高めたようです。

他にも下痢に使う処方はたくさんありますが、タイプによっては時間がかかることが多いですね。

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2005年11月17日 (木)

相談記録は手書きにて

このところ、2年ぶりとか3年ぶりというお客様が続いています。

症状は下痢や胃痛、冷え症、生理のトラブルなどで様々です。以前に漢方をお使いいただいたときに調子良かったのですが、しばらくして再び同様の症状が出てくるようです。

漢方は体質改善に利用しやすいと言いますが、元々の体質や性格がそう簡単に変わるわけでもなく、あるいは一旦変わったと思っても、再び戻ることはよくあります。

そういったお客様のため、経過記録は大切に保管しています。病院では電子化が進み、詳しいカルテが書かれず、経過や投薬のみが記録される傾向がありますが、やはり手書きで図などが入るものが必要です。

医療分野は効率化より中味が大切です。古いカルテの保管は気を使いますが、やはりお客様のことを考え大切に保管しています。

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2005年11月15日 (火)

今日の京都

米国のブッシュ大統領が日米首脳会談のため、本日15日夕刻に京都入り。昨日は専用の米軍ヘリが御所(京都御苑)に飛来し、周辺の方はビックリしたとか。そして、大通りでは検問が行われ、駐車場の入り口でも検問、京都駅のコインロッカーは使用禁止、当然今日明日は御所立ち入り禁止など、厳しい警戒態勢になっています。

こんなニュース速報を書くつもりではないのですが、いつも混雑する店頭の道路も正月並みに閑散とし、今日は来客がぐんと減りました。おかげさまで普段出来ない勉強をし、資料を整理することができました。

明日は首脳会談の日で、さらに大統領夫人が京都を移動するとのうわさがあるのですが、交通規制も、コースの予定も全く公開されないため、どうなりますか?

そのころ私は京都を離れて、インターネットに関連する研修会に出かけております。騒然とした京都を離れたい1日です。

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2005年11月14日 (月)

リウマチの新薬

リウマチに対する画期的な治療薬で、生物学的製剤の<レミケード>と<エンブレル>というお薬が使われ始めています。

http://www.riumachi21.info/patient/treatment.html

http://blogs.yahoo.co.jp/riumati91

今日来られたリウマチの女性、この治療をするべきかどうかを迷っているとのこと。というのも、この薬は認可されて1年あまりという点と、結核や肺炎などの副作用も心配されるという事です。私はこの事に対しコメントできる知識はありませんが、インターネットなどでたくさんの情報を得て、納得して治療を受けることと、先のことを考えれば過大な期待はしないほうが良いとだけ答えておきました。

一般に新しく開発される新薬は、効果が高いのに比例して、副作用も人によって強く出るケースが多いと思います。また、何年も後にその効果が正確に評価されることも仕方ないことですが、治療効果があった方には夢のような話です。過去にはインターフェロンの例や、肺ガンでのイレッサの例など、時間とともに明らかになってくるものがたくさんあります。

そのようなことを考えると、新薬は数十年から百年、生物学的製剤や遺伝子組み換え製剤は数年の歴史ですが、漢方薬は3000年余りの歴史に裏づけされているということに改めて確信を持ちました。

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2005年11月11日 (金)

リウマチのような症状

リウマチによくみられる、手指が冷え、関節が痛み、朝方腫れてこわばる、という症状があるにも関わらず、病院の検査ではリウマチ因子がマイナスとなる場合があります。また逆に、リウマチの診断がおりていても症状がほとんどないという方もおられます。

28歳女性Yさん、6月ごろから指関節が痛み始め、朝方にこわばりが出始めました。気になって9月に病院で検査を受けたのですが、リウマチ因子はマイナス。お薬も出されず、痛みがひどいときにとロキソニン(鎮痛剤)を渡されました。しかし不安が残り、漢方を求めてこられました。

手足の末端部に強い冷えがあり、しもやけができる体質とのこと。以前にも同様の方がおられ、改善した例があったので、まずは抹消を温め、利水する漢方薬を使っていただきました。結果はまだですが、リウマチ発症を抑えられるものと期待しています。

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2005年11月10日 (木)

修学旅行シーズン

京都はただいま修学旅行シーズン真っ最中。全国の中学、高校から新幹線で来られ、奈良や大阪を巡られています。

今日のお客様は東北地方からの高校生5人グループ。修学旅行において学んだことをレポートするらしく、漢方の専門店とはどんなところか、どのような相談があるのかなどを聞きたいと、事前に依頼を受けていました。少ない時間でしたが、漢方の特徴や診断の仕方、漢方薬のこと、勉強の仕方、血流測定での体質判断などを学んでいただきました。kennsyuu

最近若い女性の間で漢方がブームになっていますが、高校生まで漢方の裾野が広がり、多くの方にその良さを知っていただくことはとてもうれしいことです。来ていただいた学生さんの中から、漢方を学ぶ方が生まれることを期待しています。

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2005年11月 9日 (水)

冷えと鼻水

朝夕寒くなり、冷え症の相談がふえてきました。

25歳のSさん、この2年間、朝方になるとくしゃみや鼻水が続けて出る、特に風邪を引いてるわけでもなく、原因がわからないと相談に来られました。

原因は慢性的、長期にわたる冷えしかありません。来られたときは昨年の秋でしたので、冬の冷える間は治りにくいなあと思ってはいましたが、予想通り完治することはありませんでした。

春になって温かくなり、さらに根気良く続けられてきた甲斐もあってかなり改善し、1日3回の漢方薬服用を1回にしても夏はほとんど症状無く順調にすぎました。事務職なので、クーラー冷えが気になったのですが、服装を出来るだけ温かめにし、食べ物や飲み物で冷やさないことなど注意していただきました。おかげで昨年の夏と比べると雲泥の差ということです。

まもなく1年を迎えようとしていますが、<体質が変わる>と言うことは時間をかけて変わるものだということを認識させていただきました。

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2005年11月 7日 (月)

鼻炎と鼻閉

この時期になると鼻炎や鼻閉の方が増えてきます。夏の間は比較的調子がよく、秋になると乾燥や冷えで症状が悪化するケースが多いように思います。

11歳のMくん、3年前にアレルギー性鼻炎を発症しました。花粉の時期だけでなく、1年間通して鼻汁や鼻閉があります。そして、夏の間は比較的症状が軽く、冬になるとひどくなるとのこと。

身体の冷えがあるため、水分代謝が悪くなっているのではと考え、<白朮>や<黄耆>が含まれる<衛益顆粒>などと、つまった鼻を通じさせる<鼻淵丸>を使っていただきました。長い間の症状ですので、即効性は難しいですが改善するものと思われます。

さらに、今まで冷たいものをよく飲んでいたとのことで、今日からお茶は常温か、温かいものを飲み、食べ物も生野菜より熱を通したものを食べるように、お母さんに言いました。子供の間はどうしても冷たいものが増えますが、アレルギーの方は冷やすことは厳禁です。とにかく温めることを理解していただきました。

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2005年11月 5日 (土)

ストレス性頭痛

頭痛にもいろいろあります。

よく聞くのはズキンズキンの片頭痛ですが、他にも締め付けられるような緊張性頭痛、片側の目の奥が痛む群発頭痛、そして脳に異常があって起こる症候性頭痛などがよく知られています。

漢方では、その原因で分類し、<寒> <熱> <湿> <肝陽> <血虚>などがあります。この中でも、難しいのが<肝>によるもので、いわゆるストレスを引き金とするものです。

42歳男性のSさん、数年前は週に1回程度の頭痛、それも休日に多く起こっていました。病院で頭痛薬をもらい、服用すると治まっていましたが、徐々に効かなくなってきました。そして頭痛の頻度も増したので、薬も変えられて、カフェルゴットが一番よく効いていたのですが、年々量が増えて効果が低下してきました。初期はストレスを受けたときに発症していたのが慢性化し、頻繁になってきました。根本治療にと漢方薬をお勧めしたのですが、このタイプの頭痛には即効性がなく、少しでやめられました。

寒冷による頭痛や、湿気による頭重、緊張性頭痛などには漢方薬でも即効性がありますが、ストレス性はその要因をなくすることが難しく、西洋医学でも難しいようです。

漢方を根気よく続けられないのも頭痛の方によくあり、これが私の頭痛のタネです。

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2005年11月 3日 (木)

鳥インフルエンザ

昨年に引き続き、鳥インフルエンザの流行が懸念されています。

ロシアやアジアでも徐々に増え、日本では放送を自粛しているのか?あまり話題になりませんが、近日中に大きな問題になるのではと思います。

ウイルスが鳥から人間に感染する段階では患者数は少ないのですが、ウイルスが変異して『人間から人間に感染する』ようになると爆発的な拡大が予測されています。

感染の予防は特定のワクチンですが、現在の技術で創るには、感染が始まってから6ヶ月以上かかるようで、それが全医療機関に渡るに充分な量となると、更に時間がかかります。それまでは自衛するしかありません。うがいするとか、人ごみに入らないとかも大事ですが、いつの時代でも、何のウイルスに対しても、いちばんの予防は<自己免疫を高め、外邪と闘う細胞の働きを高める>ことです。

ウイルスと人間は永年闘い続けてきました。新しいウイルスは際限なく発生するものですから、いつも免疫を良い状態に保つことが求められます。

なお、厚生省の予測では、鳥インフルエンザが人間の間で感染するようなら、その新型インフルエンザで10万人の死者がでると予測しています。

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2005年11月 2日 (水)

ストレスの腰痛

先日のNHK生活ホットモーニングで「ストレスと腰痛改善」の話題がありました。

その概要は・・・腰痛というと、老化とともに出るとか、無理な姿勢や運動不足により発生すると思われがちですが、それだけでなく実は社会的・心理的ストレスが強く関わっているという話でした。そして、仕事の悩みや人間関係、家庭内のストレスがあるときは注意が必要ということでした。

実は、漢方では以前から腰痛やギックリ腰はストレスに関わるとしてよく知られています。

有名な話で、相見三郎先生は気分の病(現代の言葉では、自律神経失調症に相当する病)による腰痛には<桂姜棗草黄辛附湯>という漢方薬が即効性があるといわれ、以来漢方界ではよく使われて実績があります。

この漢方薬は、体の芯が冷えているのを温め、元気が落ちているのを助け、陰陽のバランスを整えるお薬です。ということは、体が冷えると自律神経が乱れやすく、それにより腰痛が引き起こされるという事です。近年、冷蔵庫やクーラーの普及で身体が冷え、低体温の方が増えています。生活の変化が、腰痛だけでなく精神・神経系の病を増やしているのではないでしょうか。

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2005年11月 1日 (火)

ストレスと咽のつまり

精神的なストレスで咽が詰まるという症状は、漢方では<梅核気>と言い、西洋医学では<ヒステリー球>といわれます。この話は以前にも書きましたが

http://www.kanpou-ichizen.com/2005/06/post_4202.html 

さらに、痰がともなうケースがあります。

後鼻漏か、蓄膿か、痰かわからないような症状で、痰が咽につまり、出そうとするが粘っこくて出にくい、夜にひどくなると窒息しそうで、救急で病院に行かれる方もあります。漢方では痰が鬱熱によって粘りを増していると考えます。

Yさん、59歳女性、2年前の夏風邪を引いた後から慢性の鼻炎になり、痰が溜まるようになった。病院では呼吸器系や耳鼻科などの診察を受けたが、特に問題はなく治療もない。咽の奥に痰がたまって通らないので、かき出すように取る時もある。痰をよく出すので舌が痛くなり、不眠にもなる。手のひらが赤く腫れ気味、のぼせがある、全身緊張状態など、漢方では<肝陽上亢>というストレスの症状が見られた。この症状は短期では取れないと説明したが、ご本人はつらく、すぐに来られなくなった。

難しい症状のひとつでした。

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